美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

ロバート@NGK(2005/5/29)

2005-05-30 11:08:40 | お笑い
いぬから「チケットとりましょか?」と聞かれ、
「取れるもんやったら取ってみろ」と
答えたのが数ヶ月前。
ほんまに取りやがった、それも6列目のほぼ真ん中。
ごめんね、ほんとのファンの人達・・・。

ビール&たこ焼きで開演を待つ。
10分ほど押しで開演。
細かい内容は置いといて、まあおもろかったかな。

ただ、土俵が違うと言えばそれまでだが、
例えば松尾スズキ氏の芝居が持っている
その時代を切り取る感覚や批評の精神があれば
もっと面白くなるんじゃないか。
スカッと笑って家帰ってへ屁こいて寝るってのも
いいかもしれないが、それだけじゃねって思う。

秋山氏には才能があると思うので、
今後そういったコントをやってみて欲しいなあ。
キャーキャー言ってるお子様のファンは
そんなコント嫌がるかもしれないけど。


moonriders@SHIBUYA AX(2005/5/27) ※でもライブの話題はあまりなし

2005-05-28 18:39:09 | 音楽
いやー、行ってきましたよ、東京 From 尼崎。
moonridersのライブ@SHIBUYA AXに!
今回、わざわざ東京まで行くことになったのは、
以前書いた通り。しかし、こんなん初めてやなあ。

●5/27(金)有給休暇
当日、13:30伊丹発の便を予約してたので、
10時過ぎに家を出て、阪神尼崎へ。
伊丹AP行きのリムジンバスは11:05発ってことで、
まだしばらく時間がある。そんな時どうするか?
決まってるやん、ビールを飲むのだ。

近くのコンビニで缶ビールを買ってくる。
さすがに500ml缶はためらわれ、350mlにする。
駅前公園の花壇の端に腰掛け、グビっと飲る。
これぞ休日の醍醐味。しかし、まだ朝やで。
そうこうする内に、バスの時間。客は数人。
こんなんで商売成り立ってるのかな?

12時前に伊丹AP着。チェックインしてから昼飯。
またビール飲む。やっぱり旨い、昼酒。
平日なのでサラリーマンも多い。
さすがに彼らはビール飲めない。
でも私は飲める。休みだから。少々の優越感。

しかし今日は気楽だ。
出張の時はいくら行き慣れているところでも
少しは緊張しているものだ。
今日はそういった物が何も無い。
オレは自由だ!って一瞬叫びたくなった。
(もちろんそんなことはしない)

飛行機は定刻通り飛び立ち、定刻通り着陸。
さあ、どうやって、今夜の宿のある渋谷まで行くか。
いつもの出張時のようにモノレール~JRか?
それもつまらんなあってことで、
渋谷行きのリムジンバスに乗ることにする。
多少渋滞で遅れても構わない。時間はたっぷりある。

15:00発のバスに乗り込み、いざ渋谷へ。
着く場所が渋谷のどこなのか、今いちわからんが、
まあなんとかなるやろう。
しかし、やはり渋滞している。いつものことなのか?

バスは湾岸線から首都高へ(湾岸線も首都高かな?)。
東京タワーを右手に見ながらバスは進む。
聞いたことのある地名が、案内板に次々に表示される。
おお、これが六本木ヒルズか、田舎もん丸出しで喜ぶ。
青山だ、麻布だ、なんだかんだで渋谷に到着。

おお、109や。カリスマ店長いるかなあ?どうでもいいけど。
しかし、人が多いなあ。さすが都会。

渋谷と言えば、渋谷系、チーマー(ってまだいるの?)、
そして親父狩り(?)。
狩られたら困るので気配を消して歩く。

おお、これが公園通りか。今日の宿はこの先にある。
とりあえず、宿にチェックインし、しばし休憩。
休憩と言えば、もちろんビール。
ライブ前の腹ごしらえにコロッケパンとともに。

うーん、そろそろ行くか。ライブ会場はすぐそこだが。
宿を出て歩き始めると左手に渋谷公会堂発見。
紅白歌のベストテンとかここで収録してなかったっけ?
目の前にはNHK。「渋谷区神南」。
サウンドストリートってよく聴いてたな。

