巨人戦スポーツ解説

プロ野球の巨人戦の解説です。

2017年3月17日。世界がやっと菊池涼介に気がついた。1. <原発避難者訴訟>東電と国に賠償命じる 前橋地裁

2017-03-17 17:16:16 | Weblog
      2017年3月17日
#為替、113.32円。113.32円。122.10円。ユーロ、122.07円。122.22円。円。
#ダウ、20934.55ドル。-15.55ドル。ナスダック59.76。+0.71。
#前場16523.27円。-66.87円。後場、19521.59円。-68.55円。
日本のお寺。
鞍馬寺(くらまでら)(京都市左京区)3/17済
鞍馬寺(くらまでら)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある寺。1949年まで天台宗に属したが以降独立して鞍馬弘教総本山となっている。山号は鞍馬山。開基(創立者)は鑑真の高弟鑑禎(がんてい)とされている。本尊は寺では「尊天」と称している。「尊天」とは毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊であるという。
京都盆地の北に位置し、豊かな自然環境を残す鞍馬山の南斜面に位置する。鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として著名であり、能の『鞍馬天狗』でも知られる。新西国十九番札所である。
なお、鞍馬寺への輸送機関としてケーブルカー(鞍馬山鋼索鉄道)を運営しており、宗教法人としては唯一の鉄道事業者ともなっている。
歴史[編集]
寺に伝わる『鞍馬蓋寺縁起』(あんばがいじえんぎ)が草創縁起を伝えており、鑑真の高弟・鑑禎が宝亀元年(770年)に草庵を結び、毘沙門天を安置したのが始まりという。鑑禎は、鑑真が唐から伴ってきた高弟8名のうちの最年少であった。宝亀3年(772年)のある夜、鑑禎は霊夢を見、山城国の北方に霊山があると告げられる。霊山を尋ねて出かけた鑑禎は、ある山の上方に宝の鞍を乗せた白馬の姿を見る。その山が鞍馬山であった。山に入った鑑禎は女形の鬼に襲われ殺されそうになるが、あわやという時、枯れ木が倒れてきて鬼はつぶされてしまった。翌朝になると、そこには毘沙門天の像があったので、鑑禎はこれを祀る一寺を建立したという。この鑑禎の話は『鞍馬蓋寺縁起』以外の書物には見えず、どこまで史実を伝えるものかわからない。ただし、清水寺の草創縁起と同様、南都(奈良)の僧が創建にかかわったとしている点は注目される。
『今昔物語集』『扶桑略記』など諸書には別の伝承が見られる。それによれば、延暦15年(796年)、藤原南家の出身で造東寺長官を務めた藤原伊勢人は、自分の個人的に信仰する観音を祀る寺を建てたいと考えていた。伊勢人は、ある夜見た霊夢のお告げにしたがい、白馬の後を追って鞍馬山に着くと、そこには毘沙門天を祀る小堂(上述の鑑禎が建てたもの?)があった。「自分は観音を信仰しているのに、ここに祀られているのは毘沙門天ではないか」と伊勢人はいぶかしがった。ところが、その晩の夢に1人の童子が現われ、「観音も毘沙門天も名前が違うだけで、実はもともと1つのものなのだ」と告げた。こうして伊勢人は千手観音の像をつくって、毘沙門天とともに安置し、鞍馬寺を創建したという。この伝承は『日本後紀』延暦15年(796年)の条に東寺の造営の任に当たっていた藤原伊勢人の夢に現在の鞍馬寺からほど近い貴船神社の神が現れ鞍馬寺を建立するよう託宣したと記されていることからほぼ史実であると考えられる。
9世紀末の寛平年間(889年 - 897年)東寺の僧・峯延(ぶえん)が入寺したころから、鞍馬寺は真言宗寺院となるが、12世紀には天台宗に改宗し、以後の鞍馬寺は長く青蓮院の支配下にあった。寛治5年(1091年)には白河上皇が参詣、承徳3年(1099年)には関白藤原師通が参詣するなど、平安時代後期には広く信仰を集めていたようである。『枕草子』は「近うて遠きもの」の例として鞍馬寺の九十九(つづら)折りの参道を挙げている。
鞍馬寺は大治元年(1126年)の火災をはじめとして、たびたび焼失している。江戸時代の文化9年(1812年)には一山炎上する大火災があり、近代に入って1945年(昭和20年)にも本殿などが焼失している。このため、堂宇はいずれも新しいものだが、仏像などの文化財は豊富に伝えられている。
昭和期の住職・信楽香雲(しがらきこううん)は、1947年に鞍馬弘教を開宗。1949年には天台宗から独立して鞍馬弘教総本山となっている。
京都の奥にある鞍馬山は山岳信仰、山伏による密教も盛んであった。そのため山の精霊である天狗もまた鞍馬に住むと言われる。鞍馬に住む大天狗は僧正坊と呼ばれる最高位のものでありまた鞍馬山は天狗にとって最高位の山のひとつであるとされる。

