中ノ御門の右側を見ると、石垣が内堀に向かって出っ張っている。これを左袖というらしい。ここから擬宝珠橋を渡る敵兵に横矢を掛ける。中ノ御門の櫓門復元を控え、その足元を固めるため周辺石垣の整備が始まった。工事前の石垣は、中央部分が膨らんでいたり、隅部分は湾曲している。
7月31日の写真では内堀の水位を下げて、石垣の解体は始まっている。
9月19日には、犬走りの石垣が天端まできれいに積み上がり、中央部分の膨らみもなくなった。
10月30日には、左袖の石垣も天端まで積み上がっているが、最上段の一列を残すだけだ。