二の丸の東南には、南外堀と東外堀の間に玉造門が開かれた。玉造門へ至る坂の途中、南外堀越しの高石垣上には、一番櫓が現存し、門へ襲いかかる敵方に横矢を掛ける。
玉造門跡には歩車道を分けるガードパイプが設置され、桝形の石垣も撤去されている。
こちらは一番櫓の城内側。
今年は雪の当たり年のようです。年末から正月にかけて３０ｃｍ余り、２月初めに２０cm、そして昨夜から１０ｃｍで現在も降り続いています。冬の庭では、咲く花がないのですが唯一、山茶花が咲いています。
＜慶蔵坊の復元工事報告 第４弾＞
中ノ御門の桝形の石垣が完成した。１月２５日に紹介したよう最後の一石を積み上げた後、足場が撤去された。現在の地面は１メートル近く嵩上げされているので、石垣はさらに高くなる。
内堀越しに中ノ御門の工事現場を見ると、新しく積み上げられた石垣の一端が覗く。（杉の下）今後は、この石垣とその左側の黒っぽい石垣の上に櫓を渡して櫓門が復元される。櫓門の復元工事前には、黒っぽい石垣の解体修復が行われると思う。石垣の中には割れた石材や、間詰石が抜け落ちた個所もあり、櫓を支えるだけの強度がないためだ。
こちらは城内側の石垣の様子。きつねの慶蔵坊の後方、石垣の一角が凹んだところには、石垣上に駆け上がる石段が設けられる。（黒い土のう袋が置かれたところ）