ＳＰでのトリプルアクセル

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2010/2/24（水）

バンクーバーオリンピンクのフィギュア女子シングルショートプログラムで、

浅田真央選手がトリプルアクセルに成功しました


「ショートプログラムでは初めて成功しました！」と、

アナウンサーがしつこく言っていますが、

その理由を説明します。


知っている方、興味の無い方はスルーしてください。


女子ＳＰのジャンプの規定は、


①　ステップからの３回転

②　３回転+３回転もしくは、3回転+２回転のコンビネーション

③　ダブルアクセル（男子は２アクセルもしくは３アクセル）


つまり③のアクセルジャンプは２回転となっており、

トリプルアクセルを飛ぶとノーカウントになります。

更に要素を満たさないので減点になるはず…。


浅田陣営は、アクセルジャンプの規定を変更するよう（３アクセルも可に）、

頑張っていましたが、結局オリンピックには間に合いませんでした。

他に飛べる選手がいないのが理由みたいです。

最も、大多数の飛べない選手が反対しているとも思われますが…。


そこで①も一時期試みていましたが、タイミングをあわせるのがどうしても難しいようで、

消去法で②のトリプルアクセル+ダブルトゥループのコンビネーションを選んできました。


古～いルールのせいで、こんな苦労をしてまで、頑張ってきた浅田選手。

そしてトリプルアクセルをオリンピックのショートで成功させました

誰が見ても世界一の選手だと思うのですが


今回一位の選手のコンビネーションのセカンドのトゥループは回転が本当に足りていたのかな？フリップの踏み切りは甘く見てもフラット（！）

安藤選手だけダウングレードされて、とてもかわいそうなんですけど


でもフリーでは、日本人３選手とも、高得点が期待出来そうです。

本当に楽しみです







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バンクーバー オリンピック フィギュア 女子ＳＰ

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2010/2/24（水）

フィギュア女子シングルショートプログラム順位


1 キム　ヨナ
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
44.70 8.60 7.90 8.60 8.40 8.75 0.00 78.50

2 浅田 真央
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
41.50 8.25 7.40 8.40 8.10 8.20 0.00 73.78

3 ジョアニー・ロシェット
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
39.20 8.10 7.70 8.15 7.95 8.30 0.00 71.36

4 安藤 美姫
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
34.80 7.70 7.00 7.60 7.50 7.65 0.00 64.76

5 レイチェル・フラット
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
36.80 7.00 6.60 7.05 6.95 7.20 0.00 64.64

6 長洲 未来
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
37.00 6.85 6.40 6.75 6.70 6.75 0.00 63.76

11 鈴木 明子
技術点 構成点 減点合計 SP合計
技術 つなぎ 実行力/遂行力 振付 曲の解釈
33.10 7.25 6.70 7.05 6.95 6.95 0.00 61.02



終わってから発表しても遅いのですが、

演技前の私の予想は、


キムヨナ　８０点

浅田真央　６５～７５点（３アクセルの出来次第）

安藤美姫　６５点


演技後（得点がでるまで）の私の出した得点は、


キムヨナ　６９点

浅田真央　７５点

安藤美姫　６４点



言いたいことはいろいろありますが、割愛します…。

ただ、１位の選手とカナダ・アメリカの選手の技術点が以上に高いと思います。

鈴木選手は１１位ですが、思っていたより点数が伸びました。


日本の３選手はフリーの方を得意としているので、

メダリストが２人でる可能性が非常に高い気がします。

フリーがとても楽しみです。


ジャッジが公平でありますように



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フィギュアスケート ～男子ＳＰ

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2010/2/17（水）

バンクーバー　オリンピックでフィギュアスケートが開催されてしまいました。


ペアの川口選手（ロシア）ちょっと残念でしたね。

本人が一番悔しかったと思いますが、是非今後も頑張ってもらいたいです。


さて、男子のショートプログラムが行われました、

結果は


　1位 エフゲニー・プルシェンコ
90.85点

　2位 エバン・ライサチェク
90.30点

　3位 高橋 大輔
90.25点

　4位 織田 信成
84.85点

　5位 ステファン・ランビエル
84.63点

6位 ジョニー・ウィア
82.10点

7位 パトリック・チャン
81.12点

8位 小塚 崇彦
79.59点



１位～４位の点差が、トリノの女子のＳＰに似ているような気が…。

（スルツカヤ・コーエン・荒川が６７点台、村主が６２点台）

フリーが待ち遠しいです。５位までは確実にメダルのチャンスがあります。

勿論、場合によっては、復調してきた６位、地元カナダの７位もわかりませんが…。

８位も好きな選手の１人ですが、最近３アクセルが決まらないようです。

フリーではクリーンに飛んで欲しいです。


２位～４位が一番恐れているのが、この５位でしょう

世界一早くて美しいスピンが出来ます。ステップも凄かったですね！

４回転も安定して飛べます。でも３アクセル飛べません


２位は現世界チャンプですが、日本選手３人共今までの試合では、ほぼ勝ってきました。

今回も大丈夫、かな


１位は言わずと知れた絶対王者。ミスが無ければ金だろうと思っていましたが、

ジャンプの着氷がどれもクリーンには、私には見えませんでした

日本選手にも、金メダルのチャンスが十分ありそうです






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フィギュアスケート ルッツとフリップ

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オリンピック・シーズンに突入しました。
皆で日本人選手を応援しましょう