スポーツ、
WBÇ
1. ドミニカ共和国対ベネズエラ戦。11:00
対で勝利
見どころ
ともに2次ラウンドの初戦を落とした両国の対戦。ベネズエラは、M・ペレスの先発が予想される。12日のイタリア戦で4回途中4失点と試合をつくれなかった左腕は、大事な一戦でチームに勝利を呼び込めるか。対するドミニカ共和国は、カノがここまで6四球を選びながらも13打数2安打と苦しんでいる。前回大会では打率.469をマークしてMVPに輝いた実績を持つだけに、そろそろ本領を発揮したい。
先発、
【ベネズエラ】M・ペレス(左投げ)
【ドミニカ共和国】ボルケス(右投げ)
【ベネズエラ 】
1番中インシアルテ左、2番二オドーア左、3番一カブレラ右、
4番DHマルティネス両、5番右ゴンザレス左、6番三アルテューベ右、
7番左ヘレラ左、8番遊エスコバル右、9番捕チリーノス右、
【ドミニカ共和国】
1番遊J・レイエス両、2番三マチャド右、3番二カノ左、
4番右バティスタ右、5番DHクルーズ右、6番一C・サンタナ両、
7番中マルテ右、8番左ポランコ左、9番捕カスティーヨ右、
2. オープン戦
1.ヤクルト対オリックス戦【神宮】13:00
3対0でヤクルト勝利
【ヤクルト】石川雅規#19左投、
【オリックス】コーク#25左投、
【オリックス】
1番右武田健吾、2番二西野真弘、3番遊安達了一、
4番左吉田正尚、5番指中島宏之、6番一T-岡田、
7番三伊藤光、8番捕若月健矢、9番中駿太、
【ヤクルト】
1番三西浦直亨、2番二荒木貴裕、3番左鵜久森淳志、
4番右雄平、5番一畠山和洋、6番中坂口智隆、
7番遊大引啓次、8番捕中村悠平、9番投石川雅規、

戦評
3月17日(金)ヤクルト vs. オリックス 1回戦
ヤクルトは、球団史上最年長の開幕投手に内定している石川が7回無失点7奪三振。力投を披露し、首脳陣に順調な仕上がりを見せた。オリックスは、先発・コークが7回途中3失点。前回登板に引き続き好投を見せ、開幕ローテーション入りへアピールした。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ ヤクルト ] 石川 (2勝0敗0S)
敗戦投手、[ オリックス ] コーク (1勝1敗0S)
セーブ、[ ヤクルト ] ギルメット (0勝0敗1S)
本塁打、[ オリックス ]
[ ヤクルト ] 西浦2号(1回裏ソロ)
バッテリー
【オリックスバッテリー】
コーク、ヘルメン、佐藤達 - 若月
【ヤクルトバッテリー】
石川、星、ギルメット - 中村

2.中日対阪神戦【ナゴヤドーム】13:00
8対3で阪神勝利
【中日】山井大介#29右投、
【阪神】メッセンジャー#54右腕、
【阪神】
1番二上本博紀、2番左高山俊、3番指糸井嘉男、
4番右福留孝介、5番中中谷将大、6番一原口文仁、
7番三鳥谷敬、8番捕梅野隆太郎、9番遊北條史也、
【中日】
1番中大島洋平、2番二荒木雅博、3番一石岡諒太、
4番指ゲレーロ、5番右藤井淳志、6番遊堂上直倫、
7番左遠藤一星、8番捕杉山翔大、9番三京田陽太、

戦評
3月17日(金)中日 vs. 阪神 1回戦
中日はルーキー・京田が先制の適時二塁打を放ち、バッティングでアピールに成功。しかし、守備では1失策と課題を残した。阪神は高山、中谷、原口がそれぞれ打点を挙げる活躍。期待の若手がレギュラー奪取に向けて、存在感を示した。

責任投手/本塁打
勝利投手、[ 阪神 ] マテオ (1勝0敗0S)
敗戦投手、[ 中日 ] 佐藤 (0勝1敗0S)
セーブ
本塁打、[ 阪神 ] 高山3号(8回表2ラン)、原口1号(9回表3ラン)
[ 中日 ]
バッテリー
【阪神バッテリー】
メッセンジャー、岩崎、マテオ、ドリス - 梅野、岡崎
【中日バッテリー】
山井、祖父江、アラウホ、佐藤 - 杉山、木下拓
スコアプレー
2. 小久保監督「結束力は高まっている」青木も決戦へ向けて意気込み語る
中島大輔 2017/3/16 19:45

 3月16日、前日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド突破を決めた野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督と青木宣親が、都内ホテルで囲み取材に応じた。チャーター便で調整地の米国アリゾナ州に向かう前、準決勝以降の戦いについて意気込みを語った。
「選手たちは一段と成長した」
 以下、小久保監督の一問一答。

――激戦が続いた東京ラウンドから一夜明け、いまの心境を教えてください。

 ゆっくり寝られるかなと思ったけど、眠りが浅かったです。準決勝で頭がいっぱいです。

――6試合を振り返ってどうでしたか。

 紙一重の場面が多々あったなというところです。そこで日本に勝利の女神が微笑んでくれた場面がありました。決して楽な試合はなかったです。そういうなかで戦った選手たちは一段と成長したと思います。

――アメリカでは準決勝までに(アリゾナで)2試合組まれています(現地時間18日のカブス戦と19日のドジャース戦)。どういう時間にしていきたいですか。

 本来であれば少し疲労を抜くことを考えたいですけど、2試合組まれていますので、調整しながらうまく疲労を抜かないといけないと思います。時差もありますので。それに気候も違う。アリゾナは暑くて、(準決勝の)ロサンゼルスに行くと夜が寒いこともあるので、事前の情報は入れていますが、選手がしっかり対応していかないといけないと思います。

