美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

わたしたちは真摯な態度で音楽に接しているか?

2006-11-26 17:21:02 | 日記・エッセイ・コラム
土曜日、ミナミ某所で行われたとあるイベントライブを鑑賞。お目当ての2バンドはアウェーの雰囲気の中、いつもどおり音楽の楽しさと精神を見せつけてくれて、短時間ながら楽しませてもらった。が、それ以外の数バンドを聴きながら、複雑な気持ちに取り付かれるわたしであった。なぜなのかさっぱりわからないが、どのバンドの音も耳を通過するだけで心に全く響いてこないのだ(クサい表現だが)。どのバンドも決して下手ではないのだが(超ヘタなオレらに言われたくないとは思うが)。その「なぜ」を終演まで考え続けたのだが、結局はっきりせず。ただ、言えるのは音楽に対する真摯な思いとか、畏怖と言ってもいいかも知れないが、そういったものがどのバンドにも欠けていたのではないか、ということ。えらそうでゴメンだが。おじさんが趣味でやってるようなバンドであって、年に一回のお祭りみたいなもだったのかもしれないが、客からお金をとって演奏しているのであるから、それなりの態度でやってもらわないとなあ、と思ったりする訳である。だが、それらは自分たちにも当てはまることであって、今後注意してやっていかないとな、と思った次第。人の振り見て我が振り直せ。音楽をなめちゃいけない。でも、思えば、世間ではそんな音楽のことをなめているとしか思えないようなゴミのようなものが溢れている訳で、昨夜はそんな世間の縮図を見たと思えば、まあ納得か。さらにもう一つ。MCで「待ち時間が長くてうんざりだった」(多数のバンドがそれなりの時間演奏する訳だからリハーサルからだとそりゃ長時間になるわな)、などという発言まで飛び出し、それは長時間耳を通り過ぎるだけのモノを延々聴かされたこっちのセリフじゃ、とキレかかったわたしであった(温和な労働者のわたしは当然キレはしない)。

気を取り直して、梅田まで地下鉄で戻り、兎我野町のいつもの店で焼肉。結構すぐに腹一杯。週1・2回焼肉を食べてた10年くらい前から考えたら全然食べれなくなったよなあ。誰よりも最後まで食べてたオレであるのに。まあ、そういう歳になったってことだわな。

満腹状態でTodo O Mundoへ移動。赤ワインいただきながらコントラバスの演奏会を聴く。さすがの音圧。その後、白褌ナガイ君お勧めのカクテルを飲みながら今後のLess Than Zeroの方向性について。北林さんからの貴重な意見等もいただきながら、まあ、一度ゆっくり話し合おうってことだけ決めて、今日は帰る。

曇り空を眺めつつ、電車&徒歩で帰宅。シャワーを浴びて7時就寝。

追伸
なんだかんだ言いながらThe Beatlesの新譜"LOVE"を繰り返し聴いてる。"Within You Wuthout You/Tomorrow Never Khows"は、やっぱ凄い、そしてヤバイ。 〆