仕事納めは過ぎました。
私たちの仕事がひと段落ついたかというと、そうではありません。
病院は、年末年始だからといって、患者さんがいなくなるわけじゃありませんからねぇ…。
病院で過ごすことに、少しずつ慣れてきた患者さんは、例え年末年始に家に帰れなくても、何とか病院で「過ごし方」をどうするのかを考えることができます。
ご家族が集まり、病室で過ごしたいとご希望があれば、何とか、お手伝いをしたいと思います。
緩和ケア病棟では、各々の患者さんの過ごし方を考えることができる環境にあるのと思います。
一般病棟では…、どうでしょうか。
暮れが迫っているこの時期に、家族が入院しなければならないということは、そのご家族全体が、年末年始を心穏やかに過ごせないということになります。
病状が安定していないと、患者さんだけでなく、ご家族の心身の安定を得ることもとても難しくなります。
そんな状況の中…。
そんな状況とは、
世の中全般が年末年始という一年のうちで特別な時期であること。
病院は機能しているけど、お休みの体制に入っているので、担当医が常に院内にいるとは限らないこと。
自分自身が何とか休みをやりくりして、お正月なので…、実家に帰ろうとしていること…。
こんな状況の中。
自分が担当している患者さんの様子を、ある程度お休みの状況を見越して、「万が一」に備えて、患者さんが抱えている問題に対処する術を考えなくてはなりません。
勿論、院内には日・当直医なるものが毎日勤務してくれていますが、緩和ケアのことが「さっぱりわからない」医師が担当であれば、患者さんの変化に対応できる処置を施すことができない可能性もあります。
これは、とても残念なことですが、現状です。
実はー。
私は、大晦日は夜勤です
2交替ですから~、明けは元旦です。
実はー。
元旦の明けが終われば、実家に帰ろうとしてます
だからー。
明けの、元旦に、患者さんを一通りパトロールしまして、何とか、仕事始めにつなげれるようにしたいと思っています。
まずは、自分の夜勤をしっかりとこなすことが大切、あるよね
とにかく、どの患者さんもご家族も、平穏な『年越し』『年始』を迎えられることを願ってやみません。