明治安田生命J1リーグ 第22節
2023年8月6日(日)18:33KO
横浜FC 2 - 0 ヴィッセル神戸
ニッパツ三ツ沢球技場 7,800人 晴 / 27.5℃
3週間の中断期間を経て行われた第22節。
横浜FCは中断期間中の補強はなく、逆に小川とサウロミネイロが移籍するという状況でのリーグ再開となった。
ホームに首位のヴィッセル神戸を迎えた横浜FC。
前日のリーグ戦で湘南が勝利を挙げていたため暫定的に順位を17位に落としており、なんとしても勝点が欲しい試合だった。
対するヴィッセル神戸は4日前に天皇杯3回戦を戦っており、出場したGK 前川、DF 初瀬、マテウス トゥーレル、MF汰木、FW大迫、武藤の6人がスタメンに入った。
試合は序盤から守備を固めた横浜FCがボールを奪うと、神戸の空いたスペースに進入しスピーディーにパスを回して神戸ゴールに迫った。
前半23分、井上 潮音がペナルティエリア左手前からミドルシュートを決め先制。
前半は横浜FCの1点リードで終了。
迎えた後半、65分に岩武が自陣左奥からロングフィード。これを中央に走った山下 諒也が受け2タッチでシュート。
ボールはGK前川の股をくぐりゴールへ。これで2点リードとした横浜FC。
後半79分には神戸のペナルティエリア内で小川 慶治朗が倒されPKを得た。
しかし伊藤 翔が放ったシュートは神戸のGK前川に弾かれてしまった。
ルーズボールに伊藤が詰めた瞬間、相手DFに倒されたかのように思われたがVARの結果「ファウルなし」との判定となった。
横浜FCはその後も危なげない展開のまま試合終了。
首位の神戸に2-0と完勝した。
この結果、今季神戸とはカップ戦を含め2勝2敗となった。とくに直近ではカップ戦の勝利から2連勝となった。
これは奇跡の勝利だったのか。否、必然と言えた試合結果だった。
神戸はMF大崎 玲央が出場停止、DF酒井 高徳がメンバー外、その上で4日前の天皇杯で出場したメンバーをスタメンに起用しても勝利できるというプランだったが、微量でも蓄積された疲労が数人の選手の判断力、精度を奪っていた。これがチーム全体に影響をあたえわずかなキックミスがゴールへの精度を欠き、空いたスペースへの対応の遅れが失点の確率を増やした。
逆に横浜FCは中断期間前とほぼ変わらないメンバーと、継続してきたシンプルなリアクションサッカーを貫き14節のホーム川崎戦同様、スペースへの対応が遅い神戸を相手に井上と山下がゴールを決め勝利した。
今節は残留を争う3チーム(横浜FC、柏、湘南)全てが勝利したため、前節から順位を上げることはなかったが上位との差は縮まった。
リーグ戦は残り12試合、14位新潟、15位京都を引きずり落とす勢いで残留争いを勝ち抜いてほしい。
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【INSIDE STORY Vol.19】2023/8/6 vs.ヴィッセル神戸