美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

ゆっくり行こうぜ

2005-04-26 09:06:03 | 詩・散文・ショートストーリー
ゆっくり行こうぜ 窓の外の光感じながら
ゆっくり行こうぜ 風の匂いをかぎながら
ゆっくり行こうぜ 素材の味を確かめながら
ゆっくり行こうぜ 少しくらい遅れたっていいじゃないか

ゆっくり行こうぜ 軽く冗談を言い合いながら
ゆっくり行こうぜ 時間の流れを見つめながら
ゆっくり行こうぜ 恋の過程を楽しみながら
ゆっくり行こうぜ 少しくらい遅れたってかまやしない

スピードが大事なのは わかっているよ
時間が大事なのは わかっているよ
結果が大事なのは わかっているよ
決まりが大事なのは わかっているよ

でも それがために 君は着かない 目的地に
でも それがために 君は着かない 永遠に

ゆっくり行こうぜ 窓の外の光感じながら
ゆっくり行こうぜ 風の匂いをかぎながら
ゆっくり行こうぜ 素材の味を確かめながら
ゆっくり行こうぜ 少しくらい遅れたっていいじゃないか


電子音楽 In The [Lost] World

2005-04-23 18:01:39 | 音楽
autechreの新作「Untilted」を聴きながら
「電子音楽 In The [Lost] World」をパラパラと読む。
前半で紹介されている未来派やミュージックコンクレート、
シンセサイザーミュージックには見たことも聴いたこともない
アルバムばかり。
後半でようやく顔見知りのアルバムが出てきてホッとしたり。

それにしても、武満徹氏や黛敏郎氏ら顔と名前は知っていても
聴いたことのない日本の作曲家もこのガイドによると
すごい(陳腐な表現・・・)音楽を作っていたらしい。
手に入るものならぜひ聴いてみたいなあ。

ただ、この本には、先日書いたヒップホップ系による
サンプリングミュージックのあたりが紹介されていない。
そこがちょっとがっかりかな。わざと外したのかな。
今の音楽に与えた影響って大きいような気がするのだけど。

あと、この本の作者である田中雄二氏は、私も大好きだった
幻の音楽雑誌「TECHII」の編集者だったそう。
うーーん、わかるような気がする。


HER ALL-TIME GREATEST HITS/DIONNE WARWICK

2005-04-22 00:00:09 | 音楽
今更ながら、「The April Fools」があまりに素晴らしく
インストも良いけど歌入りもね!ってことで、
Dionneのベスト盤をGet。これまたRhinoから。

ほとんどの曲は色々なアルバムで聴いてるのだけど、
「The April Fools」はどのコンピにも入ってないのだよ。
(ヴィニールでは持ってるのだが。聴けないのよ、今)
しかし、全24曲中Bacharach&Davidの作品でないのは、
2曲のみ。あーーー、たまらん。幸せです。

さー、いい夢を見るぞ。


Dust Brothersのコラージュによる音楽構築について

2005-04-20 18:34:02 | 音楽
Beckの新作リリースがらみ(と思われる)
サウンド&レコーディングマガジンの記事、
「プロデュースの技法」を読んで、Dust Brothersの
仕事を再確認したくなり、下記2点を注文。

●ポールズ・ブティック/ビースティ・ボーイズ
●ファイト・クラブ(サントラ)/ダスト・ブラザーズ

インタビューで曰く
「最高の音楽はミスから生まれる」
「正確な演奏より面白い演奏」

正確にプログラミングしたものばかり作っている
自分にパーンチ!って感じ。
Beckの昔の作品もそういった偶然のヴァイヴが
溢れている訳ね。面白いはずだ。

ついでに、Dust Brothersの2人が賛辞を惜しまない、
S/W「ABLETON Live」も欲しくなってきた。
私の持っている、M-Audio「FW410」のバンドル版からの
アップグレードが39,900円とのこと。買うか?

そう言えば、私の中でDust Brothersと音的に近いと感じてる、
The Bomb Squadって今でも活動しているのかな?
Public EnemyやらSON OF BAZERKやら
Young Black TeenagersやらJuiceのサントラやら
彼らが関わったサウンドってかなり好きだった。
短いサンプルが消えては現れるような。
自分でも試してみたけど、サンプラーのメモリーが小さくて
全然ダメだった記憶があるなあ。
今ならきっとやれるぞ、まねっこするか。