美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

篠井、元気か?

2005-03-31 10:47:24 | 音楽
●フィルハーモニー/細野晴臣
●ニウロマンティック ロマン神経症/高橋幸宏
●B-2 Unit/坂本龍一

注文していた上記3枚が届く。
暗黒の中学時代~明るい高校時代前半の作品。
あの頃の私はYMOが全てだった。
篠井ほどではないが。

「フィルハーモニー」は当時なぜかあんまり興味がなかった。
今聴くとイミュレータ全開で面白い。
音はチープなのだけど。

「ニウロマンティック」は暗い。
受験勉強しながらこれもよく聴いた記憶がある。
"Drip Dry Eyes"が泣ける。

「B-2 Unit」は当時、一番好きだったアルバム。
この辺から、私はアヴァンギャルドな世界に
没入していったのだった。
輸入盤屋でラフトレードやらラルフやらを漁る中学生。
当時\3,500くらいしてたなあ。

そんななので、ギターの練習などせず、ギターアンプを
蹴った音(スプリングリバーブの音)を喜んだり、
永遠インプロしたのをカセットテープに録音したり。
(あのテープどっかにあるかな?)

そういうわけで、今の私があるのはこのアルバムの
おかげかも。
最近、ちょっとコンサヴァになってる私。
このアルバムを聴きなおして、再度自らを破壊するのだ!


君は僕でなくて

2005-03-23 23:40:52 | 詩・散文・ショートストーリー
君は僕でなくて 僕は君でなくて
空は海でなくて 森は歌でなくて
細胞は土でなくて 無しは有りでなくて
愛は恋でなくて 鯉は鮒でなくて
君は君でなくて 僕は僕でなくて

そうして 鼻づまりの夜は更けていく
そうして 僕は記憶を辿る旅に出る
足袋を履いて さあ

君は僕でなくて 僕は君でなくて
最初から最後がわかっていて
最後があることを知っていながら
最後はないと感づいていながら
君は君でなくて 僕は僕でなくて

そうして 韻を踏む朝をむかえる
そうして 悲しみを自慢してみる
鼻かみながら さあ

君は僕でないから
僕は君が好きなのかな