美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

初めての110

2006-06-02 18:38:30 | 日記・エッセイ・コラム
木曜の朝の話。

前日の夜、観劇終わりに本町で一杯やって帰ったのだが、それほど量を飲んだ訳じゃないので、翌朝はすっきりした目覚めを味わえた。身支度して愛車プジョー106のエンジンをかける。納車から近々まる6年。そろそろガタも出始める頃なのかもしれないが、今日も絶好調だぜ。走り出すと若干乗り心地が悪くなったようには感じるけどね。ショックの交換時期かもしれない。が、換えるお金はないのだ。まとまったお金がないのだ。だから歌うのだ・・・。

会社への道は、いつも込んでて、速度は出せない。が、それでも楽しいのだ。運転が楽しいのだよ、キミ。でも、まあ、今日やるべき仕事のことが頭に浮かんだりもして、気分はあっちいったりこっちいったり。

そんなこんなしていると、会社近くに借りている駐車場にもう到着である。今は問題ないが、冬なんて水温計の針が通常位置になった頃に着いてしまうのだなあ。良いのか悪いのか。で、自分の駐車スペースであるC-3の位置を見ると、あれっ?知らん車が停まってる。おいおい、誰やねん、勝手に人の駐車場所を使うやつは!!しばらくそこで待ってみるも誰も現れず。ロックもかかっとるし、まあ、どうしようもない。ちょっとその辺を一回りしてもう1回戻ってみるが、やはりそこには白のトヨタコルサが。

えーと、どうしたらいいのかね。管理会社はまだ開いてないやろうし。しゃーない、警察に相談だ。生まれて初めての110番。初めてのおつかい。どっかにカメラを持ったおっさん達はいないか。いるわけない。すぐに女性の声で「事故ですか?事件ですか?」。恐縮しつつ状況を説明すると、すぐに向かうとのこと。

10分ほどでおまわりさん到着。若いちょっとイケメンのおにいさん。いろいろ調べて、盗難車ではないことがわかる。所有者もわかったが、連絡はつかず、私有地のため、レッカー等これ以上のことは出来ないそうで、仕方なしに張り紙をワイパーにはさんで駐車場を後にする。おまわりさんも何も出来なかったことに恐縮しつつ帰っていったのでした。

さあ、じゃあ、クルマはどこに置こうか。家に帰って改めて電車で出直す、なんてめんどうやし、近くのコイン駐車場がまる1日停めても確か安かったはずだが、そんな無駄金使うのもあほらしい。なわけで、事情を説明して、会社内の駐車場に置かせてもらうことにする。会社内に入って守衛さんに説明し、場所の説明を受け、なんとか駐車完了。そんなゴタゴタのせいで始業時間に15分ほど遅刻。おいおい、この責任誰が取ってくれるわけ?

6/1から始まった例の駐車違反改正の影響なのか何なのかわからんが、夕方見に行ってみると、白のトヨタコルサはもうそこにはおらず。朝っぱらから見えない人間に振り回されて少々うんざりの私なのであった。