――アリゾナでの2試合では、起用法はいままで通りなのか、新たなものを試すのか。

 試すことはないです。起用は打席数をなるべく全選手に与えるようにしようと思います。

――投手起用はどうですか。

 まだ投手コーチと詳しく話をしていないんですけど、本番に向けて中継ぎの投手は1試合は投げておきたいと思うので、どちらかで投げさせたいと思います。あとは(準決勝、決勝の)先発をしっかり決めていこうと思います。
「岡田のゲッツーで流れが来た」

1次ラウンド・オーストラリア戦、岡田(写真)が満塁の場面を併殺で切り抜けたことで流れが来たと振り返った【写真は共同】
――世界一奪還への思いを聞かせてください。

 連日あれだけのファンの方が東京ドームに足を運んでくれました。球場一色すべてが日本を応援してくれるところでプレーさせてもらったので、本当に後押しになりました。選手はしっかり地の利を生かしたプレーができたと思います。これから向こうに行って逆に寂しい部分もあるかもしれないですけど、日本にはそれだけのファンが応援してくれているとしっかり心に刻みながら、グラウンドに立ちたいと思います。

――紙一重の試合を6連勝と勝ち切れた強さの要因をどう考えていますか。

 要因がわかれば対応しやすいんですけど、わからないことが勝負事だと思います。ただ何度も言うようですけど、全員チームでは主力を張っている選手たちが心を一つにして、日本のためにという団結力が一番だったと思います。

――青木選手から「小久保監督の信頼があるから選手が力を発揮できている」という話がありました。チームづくりで心がけているのはどんなことですか。

 チームづくりというよりは、送り出した選手は信じるしかないので。そこに自分自身、疑念を抱かないと言いますかね。疑いを持たずに、自分が送り出した選手を信じると徹底して6試合やりました。

――6戦全勝という結果になったのは、試合をこなすたびに団結力が増したという印象ですか。

 増していったということは、勝つたびにそういうこともあったと思います。あとは本戦に入って、打線が振れてきたと感じました。そういうなかで効果的なホームランが出て、「これで行ける」というものが打線全体に出たと思います。投手はある程度継投で逃げ切れる選手がしっかり見つかりました。

――6戦を戦って状態が良くなったきっかけは。

 いっぱいありすぎて、全部を思い出せないですね。ポイントだったのは(1次ラウンドのオーストラリア戦で)岡田(俊哉)の1死満塁の2ボールからのゲッツーじゃないですか。あそこが1次ラウンドにおいて、流れが来たところだと思います。

――このチームで一番成長した選手は誰ですか。

 当初、固定としては考えていなかったんですけど、キャチャーの小林(誠司)です。

――どういった点が伸びましたか。

 伸びたというより、代表のキャッチャーとして、豪華な投手陣に遠慮することなく、いい部分を引き出そうとする姿が出ていたと思います。
「準決勝へすべての策を練る」
――飛行機に乗っての時差調整と到着してからの調整はどうしますか。

 それは個人ですね。まったく時差を気にしない選手もいますし。ただ、着いてすぐには動かないです。翌日の練習が朝早いので、その辺りから慣らしていくしかないと思います。

――アメリカに着いたらみんなで集まって食事をしますか。

 その時間は今回、とらないです。体調管理を優先していいコンディションに持っていくためにやめることにしました。

――先発投手はこれから決めると言っていました。昨日好投した千賀(滉大)と菅野(智之)が候補になりつつ、アメリカでの状態を見て決めますか。

 向こうでしっかり伝えようと思います。

――アリゾナの強化試合2試合の先発は長いイニングを投げるのが難しいと思いますか。

 そうですね。先発投手は、長いイニングは無理だと思います。
 
――その2試合はピッチャーについてコンディションを見極めるのか、ある程度の順番を考えて望むのか。

 勝ちパターンでの継投という感じではなくて、中継ぎ陣は全員、2試合のうちどちらか1試合で投げてもらうことになると思います。突然、平野(佳寿)が先発したりすることはないです。

――先発は準決勝、決勝を見据えて、そこで登板する選手がアリゾナでは投げないこともありますか。

 そうですね。本人の調整を優先しようと思います。こちらから押し付けることはないです。

――人工芝の東京ドームから天然芝のドジャー・スタジアムになり、守備力も重要になると思います。守備重視のオーダーにするのか、攻撃重視にするのか、どう考えていますか。

 対戦チームも決まっていないので、相手投手のレベルを考えて打線を組もうと思うので、まだはっきり決めていません。

――準決勝、決勝の先発は相手を考えて決めますか、準決勝を一番大事だと考えて決めますか。

 まず準決勝がすべてだと思って、すべての策を練ろうと思います。

――準決勝以降を戦う上で、日本代表として誇れるものは何ですか。

 誇れるというより、出てくる国はおそらくみんな顔と名前の一致するようなバリバリのメジャーリーガーです。まず球場の雰囲気にのまれないこと、相手の選手に名前負けしないことは非常に大切だと思います。われわれが乗り込んでいくわけですから、より強い結束力を持っていかなければいけないと思います。

