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なでしこジャパン 北朝鮮を破り6度目のオリンピック出場決定

2024年02月29日 11時45分58秒 | 観戦記

パリオリンピック2024 女子サッカー アジア最終予選
2024年2月28日 18:30
日本女子代表 2 vs 1 朝鮮民主主義人民共和国女子代表
26分 高橋 はな
77分 藤野 あおば
81分 キム・ヒェヨン
国立競技場 20,777人 晴/9.1℃


中立国サウジアラビアで行われた第一戦は、日本が北朝鮮の猛攻を耐える展開で0-0の引き分けで終えた。
そのため、奇しくも20年前と同じ国立でシンプルに勝者がパリオリンピック出場となる負けられない試合となった。

日本は前回の最終予選(16年リオ五輪 最終予選敗退:東京はホストのため予選なし)のメンバー、熊谷と山下がスタメンに入った。

互いにショートパスを繋ぎ前線へボールを運ぶスタイルで試合が進んだ。
両チームともに中央でパスを奪い合い相手ゴールに迫ったが得点を奪えず、拮抗した展開が続いた。

試合が動いたは前半24分、北朝鮮側の中央付近やや左で日本のフリーキックのチャンス。
清水のフリーキックはペナルティエリア中央にいた熊谷が左のアウトサイドへヘディング。これを上野がヘディングで中央へ折り返した。このボールを中央にいた田中が合わせヘディングシュートを放つもGKのパク・ジュミに右手で弾かれた。
ボールはクロスバーに弾かれて前に落ちた。これを詰めていた高橋が左足で押し込み先制点を奪った。

前半44分に北朝鮮チェ・クムオクのヒールシュートがあわやゴールというシーンもあったが、これはGK山下がラインぎりぎりで書き出し難を逃れた。

アディショナルタイム1分も試合は動かず。
前半は1-0で終了し日本の1点リードで後半を迎えた。

後半、追いつきたい北朝鮮は積極的にボールを奪い縦に継ごうとしたが、日本の堅いディフェンスに阻まれ決定機を作れなかった。
先に動いたのは日本。池田監督は後半17分に上野に代え清家を投入した。
北朝鮮は後半20分に一度に3枚のカードを切り前線のメンバーを入れ替えた。

試合が動いたのは後半30分、中央の長野からパスを受けた清水が縦に仕掛け、北朝鮮のペナルティエリア右側からクロス。
これをペナルティエリアの中央にいた藤野が合わせてヘディングシュート。ボールはゴール左に突き刺さり追加点を奪った。

2-0とした日本だったが後半35分、北朝鮮のキム・ヒェヨンにゴールを奪われ1点差に迫られてしまった。

その後、北朝鮮の猛攻が続いたがゴールを奪えず、5分のアディショナルタイムに入ると日本は前線でボールをキープし時間を使った。
試合は2-1で終了。

敗れた北朝鮮は3大会ぶり3度目のオリンピック出場とはならなかった。

日本は2大会連続6度目のオリンピック出場を決めた。
20年前、旧国立で北朝鮮を破り出場したオリンピックで8位となり、その後4位、準優勝と力をつけていった。
パリでも8位以上の結果を出し、今後の架け橋となってほしい。


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