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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

佐々木譲著「憂いなき街」

2014-10-19 | 佐々木譲
道警シリーズの続編。サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた札幌。
市内で起きた宝石商の強盗事件を追っていた機動捜査隊の津久井卓は、犯人を確保する際、
たまたま演奏中だったピアニストと目が合います。
当番明けの夜に立ち寄ったバー「ブラックバード」でそのピアニストの安西奈津美と再会。
久しぶりにジャズピタニストとして本番を前にした彼女とジャズの話をしながら急速に津久井と奈津美は親しくなります。
ところが、警察官である津久井は、些細なことで彼女の過去を察知してしまい、別れを決意します。
一方で、中島公園近くの池で女性の死体が見つかり、捜査を進める津久井の中で、
奈津美による犯行ではないかという疑惑が深まっていく。
津久井は刑事課の佐伯宏一警部補らに助けを求め、裏捜査が始めるのだが・・・。
新宮や小島という御馴染みの面々との絡みや、津久井の「純情な愛」が切ない悲しい別れなど
ミステリーの要素と悲恋が加味されて面白かった。
芸能界や音楽界の薬物汚染の問題が取り上げられていて興味がわいた。
」2014年4月角川春樹事務所刊

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