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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

海堂尊著「輝天炎上」

2013-12-29 | か行
田口公平&白鳥圭輔ペアが主人公の「バチスタ」シリーズの完結編「ケルベロスの肖像」とは別の「螺鈿迷宮」の主人公で医学生・天馬大吉の視点で描かれたアナザーストリー・碧翠院桜宮病院サイドの物語。
桜宮病院の全焼から1年。東城大学医学部4年生の天馬大吉は才色兼備の優等生・冷泉深雪と公衆衛生学の実習で同じグループとなりゼミの課題で「日本の死因究明制度」を調べることに取材を続けるうちにやがて制度の矛盾に気づき始める。
そして、碧翠院の跡地にAiセンターが設立され、センター長に不定愁訴外来の田口医師が任命されたことを知る。
時を同じくして、東城大への復讐を果たすためにそ碧翠院を経営していた桜宮一族の生き残りが活動を開始する。
『螺鈿迷宮』の続編、陰謀とトリックが渦巻く復讐劇の顛末、天馬くんの成長物語として懐かしく面白く読めたが、シリーズを読んでない人にはわかりにくいかも。
天馬君のそれ以後が書かれた続編を期待する。
2013年1月角川書店刊

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