――チームとしての結束力は、強化試合と本戦の6試合を含めて高まっていると思いますか。

 もちろん高まっています。

「本当に厳しい戦いが続いた」

「一戦にかけて準備したい」と気を引き締めた青木【写真は共同】
 以下は青木宣親の一問一答。

――激戦が続いた東京ラウンドから一夜明け、いまの心境を教えてください。

 このチームは、まずはアメリカに行くことが目標でした。移動も含めて休みもあるので、しっかりコンディションを整えて、あと2戦に備えたいと思います。

――ここまで6戦全勝という結果についてどう思っていますか。

 自分のなかでは全勝したというより、次の決勝ラウンドに進めることのほうが大事だと思っています。無敗で上がったのはもちろんありますけど、本当に厳しい戦いが続いたので、いい勝ち方だったと思います。

――06、09年に世界一になったチームと比べて、いまのチームをどう見ていますか。

 あのときはイチローさん、城島(健司)さん、岩村(明憲)さん、松坂(大輔)さんらたくさんのメジャーリーガーの方が出ていて、イチローさんを中心に存在感で引っ張っていたという印象があります。それに引っ張られました。

――当時のチームと比べていまはどうですか。

 いまはみんなが引っ張っているという気がします。いい感じでチームの流れが来ている気がするし。壮行試合ではちぐはぐした感じがあったかもしれないですけど、一番大事なのは(最初の)キューバ戦だったので。本当にいい入りで、いまがあると思います。

――普段戦っているメジャーリーガーに対し、国を背負って戦うことをどう思いますか。

 次のラウンドからは、自分はほとんどの選手を知っていると思います。どれくらいのレベルかもわかっているつもりです。確かに素晴らしい選手ばかりですけど、日本もチーム全体でやっていけば、必ずやっていけると思う。しっかり自信を持ってプレーしていきたいと思います。

――国を背負って戦える喜びはありますか。

 勝つか負けるかだと思うので、レギュラーシーズンとは違った戦い方になると思います。今回はトーナメントですから、一戦にかけて準備したいと思います。
「準備をしっかりして残りの時間を大切に」
――世界一奪還への思いを聞かせてください。

 初めから目標としていたところではあると思います。大会に臨むにあたって、一つ一つやっていくことをみんな言い聞かせていました。とにかく次の準備をしっかりして、残りの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

――強化試合でちぐはぐだったところから、6戦全勝というチームになれた原因はなんだと思いますか。

 小久保監督が選手を信頼したことじゃないですか。ああやってトップの人がみんなを信頼して使ってくれたり、声をかけてくれたりすることで、選手ってやらなければいけないと感じるだろうし、責任を持つことになると思います。その辺がいい感じでプレーにつながっていると思います。

――チームが成長するうえで印象に残っているシーンはどれですか。

 初戦のキューバ戦をとったのは大きかったと思います。オランダ戦も本当に大切な試合だったと思いますけど、やっぱり初戦の入り方はすごく難しいですし。練習試合、壮行試合でもあまりいい結果が出なかった分、入りを大事にしていけたところは(その後、良くなった理由として)あると思います。初戦は大きかったと思います。

――アメリカのほうがホームだと思います。ホームに帰るような気持ちはありますか。

 どっちがホームかわからないくらいです。2週間くらい前までアメリカにいたので。とは言っても、オフシーズンはずっとこっちにいたし。グラウンドだけを見れば、確かにホームグラウンドかもしれないですけど。東京ドームよりはホームグラウンドの気持ちはしますね。
「ブレない心がより大切」

青木はMLBでの経験をプレーを通して伝えてきた(写真は左から筒同、青木、鈴木)【写真は共同】
――相手選手のデータが頭のなかにあると思います。情報は選手に伝えていきますか。

 ちょくちょく伝えていきたいです。試合中から筒香(嘉智)なんて外野が集まっているとき、そんな話もしていたくらいなので。伝えていきたいことは伝えていきたいです。バッターはみんな、特に球筋を知りたいと思うので。自分の打席に立った印象を伝えていきたいです。データはデータ班がいるので、安心して任せられると思います。プレーしたときの感覚を教えるほうがいいのかなと思います。ただ、感覚の違いが人それぞれあると思いますし、自分の感覚を大事にしてほしいです。いままでもそう言ってきたつもりです。一番大事なのは、自分がしっかりブレないでいることです。「自分がどう見えるかを大切にしてほしい」と言っていたので、それは継続していきたいです。

――そういう伝えていく姿勢は、06、09年のときに先輩のメジャーリーガーから伝えられたことでもありますか。

 先輩がやってきたのは間違いないと思います。自分はそういう先輩を見て育ってきました。それが日本の野球界のいい伝統になるようにと、自分も願っています。今回、自分がこういう立ち位置で参加させてもらって、その辺は伝えていきたいことの一つでした。しっかり相手の気持ちもくみながら、うまく伝えられたらなと思います。

――リーダーシップを発揮したり、日本のファンの前でプレーしたりすることについてプラスの面があると思いますが、どう感じていますか。

 日本の野球に触れて、新鮮な気持ちで野球をやれているなというところがありました。日本のファンの前でプレーできて懐かしかったです。そうかといって、そういう余裕に浸る暇もないような試合でした。必死に自分のプレーを見せるだけではあったんですけど。
――チームを引っ張ることの発見などはありますか。

 誰が見ても、いい雰囲気なのは間違いないと思います。自分はベンチにいて、それは感じます。自分は確かに円陣を組んだりいろんなことをしましたけど、人それぞれが自分の仕事を探しているというか、そういったところがすごく見えました。みんな、本当にプロフェッショナルだなとすごく感じました。その分、自分ができることを考えて、自分も動いていました。監督、コーチ、スタッフも含め、いろんなコミュニケーションがうまくできたときに、こうやっていい結果が出たと思います。

