マックパパのお城めぐり

日本全国のお城をめぐり、撮影した写真を紹介していきます。

鳥取城 復元工事

2021年11月29日 | 日本の城

11月14日に紹介した中ノ御門の左袖の石垣が完成した。工事用足場は残ったままだが、最上段まで積み上がっている。これからの鳥取城の復元工事の様子は、きつねの慶蔵坊が紹介していくのでよろしくね!?

石材の表面にシールが貼り付けられているが、白色は工事前から石垣のその場所にあったもの。青色は元の石材が無くなっていたり、欠けていたりしたため新たな石材を用いた。

ところで慶蔵坊とは鳥取城の主と伝わるきつね。慶蔵坊は殿様の用事を果たすために飛脚として江戸まで使いに行った話(三日三晩で江戸と鳥取を往復した)や、殿様の可愛がっていた鳥を食べてしまった部下の狐を処罰し、殿様にお詫びを言った話が伝わる。


鳥取城 中ノ御門

2021年11月26日 | 日本の城

中ノ御門の復元工事はすでに表門は復元され、現在は櫓門の復元に向けた石垣の工事が進められている。2015年3月15日にも投稿したが、表門正面の石垣は最下部を残し、上部はすべて撤去されていた。写真右側の土のう部分は以前、道路とグランドを隔てる水路だ。

こちらは渡櫓の石垣の最下部だ。これらの発掘された下部石垣の上に新たな石垣を築く工事が進んでいる。

11月13日現在の枡形石垣 城内側の工事の状況。

11月13日現在の枡形石垣 表門側の工事の状況。


鳥取城 中ノ御門の表門

2021年11月23日 | 日本の城

中ノ御門は鳥取城の大手門。2019(令和元)年に復元工事がはじまった中ノ御門の表門は、3月13日に竣工した。表門は本柱2本、控え柱2本からなる高麗門形式で造られているが、虎口の幅いっぱいに設け、両端を石垣に寄せ掛けた大手門は他に例がない。また、左右の石垣の上の土塀と門の屋根が同じ高さで造られているのも特徴で、大手門としては珍しい形式、全国唯一という。

表門の前には2018(平成30)年に復元された擬宝珠橋が、内堀に架かる。

丸瓦には外様大名で唯一、使用が許された徳川家の「葵紋」が多数あしらわれている。

また、表門前の右側の石垣最上段にはハート型の石が組み込まれている。「猪目石」と言われ、昔から魔除けの象徴とされていた。


鳥取城 中ノ御門の左袖

2021年11月14日 | 日本の城

中ノ御門の右側を見ると、石垣が内堀に向かって出っ張っている。これを左袖というらしい。ここから擬宝珠橋を渡る敵兵に横矢を掛ける。中ノ御門の櫓門復元を控え、その足元を固めるため周辺石垣の整備が始まった。工事前の石垣は、中央部分が膨らんでいたり、隅部分は湾曲している。

7月31日の写真では内堀の水位を下げて、石垣の解体は始まっている。

9月19日には、犬走りの石垣が天端まできれいに積み上がり、中央部分の膨らみもなくなった。

10月30日には、左袖の石垣も天端まで積み上がっているが、最上段の一列を残すだけだ。