美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

地球は回り、季節は巡り、モノは小さく、心は大きく

2006-11-09 19:49:05 | 日記・エッセイ・コラム
今朝、太陽と水星と地球が一直線(って言うか、地球から見ると太陽の前を水星が横切っていく感じ?)になるというので、通勤途中のクルマの中から眩しい太陽を眺めてみたのだが、当然、肉眼では観測できるはずもなく、目が痛くなっただけだった。反対側の空には、薄い月が浮かんでいて、あと少しでよく晴れた六甲の山並みに消えていきそうだった。

昨日は「冬の・・・」とか書いてたが、昼間はえらい暖かいやないの。もう春か?梅は咲いたか、桜はまだかいな、って、んなことはないか。

夕刻帰宅。夏の間はシャワーだけで済ますことが多かったが、寒くなってくるとやっぱりお湯が恋しくなる。湯船に幾分ぬるめのお湯をたっぷり張り、からだを沈め、目を閉じると、そこは遠く奥飛騨の秘湯だったり、紀伊山地の温泉地だったり、黒川温泉のはずれの一軒宿だったり。風呂上がりにはきっと飛騨牛の炭火焼や、鹿のたたきや、馬刺などが待っているに違いない。そして旨い酒。

眠くなり、寝室の窓を少しだけ開ける。冷たい風が吹き込んでくるが躊躇はしない。窓はそのままにしておいて、ベッドにもぐりこむ。冷たいシーツの上、からだを胎児のように丸め眠りにつく。夢うつつの中、冷たかったシーツが自らの体温で徐々にぬくもっていくのを感じる。足を伸ばせば、そこはまだ冷たい領域。我慢してそのままにしておくと、しばらく後、そこも暖かくなっていく。そうして、一晩かけてシーツの全ての場所を暖かな場所に変えていく。そして、冷たい空気とともに朝を迎える。

とか何とか言ってたら、新しいiPod shuffleが届いた。小さい。ほんとに小さい。そして、小さいことはいいことだ、と無駄にからだのデカいわたしは思うのだった。
New_ipod_shulle_20061109