――青木選手が円陣を組んで試合が動くケースが多かったです。タイミングを考えてやっていますか。

 そうですね。基本的には負けたら終わりと思っているので、早め、早めというのはありました。気づいたら言おうと思っていましたし。少し自重するところもありましたけど、基本的には思い立ったら言うところはありました。

――残り2試合。ここから勝つために、チームにとって何が一番必要だと思いますか。

 自信を持ってプレーすれば、結果が出ることはみんながわかっていることです。いままで通りですけど、ブレない心がより大切だと思います。自分も06年、09年はメジャーリーガーを見たときに、テレビで見たことあるような人たちばかりで、妙にミーハーな気持ちも芽生えたのは確かです。とは言ってもプレーに入ったら、絶対に負けたくないという気持ちもありましたし。そこは別の問題であって、相手はメジャーリーガーですけど、こっちがのんでかかるくらいじゃないと。相手はむしろそういう気持ちできますから。チームとしてしっかりやっていければ、それができると思います。基本的には今まで通りの戦い方をすること。結果がついてきたわけですから、これを信じて自分たちのプレーをするのがすごく大切だと思います。

中島大輔[コラム一覧]

1979年埼玉県生まれ。上智大学在学中からスポーツライター、編集者として活動。05年夏、セルティックの中村俊輔を追い掛けてスコットランドに渡り、4年間密着取材。帰国後は主に野球を取材。著書に『人を育てる名監督の教え すべての組織は野球に通ず』(双葉新書)。2013年から中南米野球の取材を行い、2017年『中南米野球はなぜ強いのか』を上梓。
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3. 2年ぶり1軍マウンドの杉内、元同僚和田との投げ合いに「余裕なかった」
スポニチアネックス 3/16(木) 20:40配信

<ソ・巨>力投する巨人先発・杉内
 ◇オープン戦 巨人―ソフトバンク(2017年3月16日 ヤフオクドーム)

 右股関節手術からの復帰を目指す巨人・杉内俊哉投手(36)が16日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発した。1軍のマウンドは15年7月21日の阪神戦(甲子園)以来、2年ぶり。3回2/3で65球を投げ、4安打2四死球3失点という結果だった。「点を取られているので良いとは言えない。もう少し長いイニングを投げられるようにしないといけない」と振り返った。

 相手先発は、同じ「松坂世代」でソフトバンク時代のチームメートだった和田。杉内が巨人に移籍してから初の投げ合いが実現した。「楽しむ余裕はなかった。僕は必死で投げていたので。(和田は)相変わらずいいなと思って投げていた」。昨季はパ・リーグの最多勝と最高勝率で2冠に輝いた旧友から大きな刺激をもらったようだ。

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4. 【日本ハム】有原が初の開幕投手、大谷の調整遅れる
スポーツ報知 3/16(木) 21:29配信

開幕投手に指名された日本ハム・有原航平(右)は栗山英樹監督とガッチリ握手
◆オープン戦 日本ハム1―9DeNA(16日・札幌ドーム)

 日本ハムの有原航平投手(24)がプロ3年目で初めて開幕投手を務めることが16日、決まった。DeNA戦(札幌D)後に栗山英樹監督(55)が「今年の開幕は有原でいきます。今伝えました」と明言。15、16年と開幕投手を務めていた大谷が、右足首痛の影響で調整が遅れていることもあり、昨季チーム最多11勝を挙げた右腕が、3月31日の西武戦(札幌D)のマウンドへ上がることになった。

 この日有原は先発したが、6回9安打7失点(自責3)だった。

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5. 楽天嶋が実戦復帰 岸と初バッテリーで0封好リード
日刊スポーツ 3/16(木) 18:45配信

試合前のシートノックで笑顔をみせる先発マスクの嶋(左)。右は細川(撮影・丹羽敏通)
<オープン戦:楽天2-0広島>◇16日◇静岡

 楽天嶋基宏捕手(32)が実戦復帰した。

【写真】WBC日本代表から外れていた楽天嶋基宏捕手

 3回裏に打席に立った後に退いたが、開幕投手を務める岸孝之(32)と初バッテリーを組んで3回1安打無失点と好リード。4日に下半身の張りでWBC日本代表から離脱したが、チームの開幕戦に向けて順調に調整を進めている。

 負傷後初実戦を終え、「キャッチャーはとっさの動きが多い、試合の中でどれだけ出来るか。開幕までにやっていきたい」と振り返った。

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6. 元広島40勝米スカウトがWBCで見たメジャーで通用する侍Jの8人
THE PAGE 3/17(金) 5:00配信

ブ軍の国際スカウトに就任しているバリントンがメジャーで通用する一人として名前を挙げたのが筒香。WBCでも大爆発している(写真:田村翔/アフロスポーツ)
WBCの東京ラウンドが終わり無傷の6連勝で1、2次ラウンドを突破した侍ジャパンは決戦地のアメリカへ旅立った。そして、その背中を追ってアメリカに旅立ったプロ集団がいる。全米30球団の国際スカウト達だ。