そして、代々木公園に到着。
確認すると、ライブ会場であるSHIBUYA AXは
公園の片隅にあるよう。

会場前に着くと開場はまだで、結構の人がたむろってる。
夕暮れの心地よい風を感じながら開場を待つ。

いよいよ開場。物販売場でユリイカの最新号を買う。
特集は「ムーンライダーズ 薔薇がなくちゃ
生きてゆけないんだってば!」。

生ビール飲みながら開演を待つ。
開場は思ったより小さい。雰囲気はZEPP大阪とか
なんばHatchってな感じだが、縦が短いような。
で、椅子席が前方に用意されている。
500席くらいか?立見のお客さんは後ろの狭い空間に
押し込まれてる(ように感じた)。あれは辛そう。
(2Fもあるが、下からは見えず、どんなもんかは不明)

会場内が埋まった頃、客電がゆっくりと落ちる。開演だ。
いきなり飛ばしていく、おじさんたち。
良明氏の「立て!」のジェスチャーに思わず立ち上がる私。
って、あれ、みんな立たないの?
立ったのは私の見る限り四分の一程度。
まあええわ、人それぞれに楽しみ方がある。
旧曲を立て続けに演奏してくれるので、私は立ちっぱなし、
そして、歌いっぱなし。
でも、あれ?、立ってる人、どんどん少なくなっていく。
まあええわ、人には人の楽しみ方がある。

新譜の曲を混ぜながらの2時間。あっという間に終了。
中盤のあの曲で泣いちゃったよ、オレ。
おかげでコンタクトずれてもうて、ちょっと辛かった。

しかし、東京のお客さん、クールやなあ。
東京の人は見る機会が多いからありがたみにかけるのか?
そこにいるのが当たり前のバンドだからなのか?
大阪なんて、次いつ見れるかってことがあるから
みんな気合い入れて見てるから盛り上がるのかな?
まあええわ、他人の楽しみ方にケチつける必要はないもんね。
ってことで、若干の物足りなさも感じつつ、ロビーへ。
ビール、もう一杯ちょうだい!

ビール飲みつつ、ぼーっと人を見てたら、
すぐそばにカーネーションの大田氏発見!
ミーハー根性丸出しで握手でもしてもらうかって近づくと、
横から青山陽一氏が登場。ビール回し飲みしてる。
ああ、グランドファーザーズや。
昔々、バーボンハウスで見ましたよ、グランドファーザーズ、
って関係ないけど。そんなこんなでオロオロしてたら、
目の前を直枝氏&一色進氏が通り過ぎていく。わー!
そして、物販売場の横を見るとスラっとした髪の長い女性が。
フジTVの阿部知代アナだ!ファンだったのですね。
これは、大阪じゃありえない。せいぜい吉本の芸人くらい。
いつまでも見ててもしょうがないので、宿へ戻る。
ビール(今日何本目?)飲んで、コンビニおにぎり食ったら
眠くなり24時には就寝。

●5/28(土)
気付いたら9時だった。とりあえず起きる。
さあ、今日はどうしようか。
秋葉原かお茶の水の楽器屋街でも覗いてみるか。
うーん、それも今イチやなあ。
かといって、このまま帰るのももったいないような。
ガイド本の地図を眺めつつ、そうや、ちょっと歩いてみよう、
ってことで、コースの吟味開始。
R246(青山通り)を東へ、有楽町駅まで歩くことに決定。
どれくらいかかるかもわからないまま歩行開始。
朝飯も食ってないけど、なんとかなるやろ。

宮益坂から青山通りへ。さすがおっしゃれーな通りやな。
右手に青山学院。こういう場所で学生時代を送るのって
どんな感じなんかなあ、とか想像しながら歩く。
お、表参道!アンビシャスラヴァーズの曲にあったよなあ。
神宮外苑前の並木がきれい。
赤坂御用地でかい。お巡りさん、いっぱい。
赤坂見附、見張ってた場所らしい。
お、国会議事堂が見える。
坂が多いよなあ、東京。
くたびれ始めた頃皇居のお堀が。
桜田門(井伊直弼さんのご冥福を祈りつつ)を越え、
日比谷から有楽町駅へ。フーッ。
でも結局たった1時間くらいだった。
暑いからこんなもんでよかったかも。

有楽町からJR~モノレールで空港へ。
12:45の関空行きに乗る。
14時過ぎに関空着。
阪神尼行きのリムジンバス。関空近くの砂浜には
たくさんの日光浴&潮干狩り(?)客が見えた。

