4年周期の証明 日本のサッカー大好き!

サッカーについて語るときに私の語ること サッカー大好き ジャパンフットボールで一期一会 記事上ノくーろん者。

GO FOR 国立!from埼玉

2004年11月22日 00時02分01秒 | 観戦記
第83回全国高校サッカー選手権大会
埼玉県大会権埼玉県高校サッカー選手権大会
決勝
11月21日(日)14:05キックオフ
埼玉スタジアム2002
観客:8,500人
市立浦和2-3西武台

暖かく、清々しい日曜のサッカー観戦は格別だ。来年以降代表も秋から春にかけては土日のデイゲームを検討してほしい。
昨日は予定が入っていた為、西ケ丘には赴けなかった。だから今日こそは初の都同県予選を観に行こうと考えていた。今日が出場校が決まる最終日(新潟のみ28日に延期)。その中で僕が観戦できるのは埼玉と、千葉だったが千葉の会場、市原臨海競技場は埼玉より遠く、一番は一度も言った事が無いということがネックだった。結局大好きな市船の流経大柏戦ではなく埼玉県決勝を見に行く事にした。
4日ぶりに訪れた彩の国。昨日は浦和優勝、大宮昇格確定と「さいたまデー」騒ぎのあった浦和。そんな浦和の高校
「市立浦和高校」(さいたま市浦和区元町)
●部員数
男子103人
女子7人(マネージャー)
校名の変わった現在も、市高サッカー部の伝統を受け継ぎ全国制覇を目指して日々努力しております。「文武両道」を実現し、「愛される選手・愛されるチーム」に成長できるよう、選手、顧問、父母会、OB会さらには地域の方々と力を合わせてがんばります。
応援宜しくお願いいたします。
●今年度の成績
新人戦ベスト16
関東大会予選32
総体予選ベスト8

対するは
「西武台高校」(新座市中野)
●部員数/161名
我々サッカー部は、「勝つこと」を「育てること」にできる限り近づけ課題として勝敗にできるだけ直結させていく努力をしています。選手140余名が勝利のため日々訓練に励み、大きな夢と到達可能な目標を達成できるチームになりたいものです。
●主な戦績
平成16年関東大会出場
全国高等学校総合体育大会出場

ともに勝った場合、冬の選手権は初出場となる。

失礼ながら埼玉の高校と言ったら「武南」「大宮東」「浦和南」「浦和東」くらいだったんですが、開けてビックリ、知っている高校はすでに全滅していた。そんな個人的な連想はさておき、支度をすっかりのんびりしていたせいか浦和美園についたのが試合開始15分前、地獄のロード(駅から1.5キロ)をダッシュでかけ(マラソンは大得意だが、普段着でしかも荷物だったのでかなりきつかった・・)しかも、前売りチケット(あったのか?)なんて持っては無いので売り場へいくと「うげげっ」すでに人並みが。まるで代表か好カードの試合のようだった。さすがサッカー好き県民?並んでる間に、選手紹介が終わり、アンセムも鳴り止んでしまった・・・
なんとかメインスタンドに駆け込んだのは試合開始5分後だった。というわけでここから実況に入る。
市立浦和(→市)はオレンジのユニフォーム(ミズノ)、西武台(→西)は黄色のユニフォーム(プーマ)
10分市(市)の選手が左サイドからドリブルで上がり(市)キャプテン【10】FW赤城(3年)に合わせるも(西)【1】GK小澤(3年)が正面でキャッチ
12分(市)フリーキックのチャンスを得る【8】MF金子(3年)がゴール前に蹴るも(西)DF【2】DF田中(3年)がクリア。
14分(西)【11】FW島田(3年)が得意のドリブルで駆け抜けゴールエリア前でシュートを打つも左にそれる。
15分(西)【11】FW島田(3年)が中央からのパスを受けドリブルでしかけ、動きを読んだ【10】FW杉本(3年)にパスを出すも右へそれる。
16分(市)DFのクリアミスから(西)【11】FW島田(3年)がゴール前へパス、【10】FW杉本(3年)が落ち着いてシュート。ボールがゴールに刺さる。先制(0-1)
17分(西)【2】DF田中(3年)が右サイドから上がりゴール前にパスを入れるも(市)【10】FW赤城(3年)が前方にクリア。