 大会期間中、東京ドームのネット裏の一区間、約200席ほどがテープで仕切られ、彼らはそこに大挙して陣取っていた。各球団は5、6人の複数の国際スカウトが来日、WBCを追いかけていた。スピードガンで1球、1球、球速を測定してスコアをつけ、スカウトノートにメモを残す。その中に見慣れた顔があった。広島、オリックスで本格右腕として活躍したブライアン・バリントン氏(36)だ。

 バリントン氏は、広島の4年間でマエケンと共に先発ローテを守り開幕投手も務め40勝した後、優勝を狙った2015年のオリックスの大型補強の一人として引き抜かれたが、故障に苦しみ5勝に終わり、昨年を限りに現役引退。現在は、ミルウォーキー・ブリュワーズの国際スカウトとして第2の人生をスタートしている。

 今回の侍ジャパンにも、広島の菊池涼介(27)や、オリックスの平野佳寿(33)ら、かつてのチームメイトがいたが、「会っていないんだ。我々スカウトは入場許可証がなくチケットを買って観客席で見ているだけなので、中に入れないからね」と、残念そうに笑った。

 今回の来日では、日本だけではなく、キューバ、オランダ、イスラエル、豪州など、各国の選手をチェックしたそうだが、「日本のプレーヤーは質が高い」と言う。

 誰を狙うかは、極秘事項だろうが、バリントンはあくまでも「個人的意見」との前提でスカウトの立場で見たメジャーで通用する日本人選手のメモを教えてもらった。

「WBCに、これだけ多くのスカウトが駆けつけている理由は、オランダのようにメジャーでプレーしている選手が集まっているチームや、イスラエルのようにマイナーリーガーで結成されているチームが出ているので評価を比較しやすいんだ。WBC公式球もメジャー球に近いし、マウンドもメジャー仕様になっている。どうしても、国内リーグだけのプレーをチェックすると、適応力も含めて、メジャーへ来てどうなのかの判断が難しい。私も日本でプレーしているからわかったが、非常にボールの品質が高くて投げやすかったからね。
 メジャーで成功すると考える選手を挙げるなら、やはりピッチャーから名前が出てくる。私の好みで言うならば、則本、増井、藤浪、千賀の4人。もちろん、大谷という名前を忘れてはいけないけれど(笑)。この5人は、共通して95マイル(155キロ)級のファストボールに加えて、空振りの取れる変化球を持っている。縦に落ちるボールを操るのが日本人の特性だが、彼らは、その条件をも満たしている」
 
 バリントンが侍ジャパンの中から挙げたのは、イスラエル戦では、正確に制球はできなかったが、お化けと評されるフォークをうまく配球に織り交ぜながら、最速153キロのストレートで押し込み、5回を1安打無失点に抑えたソフトバンクの千賀滉大(24) 、オランダ戦で満塁のピンチを救った日ハムの増井浩俊(32)、1次ラウンドの中国戦で2番手登板した阪神の藤浪晋太郎(22)、そして、開幕のキューバ戦では、5安打3失点と崩れ、まさかのストッパー起用されたオランダ戦でも二死から同点打を浴びるなど国際試合での弱さを露呈してしまった則本昴大(26)の4人。

 バリントン氏は、「則本は、結果を出せなかったが、155キロを超えるストレートに、あれだけのスライダーのコントロールがあればメジャーでも勝てる。評価は変わらない」と言う。
 
 では、野手はどうなのだろうか?
バリントンがピックアップした名前は「坂本、筒香、菊池、山田」の4人。

「筒香のバッティングはシュアで、そして十分なパワーも持ち合わせている。アメリカの準決勝でメジャーの一線級のピッチャーのボールにどう対応するかを見たいね。マツイ・ヒデキが出した結果を追うことができる選手だろう。メジャーでも上位クラスに入るバッターだと思う。守備への不安を口にする人もいるかもしれないが、レフトというポジションならば、打てさえすれば、今の程度で十分。不安視することはない。また菊池の守備は、メジャーでもトップクラスだろう。バッティング? 守備や走塁が物足りないというメジャースカウトがいるのかもしれないが、私は、そうは思わない。逆に面白いんじゃないかな」

 1試合2発の爆発を見せたヤクルトの山田哲人(24)より先に巨人の坂本勇人(28)の名前が真っ先に出たのには驚いたが、横浜DeNAの筒香嘉智(25)には、ヤンキースで活躍した松井秀喜、以来の和製クリーンナップ候補としての可能性があるという。WBCでも、打率.364、3本塁打、8打点と結果を残している。海外メディアや、対戦相手チームの選手にまで絶賛されているのが、菊池の美技。バリントンの目にも、そのプレーはメジャー級に映った。

 だが、現実問題としては、川崎宗則(35)が、カブスでメジャー契約を勝ち取れないなど、日本人内野手は苦労していて、メジャー挑戦する内野手は2013年の田中賢介を最後にない。その田中もチャンスをつかめず日ハムに戻ることになっている。

 バリントンは、つい最近まで日本でプレーしていたこともあって球界の情報ソースも豊富で、「何人かのプレーヤーは、将来的にアメリカでもプレーを望んでいると聞く。若いプレーヤーもいるので引き続きチェックしていく必要はあると思う」と言う。

 WBCは国際プレーヤーの品評会とも言われるが、侍Jの評価はアメリカの戦いでどう変わるのだろうか?
  