16時帰宅。ちょと疲れた、かな。


日記(5/25)

2005-05-25 23:49:12 | 日記・エッセイ・コラム
朝4時30分に起きて伊丹空港へ。
JRが例の事故で不通なため阪急で。
武庫之荘まで30分かけて歩く。
7:20の便で東京。
10時前に国分寺着。
打合せして飯食ってまた打合せして
16時に国分寺。
19時の便で伊丹へ。
リムジンバスで阪神尼まで。
そこから阪神バスで帰宅。
明後日はまた東京、
でも遊びなので気は楽。


君が欲しい

2005-05-24 23:44:08 | 詩・散文・ショートストーリー
君の小さな肩。
白く細い首筋。
僕のものではない。

君の桃色の頬。
どこまでも華奢な腰。
僕のものではない。

君は僕のものではない。
君は僕のものではない。
僕は君が欲しい。
僕は君が欲しい。

君の揺れる髪。
なぜか切なげな瞳。
僕のものではない。

君は僕のものではない。
君は僕のものではない。
僕は君が欲しい。
僕は君が欲しい。

電話は通じない。
メールの返事はない。
街の片隅で佇んでいるだけ。
街の片隅で佇んでいるだけ。

君は僕のものではない。
僕は君が欲しい。


マルタニカズの言動と視線の先

2005-05-23 19:16:09 | 音楽
最初の出会いは神戸女学院の学祭だった。
その頃の私たちはムーンライダーズとその一派に夢中で、
その日はメトロファイルを見るためにチャリンコにまたがり
西宮の岡田山に登ったのであった。

その日の他の出演は、ペータース(ナゴムからソノシートを
出してたな)とA DECADE IN FAKE(以下、ADIF)。
ペータースについては確か前情報を持ってたと思うけど、
このADIFは全く初めて見る・聴くバンドだった。

ライブはペータースから始まった。
テクノな感じをイメージしてたが、結構バンド然とした
音だったような気がする。

続いて現れたのがADIF。結構大所帯。
音はクールなジャズファンクって感じだったか。
ところどころラテンの風味もあったり。

その後、メトロファルスだった訳だが、ほとんど記憶になく。
何度も見たバンドだったからか。

そして、その何年か後、再びADIFは我々の目の前に現れる。
相変わらずムーンライダーズとその一派好きだった私たちは、
ライブの度に対バンとして出演しているバンドに気が付いた。
それがADIFだった。そして、ある日の大阪ミューズホール。
誰が目当てだったのか全く記憶がないが、その日も
ADIFが対バンだった。その日は舞台の緞帳が下がっており、
何だか緊張が走る。

そして開演の時間。緞帳がゆっくり上がる中、ナイロン弦の
ギターをバックに、椅子に腰掛けたヴォーカリストが
ボサノヴァを歌い始めた。
そのヴォーカリストがマルタニカズであった。
正直痺れた。
生でボサノヴァを聞いたのが初めてだったからかもしれない。
とにかく痺れた。その日はそれ以外の記憶がない。
ひとつ言えるのは、その後私たちはADIFのライブを
見に行くのであって、ムーンライダーズとその一派は
その対バンということに変わっていったのである。

そのまた何年か後、ファンダンゴでのワンマンにおいて、
踊り狂いながら射精とは違う絶頂感を味わうに至った。
あんなこと、それから無い。

その後ADIFはいくつか名前を変え、幾つもの伝説的ライブを
行い、そのまま伝説を作り続けていくのか?って頃に活動を
停止。マルタニカズはソロでライブを続けている。

私はマルタニカズの音楽の魅力を語る術を知らない。
曲がいい。詩がいい。ステージも迫力がある(表現古い)。
とにかく聴いてもらうしかない。聴いてください。

一介のファンだった私たちであったが、今では夜通し話を
させてもらったり、怒られたり、泣かされたりしている。

今のこの国の状況には絶望するしかないけど、
もしマルタニカズの音楽をより多くの人に届けることが
出来たのなら少しはマシになるような気がする。
私たちはとても無力で、何のサポートも出来ないけれど、
これからも私たちは常にマルタニカズの言動と視線の先を
追っていくことだろう(敬称略)。