(市)は(西)の硬いDFに前線でボールを回せない。(西)は(市)に比べフィジカルが強く感じた。当たり負けせず、ボールの足下でのキープも安定していた。

20分(西)レッズユース出身の【7】FW中村(3年)が右から大きくクロスを上げるも(市)【1】GK佐伯(2年)がキャッチ。
20分(西)【11】FW島田(3年)がゴール前でシュートを打つも(市)【2】DF高村(2年)がプレスがきき左にそれる。
21分(市)【9】FW吉野(2年)から(市)【6】MF三澤(2年)へパス。(市)【6】MF三澤(2年)が右から上がりゴール前へボールを出すも(西)DFがクリア。
22分(西)のファウルからフリークックのチャンス。(市)【8】MF金子(3年)が蹴る。少しドライブがかかり、キーパーの頭上でゴールに吸い込まれる。同点ゴール(1-1)。
29分(西)【17】FW那倉(2年)の右からのクロスを(西)【7】FW中村(3年)がトラップしシュートするも(市)【1】GK佐伯(2年)がはじく。

(市)は足先でボールを弾いてしまう選手が多く、相手にボールを奪われやすい。
32分(市)の左サイドからのロングスローがゴールエリア内に落ちた所を(市)【8】MF金子(3年)がDFラインから飛び出しシュート。ゴール左へ突き刺さる。金子2点目(2-1)逆転。
この後両チーム攻め上がるも得点には結びつかず。
ロスタイム1分
(市)のパスが少しづつ回りはじめる。
ホイッスルがなり、前半が終了。

ここで横断幕を紹介する。
(市)「攻めて勝つ!!」
(西)「走れ!ゴールだ!西武台イレブン」「天上天下武台独尊」「燃える 輝け 逞しく」

いよいよ後半 このたった40分で泣くものと笑うものにわけられる。
4分(市)【6】MF三澤(2年)が右から上がり、ゴール前の(市)【8】MF金子(3年)へパスを出すも(西)DFがクリア。
5分(西)ボールを繋ぎ前線へボールを持ち込む。ラストは(西)【7】FW中村(3年)がシュートするも左へそれる。
10分(市)【8】MF金子(3年)の右コーナーからのボールがゴール前でフリーになった所を(市)【14】MF古山(2年)がシュートを放つもゴールを大きく超える。
12分(市)【9】FW吉野(2年)が、スルーパスを受け取りゴール前へ出るもパスを受け取る味方が間に合わず、タイミングがずれ、チャンスを失う。
(西)は前半の運動量が効いてきたのか少し、出足が遅れている感じがした。
15分(西)【11】FW島田(3年)が左からDFを崩し、ゴール前へ上げたボールを(西)【17】FW那倉(2年)が165センチのヘッドを決める。(2-2)試合は再び(西)の追い風になる。
16分(市)【9】FW吉野(2年)がゴール右で高いクロスを受け取り、そのままワンタッチでシュートを放つも浮き過ぎてしまい、ゴール所空へ飛ぶ。
17分(西)が(市)ゴール前でくさびのプレイでボールを繋ぎ、(西)【7】FW中村(3年)がシュートするも右へそれる。
18分(市)【2】DF高村(2年)が(西)【7】FW中村(3年)に足をかけてしまい、FKを献上。(西)【11】FW島田(3年)が放ったフリーキックを(市)【1】GK佐伯(2年)がファンブル(キャッチできず、ボールを落とす)したボールを(西)【5】DF福田(3年)が走り込んでシュート(2-3)逆転する。
(市)ここで【11】FW佐山(3年)を【14】MF古山(2年)に変える。

両校の応援に熱が入る。キーパー以外の全てのポジションの選手がゴールを決めた(西)フィジカルの優勢がオールラウンドで影響をしているのかもしれない。前線へ流したボールに誰かが走り込んでチャンスを作る。一見単純な戦法だが、ここぞというときには力強いかもしれない。