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7. 世界がやっと菊池涼介に気がついた。データで見るNPB史上最高の守備能力。
Number Web 3/17(金) 11:01配信



菊池涼介と坂本勇人が披露したグラブトスは、確実に大会のハイライトになるシーンだったが、彼はシーズン中これぐらいのことを何度もやる男である。 photograph by Hideki Sugiyama
 世界が菊池涼介に注目し始めた。

 WBC2017は、日本の快進撃に沸いている。アメリカでも大きく取り上げられるようになった。様々な選手が報道されているが、とりわけ菊池涼介の守備に大いに注目しているようだ。

 センター前に抜けようという打球に飛びつき、たびたびピンチを防いできた。アメージング! と言う声も上がっている。

 私は「ふふん、今頃気が付いたか」と思った。日ごろから数字をいろいろと調べていて、菊池涼介が「異次元の二塁手だ」ということを知っていたからだ。

 守備成績の項目に「補殺(Assist)」というものがある。打球を捕り、塁に送球をするなどして、打者、走者をアウトにするプレー。二塁手の場合、ほとんどがゴロだ。
2016年、2位に50近い大差をつけて捕殺数1位。
 2016年、NPBの二塁手の補殺数ベスト5は以下の5人だ。

 1.菊池涼介(広島) 525 141試合
2.田中賢介(日本ハム) 476 142試合
3.浅村栄斗(西武) 450 142試合
4.西野真弘(オリックス) 448 142試合
5.山田哲人(ヤクルト) 417 133試合

 菊池は2位の日本ハム田中賢介に50個近い大差をつけて、補殺数では断トツの1位だ。

 年間で他球団の二塁手より50も多いゴロを処理しているのだ。菊池の貢献度は予想以上に大きい。

 もちろん、ゴロは飛んでこなければ処理できない。昨年の広島には、黒田博樹と言うMLB時代から屈指の「ゴロ打たせの名人」がいた。さらに、一塁は39歳の新井貴浩で、守備範囲はぐっと狭くなっている。菊池の仕事が増える素地がそろっていたのだ。
2013年は18個あったエラーが、2014年には4個に。
 とはいえ、飛んでくるゴロをしっかり処理しなければ、補殺にはならない。様々な仕事を八面六臂でこなすやり手のサラリーマン宜しく、菊池は大量のゴロを処理し続けていた。

 菊池のゴロ処理能力が注目されたのは2013年からだが、この当時「菊池はNPB最高の二塁手だ」とブログで書いたところ、広島ファンから「お前は試合を見ていないだろ」と言われた。

 2013年は528個のゴロを処理したが、エラーも最多の18個。この年のエラー2位が規定試合数以上ではソフトバンクの本多雄一の9個だから、確かに多すぎた。

 しかし、2016年は何と4個。規定試合数以上では最少タイ。守備範囲が広いだけでなく、ぎりぎりの球際にもめっぽう強くなっていたのだ。

 内野手で最も広いエリアを守るのは遊撃手だが、菊池の守備範囲は遊撃手なみだ。一塁の後方から二塁の後方まで、幅広いエリアに網を張っている。

 もう菊池涼介を「日本一の二塁手」と断言しても、だれも異論を唱えないだろう。
次ページは:すでに菊池涼介の二塁守備は歴史的な次元に。
すでに菊池涼介の二塁守備は歴史的な次元に。
 実は、二塁手菊池涼介はすでに歴史的な存在でもある。プロ野球が始まった1936年からの、シーズン補殺数の歴代ベスト5はこうなる。

 1.菊池涼介(広島)2014年 535 144試合
2.菊池涼介(広島)2013年 528 141試合
3.菊池涼介(広島)2016年 525 141試合
4.荒木雅博(中日)2005年 496 145試合
5.千葉 茂(巨人)1949年 495 134試合

 かつてのNPBの野球は三振が少なく、ゴロアウトが多く、長打も少なかった。1949年に千葉茂が記録した495補殺は、56年間も破られなかった。

 フォークボールなど変化球が増えて奪三振が増え、長打も増えて、ゴロの数が減る中で、この数字はアンタッチャブルだと思われたが、2005年に中日の荒木がこれを更新。

 中日のアライバコンビは、球史に残る名二遊間、井端弘和ばかりスポットが当りがちだが、荒木も驚異的な守備範囲だったのだ。

 しかし2013年、23歳の菊池涼介はあっさりとこの記録を抜き去り、528補殺と言う異次元の領域に。2014年には535とNPB記録を更新。2015年には484補殺に減ったが、2016年、また525補殺を記録した。

 NPBでは400補殺をクリアすれば、ゴールデングラブ賞に選ばれることが多い。2016年、山田哲人は417補殺を記録。菊池がいなければトリプル3、ベスト9に加えてゴールデングラブも当確だったのだが、菊池の前には沈黙せざるを得ない。

 WBCでも山田はDHに甘んじているが、これは史上初の2年連続トリプル3の山田をもってしても、どうしようもないのだ。
「試合数が違うから比べられない」って?
 「NPBは、毎年のように試合数が違うのだから、単純に比較しても仕方がないだろ?」

 おっしゃる通り、では、補殺数÷その守備位置での出場試合数、つまり1試合当たりの補殺数=A/Gのランキングをご覧に入れよう。二塁手としての出場試合数80試合以上。

 1. 菊池涼介(広島) 2013年 528補殺 141試合 A/G 3.74
2. 菊池涼介(広島) 2016年 525補殺 141試合 A/G 3.723
3. 菊池涼介(広島) 2014年 535補殺 144試合 A/G 3.715
4. 和田 豊(阪神) 1992年 319補殺 86試合 A/G 3.709
5. 千葉 茂(巨人) 1949年 495補殺 134試合 A/G 3.69

