美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

サド侯爵夫人@シアター・ドラマシティ

2012-03-25 09:29:38 | 演劇
雨が降ったかと思えば青空に太陽の日差しが、みたいな不安定な天気の中梅田へ。玉五郎の煮干しらーめんで腹ごしらえしてからシアター・ドラマシティ。三島由紀夫の戯曲を野村萬斎が演出する「サド侯爵夫人」を観劇。正直、ただ生の蒼井優ちゃんを観たかっただけでチケット買ったこともあり、3時間半以上の上演時間と18世紀末のパリの貴族が舞台という普段観ない種類の演劇に半ば恐怖(?)を抱きながら席へ。客層も普段観ている小劇場系とは明らかに違い、年齢層超高め。5分押しで開演。セリフの言い回しが独特でぼーっとしてると頭に入ってこなくなる。眼と耳を舞台上に集中。疲れる。でも引き込まれる。特に白石加代子さんの圧倒的な存在感。いや、凄いなあと。それに正面から対峙した蒼井優ちゃんも凄かった。完璧じゃないでしょうか、いやほんまに。2回の休憩を挟んでカーテンコール含めると4時間近い演劇は終了。心身ともにぐったり。飲みもせず満員の阪急電車で帰路。武庫之荘から空に散らばる星を見上げながら帰宅。涙がこぼれないように空を見上げて(嘘)。
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五反田団「びんぼう君」~中吉~ポトフ

2012-02-12 10:18:54 | 演劇
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2/11(土)、京都劇研にて五反田団「びんぼう君」観劇。五反田団初観劇。そんな五反田団に感激。いやー面白かった。演者は3人だけ、舞台装置も簡素、照明の演出も最小限、そういや音もなかったっけ。そんなミニマムな舞台だが、セリフと身体の動きだけでグルーヴを生む。派手さは一切なく、質素な味わいにほっこり。そしてあっという間の1時間半。

帰りに下鴨神社にお参り。そういや今年の初詣だ。おみくじ引いたら中吉。糺の森の木々を見ながら歩いて出町柳から京阪で帰阪。ひさびさのトドムンドでビールとハイボール。まかないのポトフをいただいて暖かに。寒いので早めに帰宅。

今週買ったCD。Hi Llamasは結構前に注文したのにやっと届いた。
フィルム(初回限定盤)(DVD付)フィルム(初回限定盤)(DVD付)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2012-02-08
Talahomi WayTalahomi Way
価格:¥ 2,200(税込)
発売日:2011-04-19



ゲリラ豪雨のち「奇っ怪 其ノ弐」で鳥肌

2011-09-18 08:59:19 | 演劇
午後、やらなければならない仕事を無事終え、17時過ぎ、怪しげな天気の中、武庫之荘に向けて歩く。程なく小雨が降り出し、あと5分で駅、のタイミングでゲリラ豪雨。傘が意味をなさない。びしょ濡れでなんとか駅着。靴の中もぐちょぐちょ。こんなこともあろうかと替えの靴下を持ってきたオレは用意周到な男、そう用意周到な男。西宮北口に着くと雨はあっさりと上がってた。これぞゲリラ豪雨。西宮ガーデンズをブラブラした後、兵庫県立芸術文化センターへ。イキウメの前川知大氏作演出の「奇っ怪 其ノ弐」を観劇。魅力的な役者による幽玄なセカイ。この世とあの世の出逢うところ。能の現代版。ラストシーンにやられ鳥肌。よく出来た芝居で満足満足。帰りは雨の心配もなく遠回りしつつ徒歩で帰路。途中甲子園口のラーメン屋でラーメンと思ったが、並んでる人の列を見て断念。その先のたまに寄るラーメン屋はガラ空き。ラーメンとビールで満腹。さらに遠回りして帰宅。雨上がりの街の灯がキレイな夜。


パルコ・プロデュース「クレイジーハニー」@大阪

2011-09-11 18:14:16 | 演劇
本谷有希子作演出の「クレイジーハニー」を観劇に森ノ宮ピロティホールへ。今回もイタい人間多数。痛すぎて途中苦しくなってもたあるよ。初舞台の長澤まさみちゃんが一番イタい主役を熱演。しかしなによりも後方の席からでもわかるその脚線美。いやはや、視点がおっさんである。すいません...

帰りは松屋町筋まで出て北上。大阪天満宮からJRで尼崎まで戻ったものの、神戸行きの電車が事故かなにかで来ないので、そこからまた小1時間歩いて帰宅。おかげで本日も総歩数15,000歩超え。ある意味健康的な週末でしたわ。


奇才?おバカ小学生??「奥様お尻をどうぞ」@大阪

2011-09-04 10:18:00 | 演劇
土曜、台風の雨&風の中、梅田シアター・ドラマシティへ。ケラリーノ・サンドロヴィッチ作演出、古田新太座長の芝居「奥様お尻をどうぞ」のソワレを観劇。台風の影響か結構な数の空席が目立つ。数分押しで突然開演。事前に聞いていたものの、バカ、デタラメ、くだらない、悪ふざけ、なめた内容で狂喜。このコンビでの前作「犯さん哉」でも笑い死にしかけたので当然といえば当然か。埋めこまれた時事的な批判すらぶっ飛んじゃうくらいのバカバカしさ。悪ふざけする小学生のような性質の悪さ。無駄に洒落た映像と音楽。ほんとにバカ。でも記憶に残るのはこんな芝居だったりするのだよな。しかし、それにつけてもバカで奇才のケラリーノ・サンドロヴィッチ。近作の「黴菌」、「黒い十人の女」とはまったく異なる作風。その振れ幅に驚愕するが、基本は「面白い演劇」なのだろうな。そして、作者のバカを体現するスキルを持つ古田新太とその他の演者たち。恐るべし。(敬称略すいません)