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読書備忘録

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韓国映画「泣く男」

2014-10-23 | 映画
2014年 バイオレンス・アクション映画  イ・ジョンボム監督作品
米国で、組織の裏切り者とその取引先を皆殺しにした現場に迷い込んだ少女も誤射殺した殺し屋ゴン(チャン・ドンゴン)は、悔恨の情に苛まれながらもその子の母親・モギョン(キム・ミニ)の暗殺と秘密ファイルを取り戻しに韓国ソウル赴くことに。
冷酷非情な殺人マシーンだったゴンだったが、わが子の非業の死に直面した母モギョンを監視するうちに彼女の母親としての愛と絶望を知る。
そんな彼女の気持ちに寄り添ううちに、少しずつ人間的な思いを取り戻して行く。
そして、かつて自分を捨て自殺したと思っていたゴンの母が、実は彼女がゴンに捨てられたと誤解し、絶望から拳銃の引き金を引いていたことに思い当たる。子を失った母の悲嘆、モギョンの痛みは死の直前に母が味わった苦悩と同じだったと理解したゴンは、モギョンを守る決意する。
型にはまらない必殺のテクニックが凄い。手足を大きく使えない狭い空間でみせる洗練された格闘術。
廊下と階段での銃撃戦は、ダイナミックかつスリリング。傷口や息遣いまでとらえた映像はリアリティたっぷりで見ごたえがありました。
過酷な運命を背負った男の孤独と哀しみを身体全体で表現したチャン・ドンゴンは流石。
何故男が泣く?の疑問がわかり、悲しい結末の映画でした。

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