 1試合当たりの補殺数でも、上位3位までが菊池。文句なしに菊池がナンバーワンだ。ちなみに6位は1940年大阪・宮崎剛の3.48、7位は2008年広島・東出輝裕の3.47だ。
次ページは:MLBにも、菊池のような二塁手はいない。

MLBにも、菊池のような二塁手はいない。
 最後にMLB二塁手との比較をしておく。MLBは162試合、NPBは143試合だから、単純な補殺数の比較は意味がない。2016年、100試合以上二塁を守ったMLB選手のA/Gベスト5。

 1.オドーア(レンジャーズ)428補殺 146試合 A/G 2.93
2.ルマヒュー(ロッキーズ)422補殺 146試合 A/G 2.89
3.パニック(ジャイアンツ) 363補殺 126試合 A/G 2.88
4.キンズラー(タイガース) 432補殺 151試合 A/G 2.861
5.ハリソン(パイレーツ)366補殺 128試合 A/G 2.859
メジャー特有の状況があるとはいえ、菊池との差は歴然。
 1位のオドーアは今、WBCベネズエラ代表として大活躍をしている。

 しかし、A/G、つまり1試合当たりのゴロ処理数は、菊池よりも1個近く少ない。MLBでは引っ張る右打者が多いため、遊撃手の守備機会がNPBよりも多い。相対的に二塁手の守備機会はNPBよりも少なくなる傾向にはある。

 単純比較はできないが、守備成績で見る限り、菊池はMLBにも比べる対象がいない「異能」だとは言えよう。

 菊池涼介はまだ27歳。打撃もそうだが、守備記録をどこまで伸ばすだろうか。

 我々は「歴史的な二塁手」を目の当たりにしている。そういう思いでWBCを観戦すれば、さらに味わい深くなるのではないか。
(「プロ野球PRESS」広尾晃 = 文)

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最終更新:3/17(金) 15:21

ニュース、
1. <原発避難者訴訟>東電と国に賠償命じる 前橋地裁
毎日新聞 3/17(金) 15:11配信

前橋地裁の判決を受け「一部勝訴」などが書かれた幕を掲げる弁護士=前橋市で2017年3月17日午後3時12分、徳野仁子撮影
 東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県から群馬県に避難した住民ら45世帯137人が東電と国に約15億円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁(原道子裁判長)は17日、東電と国に3855万円の支払いを命じる判決を言い渡した。原発事故全国弁護団連絡会によると、同様の集団訴訟は全国20地裁・支部で約1万2000人が起こしており、今回が初めての判決。

【福島の墓地】仏像の首や指 折られる被害相次ぐ

 原告は避難指示区域からの避難者が6割、自主避難者が4割。いずれも国の審査会が示した「中間指針」に基づいて東電から一定額の慰謝料を受け取っているが、「古里を奪われた被害の実態に見合っていない」として、1人一律1100万円を求めて2013年9月から順次提訴した。

 第1原発は11年3月11日に10メートル超の津波に襲われ、全ての電源を喪失し事故が発生した。裁判の主な争点は、(1)東電や国は津波を予見し、事故を回避できたか(2)国が東電に安全対策を取らせる規制権限があったか(3)国の指針に基づく東電から避難者への賠償額は妥当か--の3点だ。

 原告側は、政府の地震調査研究推進本部が02年に「福島沖でもマグニチュード8級の津波地震が起こりうる」と示した「長期評価」や、この予測をもとに東電が08年、想定津波を最大15.7メートルと試算した点から「東電は巨大津波を予見できたのに防潮堤建設などの対策を怠った」と指摘。国についても「津波対策を取るよう東電に命令しなかった」として対応は違法だったと主張した。

 これに対し、国や東電は「長期評価は確立した科学的知見とは言えず、巨大津波は予見できなかった」と反論。国の中間指針を超える新たな賠償は必要ないとも主張していた。

 原発事故を巡っては、東電の旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制起訴され、刑事裁判でも責任が問われている。【尾崎修二】

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2. 籠池氏の証言、与野党に衝撃広がる 「放っておけぬ」
朝日新聞デジタル 3/17(金) 1:03配信

野党議員との面会を終え、自宅を出る籠池泰典理事長(中央)=16日午後4時33分、大阪府豊中市、小林一茂撮影
 学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が16日に「安倍晋三首相から昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けた」と証言したのを受け、永田町にも衝撃が広がった。

 自民党の竹下亘国対委員長は籠池氏の証人喚問に応じる理由について「総理に関することまで話し始めた。『これは放っておけない』というのが正直なところだ」と記者団に説明した。公明党の大口善徳国対委員長も「一方的に籠池氏が発言している状態が続くと、国民から疑念を抱かれる」と述べた。

 これに対し、民進党の山井和則国対委員長は、菅義偉官房長官が事実関係を否定したのを受け、「籠池理事長が発言し、安倍首相側は否定している。事実と異なることを言っているのは、安倍首相なのか籠池理事長なのか。真相を明らかにしたい」と記者団に語った。証人喚問では、この問題を徹底追及する構えだ。

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