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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

海道尊著「カレイドスコープの箱庭」

2015-02-26 | か行
「チーム・バチスタの栄光」から続くメディカルエンターテインメントシリーズ。カレイドスコープとは万華鏡のこと。
東城大学病院は存続の危機に立たされながらも、運営を続けていたのだが、そんな折、肺癌患者が右葉摘出手術で亡くなったのは、病理医の誤診が原因ではないかとの疑惑が浮上。
高階病院長の実態把握調査の依頼を受け田口医師は仕方なく、呼吸器外科や病理検査室などの医師や技師たちに聞き取り調査を開始する。
なぜか出世してしまう愚痴外来の元窓際講師田口&厚生労働省の変人白鳥のコンビが今回も活躍する展開。
検体取り違えか、それとも診断ミスか調査を進めると万華鏡のように、見る角度によって様々な形となって姿を現す大学病院の実態人間関係。途中から犯人の予想がついて意外性のないのが残念。
巻末に登場人物リスト&桜宮市年表&作品相関図など収録されていて、海堂ワールドの読者にとっては楽しい付録つき。

2014年3月宝島社刊


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