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3度目の正直成し遂げた前橋育英

2018年01月08日 23時27分08秒 | 観戦記
第96回全国高等学校サッカー選手権大会
決勝戦
流通経済大柏(千葉)0 - 1 前橋育英(群馬)
90+2分 榎本 樹(前橋育英)

埼玉スタジアム2002 曇 時々 雨 10.0℃ 41,337人

時おり雨が降るピッチが舞台となった決勝。
ランニングタイムが90分を過ぎ試合は3分のアディショナルタイムに突入。
ピッチの選手、場内にいる観客の脳裏に延長戦のイメージが横切った瞬間、流経のゴールが揺れた。

今大会、流経は前半を無失点に抑え後半に加藤蓮(9/MF)ら攻撃的な選手をピッチに送り込み無失点で勝ち進んでいた。
今日の決勝でも前半をスコアレスドローで終えたのは本田監督の読み通りだったかもしれない。
しかし後半、50分に加藤を送り込んでも流経は主導権を握ることはできなかった。
観客の目から見ても、後半のシュート数12対1という数字からみても試合は前橋育英のものだった。
もちろん決勝に進んだ2チームだけに、プレイスピード、ボールスピード、攻守の切り替え、個人技など目を見張るほど素晴らしい互角の戦いを展開していた上での差だった。
それでも何が起こるかわからないサッカーだけに、90分を過ぎてもどちらか勝つかは誰にもわからなかった。

そしてついに後半46分19秒、ペナルティエリア内左側から飯島 陸(前橋育英/10/FW)の放ったシュートがDFの体に当たった。
そのボールが中央に詰めていた榎本 樹(前橋育英/22/FW)の足元へ転がる。
榎本は直接右足でシュートを放つとボールは流経のGK薄井(1)の股を抜けゴールに突き刺さった。
残り少ない時間も1点を追う流経イレブンは必死に走ったが決定機を作れなかった。
3分のアディショナルタイムが経過し、試合は1点を奪った前橋育英の初優勝で終えた。

プレミアリーグでは流経に2勝していたものの、総体では敗れた前橋育英。
昨年大敗で優勝を逃した悔しさと流経への夏のリベンジを胸に挑んだ試合で初優勝を掴んだ。
これまで名だたる代表選手を輩出してきた名門校がついに選手権を制し新たな歴史を作った。
準優勝、優勝と続いた成績を来年は連覇に繋げてほしい。

また敗れた流経は10大会ぶりの優勝とはならなかったがレベルの高い戦いをみせてくれた。
毎年千葉代表になるのは簡単なことではないが来年も決勝の地で戦ってほしい。

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