前回紹介した

フリップ基礎点は５．５　/　ルッツ基礎点は６


両ジャンプの特徴～左足を軸にして、右のつま先（トゥ）をつく補助付きのジャンプ。難易度は高い。

左足（軸）の親指に力を入れて（インエッジ）飛ぶのがフリップ。
左足（軸）の小指に力を入れて（アウトエッジ）飛ぶのがルッツ。

特に昨シーズンから、エッジの使い分けが厳しく判定されるようになりました。


フリップなのにアウトエッジで飛ぶと、リップ

ルッツなのにインエッジで飛ぶと、フルッツ


お互いe判定を受けると基礎点より１点マイナスされます。
転んでないのに得点の下にマイナス１と表示されるとほぼ原因はこれです。
（他にタイムオーバーなど）

よく解説の荒川静香が「今のルッツはインぎみに入っていますね！」
と言うのを聞きますが、つまり、フルッツで、減点１。

フルッツぎみなのは、浅田選手・村主選手　他大多数の女子選手と一部日本人男子選手…。

２選手ともルッツ（フルッツ）を得意としてきて、
このジャンプで高得点をとってきました。
特に村主選手は１０年以上飛んできたジャンプを、
今更エッジが違うと言われても…。
それでも１点だけなので、開き直って（？）まだまだ頑張っています。


そして浅田選手、不調の原因はトリプルアクセルが決まらないのもそうですが、
ルッツが飛べなくなったことだと思います。
昨シーズンに入る時点でエッジの矯正ができたといっていましたが、
ショートプログラムの不調はルッツが飛べなかったからです。

フルッツなら上手に飛べるのに、完全主義者だからか、
今季はこのルッツをプログラムから外してしまいました

その穴埋めに、トリプルアクセル×３回

ちょっと凄すぎますが、浅田選手なら出来ると思います。
全日本選手権までには立て直してくるはずです



リップぎみなのは、解説で人の事を言っている荒川静香とキムヨナ。
安藤選手もリップでしたが矯正して今は完全なフリップを飛んでいます。

安藤選手は５種類のトリプルジャンプを完璧に飛ぶことが出来ます
更に４回転サルコゥ、３ルッツ+３ループ、２アクセル+３トゥループなど、
現在これだけ飛べる選手は他にいません

キム・ヨナ、前回のフランス大会で引っかかって飛ばなかった（飛べなかった）のがこのフリップ（リップ）。彼女も完全主義者なのでマイナスを受けたく無かったか？３フリップ（リップ）+３トゥループは最大の得点源だったのに、今季はやらないみたい…。
変わりに、出来ないと思わせていた、３ルッツ+３トゥループを入れてきたのには、さすがと言わざるをえなくなってしまったが…。


また、長くなってしまいました…。






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フィギュアスケート ～ジャンプの見分け方 ②

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オリンピック・シーズンに突入しました。
皆で日本人選手を応援しましょう




サルコゥ
基礎点は４．５

特徴～左足のみでテイクオフ（着氷は右足）。ジャンプする前から回転する、つまり回転し出してから飛び上がるので、他のジャンプより回転数が少なくてすむ。難易度はトゥループと同じくらい易しい。が、浅田選手、村主選手やキム・ヨナは苦手にしているものの、諸事情でプログラムに入れて頑張っている。

サルコゥの上手な選手～安藤美姫


４回転サルコゥ基礎点は１０．３

特徴～３回転までは難易度の低いサルコゥだが、
補助が無い状態で４回も回るのは通常無理。
現役ではジュベール（男子）と安藤選手のみが出来るジャンプ。　　
もっと、もっと、この２人を崇めてもいいのでは？



フリップ
基礎点は５．５

ルッツ
基礎点は６



両ジャンプの特徴～左足を軸にして、右のつま先（トゥ）をつく補助付きのジャンプ。難易度は高い。

左足（軸）の親指に力を入れて（インエッジ）飛ぶのがフリップ。
左足（軸）の小指に力を入れて（アウトエッジ）飛ぶのがルッツ。

特に昨シーズンから、エッジの使い分けが厳しく判定されるようになりました。

フリップの特徴～前向きに滑って、右足のトゥで氷を蹴り１８０度ターン、
インエッジで、左足のトゥをついて飛ぶ。（別の入り方もある）

ルッツの特徴～リンクの真ん中あたりから、左足だけで、アウトエッジで後ろ向きにスーと滑り、アウトエッジのまま、左足のトゥをついて飛ぶ。



フリップの上手な選手～村主章枝

ルッツの上手な選手～キム・ヨナ　安藤美姫



アクセルに関しては唯一前向きに飛ぶので説明しなくてもわかると思います。

アクセルの上手な選手～キム・ヨナ　浅田真央



ジャンプの見分け方は以上です。
皆さんおわかりになりましたか？

専門書やネットで見るよりわかりやすいと思いますが…。

ジャンプの区別がついたところで、
オリンピックまで全ての選手を応援しましょう











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