おてんば娘の、そらちゃんと家族と一緒 gooブログはじめました!『今日はいい日』、『ここはいいとこ』、『この人はいい人』

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昨日、子供が生まれた。

2013年05月11日 07時12分32秒 | ニュースに、リンクご紹介です。

「父親」になっていたから書けたんだろうな、と思う自作はいくつかある。

『流星ワゴン』もその一つ――というより、これは、「父親」になっていなければ書けなかった。

そして、「父親」でありながら、「息子」でもある、そんな時期にこそ書いておきたかった。

 ぼくは28歳で「父親」になった。5年後、二人目の子どもが生まれた。二人とも女の子である。

 その頃から思い出話をすることが急に増えた。

忘れかけていた少年時代の出来事が次々によみがえってきた。

身も蓋もない言い方をしてしまえば、それがオヤジになってしまったということなのかもしれないが、

ちょっとだけキザに言わせてもらえれば、「父親」になってから時間が重層的に流れはじめたのだ。

 5歳の次女を見ていると、長女が5歳だった頃を思いだし、その頃の自分のことも思いだす。

さらにぼく自身の5歳の頃の記憶がよみがえり、当時のぼくの父親の姿も浮かんでくる。

「子を持って知る親の恩」なんてカッコいいもんじゃない。

愛憎の「憎」の部分が際立ってしまうことのほうが多かったりもする。

記憶から捨て去ったつもりでいた過去の自分に再会して、

赤面したり、頭を抱え込んでしまったりすることだって、ある。

 でも、親になったおかげで、子どもの頃の自分との距離がうんと近くなった。

その頃の父親の姿がくっきりとしてきて、当時はわからなかった、

父親の思いが少しずつ伝わってくるようにもなった。

そのことを、ぼくは幸せだと思っている。

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20081030#p1


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