時刻は既に3時を回り肌寒くなっていた。
(市)はさらに【3】DF小寺(3年)を【16】FW中山(2年)に変える。
27分(市)は(西)ゴール前で混線し、チャンスとなるもするも(西)【1】GK小澤(3年)が身体をはって止める。
30分(西)【7】FW中村(3年)が右から入れたクロスが誰にも合わなかったが(西)【11】FW島田(3年)が猛烈に走り込み味方にパスを出す。受けた選手がシュートを放つがゴール上へ飛ぶ。
(市)も(西)もお互い引く事なく、攻め合を続けるが得点には結びつかず、ボールは無情にもゴールへの侵入を許されなかった。会場には溜息と歓声が交互に響く。
35分(西)の右からのクロスを(市)【1】GK佐伯(2年)がまたも手に押さえきれずも、今度は田折れ込むように身体を入れボールを押さえる。
36分(西)フリーでゴール前でシュートを打つも枠に入らず。
40分(西)【7】FW中村(3年)を(西)【9】MF梅沢(3年)に変える。
ロスタイム2分。両校イレブン、引く事は無く、攻め続けた。
主審のホイッスルが8500人の監修の耳にこだまする。
泣いたのは市立浦和イレブンだった。先制店を受けたあと果敢に攻め、同点へ。逆転されるも怯む事なく前へ進む。これは西部台も同じだった。6月19日全国総体埼玉県予選Cブロックトーナメント決勝で同じカードで西部台が3-1で勝っていた。市立浦和イレブンの3年生には最後のリベンジであった。たしかに2度負けた。僕はこの試合しか観ていないが大きな差は無かったようにも思える。しかし何かが大きかったのだろう。僕が観た限り、優勝し、全国出場を決めた西部台も全国では厳しいと思う。閉会式での埼玉県サッカー協会会長松本暁司さんは「いいプレーだけではなく、幼さをなくして、埼玉の代表らしいプレーをしてほしい」と話していた。あと1ヶ月半の間に「彩の国」の代表になった彼等が輝くまでには、磨かなければならない事がまだまだ多そうだ。会長の、そして県民の期待通り、さいたまステージ(4日あるらしい)は勝ち残ってほしいものだ。


名門市浦和を相手に2-2に追いついた後半19分、MF中村祐人(3年)が、FKから決勝点を演出。3-2で逆転勝ちした。
 自信を持って中村が放ったFKは、カベを越えて鋭く曲がり落ちた。ゴール右下の枠をとらえると、相手GKがファンブル。こぼれ球をDF福田が押し込み、待望の勝ち越し点が生まれた。最後は粘り強く守り抜き、初優勝の瞬間、中村は両手を突き上げ喜びを爆発させた。「FKは練習通りに蹴ることができた。自信があったので直接狙った」と満面の笑みで話した。
 父修三さんは三菱重工MFとして日本リーグでも活躍した。現在は前日初優勝を決めた浦和の強化部長を務めている。その浦和の下部組織ではFWとして中学3年時に全国優勝、高校1、2年時も全国準優勝した。それでも昨年9月に同ユースを退部し、通学していた西武台の一員として登録し、チームを初の全国に導いた。
 クラブと部活動の二重登録はできず、変更した際は半年間は公式戦出場禁止となる。それでも高校でサッカーがしたかった、父修三氏は「クラブにも部活にも良い部分がある。両方を吸収して人間的に成長してほしかった」と話す。今春から晴れて公式戦に出場。連日3~4時間の過酷な練習に加え、自主的にFKの練習も続けた。「全国では国立(4強)を目指したい」と中村。飛躍の年となった埼玉サッカー界のトリを飾るつもりだ。

 埼玉西武台が浦和V効果で初の全国切符を手にした。後半19分、ゴール前で得たFKをMF中村祐人(3年)が蹴り、GKがこぼしたところをDF福田がシュート。逆転の3点目が入った。中村は「バウンドさせたらGKが落とすと思っていた。練習通り」と笑顔を見せた。浦和の強化部長である父・修三氏からは「オレたちも優勝したからおまえも勝て」とハッパをかけられていたが、見事に約束を果たした。観戦した修三氏も「守屋監督もよく知っているし、良かった」と2日続きの勝利を喜んだ。
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