![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/59/f5f943722083ef2cf003e77038d69f51.jpg)
チケット取れなくて、あきらめたハズだった。ハズだったのだが、この写真見たらいても立ってもいられなくなり・・・。
とある裏ルートにてなんとかチケット確保。そのためにオレがどんな危険な目にあったか。その全てをここで告白することは出来ないが、その一部のみを書き記したい。
その日、オレは夕焼け空を眺めながら道を歩いていた。西の空には三日月が浮かんでいる。たぶん、その時オレは口笛なぞも吹いていたんだと思う。まあ、調子良く歩いていた訳だ。
河原まで出て、大雨の翌日の川の表情を思い出す。今日は至って平穏だ。平穏な川の流れだ。流れる水はやがて海に到達する。海の水が蒸発し、雲になり、あの雲が雨を降らし、その雨が川を流れて海に至って・・・。キリがない。
歩き疲れて、コンビニでミネラルウォーターを買って一気に半分ほど飲み干す。道のりはまだ遠い。かばんにペットボトルを放り込み、また歩き始める。
空はもはや闇の色。オレの時間も無くなってくる。焦りに心がざわついていくのがわかる。もう、遅すぎたのだ。世界はオレの想像を超えたところで始まり終わろうとしている。そんな世界でオレはなんて無力なのだ。
そんな絶望と焦燥感の中、オレは彼らに出会った。出会うべくして出会ったといっていいだろう。
(中略)
命からがら逃げ出したオレとパンチョは、そこでKTCのエージェントによって助けられたのだった。もう大丈夫だ。オレとパンチョは抱き合って喜んだ。心残りは、逃げる途中にユリカとはぐれてしまったことだ。でも、もうどうすることも出来ないってことがオレには十分すぎるほどわかっていた・・・。
こうやって、オレは「ウーマンリブ先生」のチケットを手に入れたってわけ。これ以上はここには書けないので勘弁してくれ。本当に聞きたいのなら、直接オレにコンタクトを取ってくれ。よろしくな。