鉄道-廃線-海外旅行

海外の時刻表を読む“Virtual Travel in Euriope”が始まりで,表題の通り雑多な鉄道趣味です.

終末期医療に関するガイドライン

2006-09-24 00:39:04 | メディカル
厚生労働省が終末期医療に関するガイドライン(たたき台)を公表し意見を求めています.このような基準を出されたらますます混乱しそうなので以下の様な私の意見を提出しました.
患者の意思の確認ができない場合について
ここに示された内容の通りにしようと思うと,会議ばかり開かなければならなくなり,非常に時間がかかることになる.まさに現場を知らない机上論と言うことになる.それを避けるために結局誰もが言い出さず,とことん人工呼吸をして,IVHもやってと言うことになるだろう.誰もこの辺で栄養を絞ろうとか人工呼吸を止めようなどと言い出して憎まれ役をかったりすることは避けたいのは当然である.今までもあうんの呼吸で行われていたことを一部の人間が内部告発のような形で公表したために問題視された場合も少なくない.今のような事態になって来れば誰も言い出そうとはしなくなる.また本人の意思が確認できない時,家族の誰かがここでうち切ってくれと言うようなことを言い出せば,あとで直接関与していない遠縁のような人から攻められてトラウマとなることも十分に考えられる.むしろ最初に終末期医療はどうあるべきかという規範を示すことが必要ではないかと考える.
1) 悪性腫瘍の末期 手術,放射線療法,抗腫瘍剤による治療など積極的抗腫瘍療法終了後2ヶ月以上経過して有効と考えられる治療法が無い状態で,意識がなくなった場合
2) 脳血管障害,頭部外傷などにより意識の確認が出来ない植物状態となり6ヶ月以上経過した場合
挿管による人工呼吸を行わないのを原則とする.但し重要な近親者が到着していないなど,あるいは本人の意思表示がある場合などを含めて人工呼吸などの処置を禁止するものではない.
また急性期あるいは慢性期であっても経過中諸種の事情により人工呼吸が行われるようになった場合には,脳死判定の基準により脳死と診断された場合はそれ以後の治療の中止を原則とする.たとえ脳波などの診断装置が無くても脳死の状態にあること(別に臓器移植を前提としない脳死の判断基準を定める必要がある)を複数以上の医師が診断し,家族が同意した場合に限られるのは当然である.
この様な原則を提示して,医療従事者あるいは家族の誰もが,無理に生命を短縮したというような罪悪感を持たせない,すなわちトラウマとならないような原則を立てるべきである.医師としても,一部の狂信的な思想の持ち主から告発されるような状態があれば,すべて無難にたとえ無駄な医療費であると思っても加療を続けざるを得ない.そしてその後無駄な医療を続けた儲け主義であるというような非難を浴びることもあるのである.
補足説明
意思が確認できないと言うことは意識がないと言うことを前提にしています.精神膝下のことは考えていません.人工呼吸をしないというのは自発呼吸がない場合のことです.呼吸が困難で苦しいというような場合は補助呼吸であり,苦しいと言うことは意識があると言うことです.植物状態とは端的に言えば意識はないけど自発呼吸はある状態です.私の「吉村昭さんの死」の記事も参照にして下さい.
普通の生理的呼吸は胸廓が開いて肺の中が陰圧になり外気を吸い込むのですが,器械的人工呼吸の場合は陽圧で酸素などを押し込むので,数日間も続けると全身の浮腫傾向が強くなり,終いには顔貌も変わってしまうこともあります.

熱力学の第二法則

2006-09-23 09:35:04 | 
n閉じた系の中ではエントロピーは常に増大する.エントロピーとは不秩序さ,混沌性,ランダムネスなどを表す言葉ですべての原書はばらけてゆく方向になると言うことである.我々生命体が生きていると言うことは,極めてエントロピ-の低い状態にある.その為にはエネルギーとか酸素を常に補給しなければならないし,睡眠も必要である.お金持ちがお金を貯めることは出来るけど,生命を維持するのは根本的にその日暮らしである.食いだめ,寝だめも僅かしかできない.
秩序を保つと言うことは莫大なエネルギーを要する仕事である.国家という秩序を保つのも同様である.一部の国では宗教がそのエネルギーになっている.イスラエルという国は散っていた民族が宗教の力で集合して,周辺の宗教と衝突して混乱の元になっている.逆に最近では女真族が清国を建て,繁栄したが,今は殆ど消えてしまった.カルタゴもしかりである.日本人は日露戦争で白人を破り,太平洋戦争で,4年も白人を振り回し,結局植民地主義を崩壊させた.その虞から日本を去勢することに集中した.マッカーサーの意図を最も忠実に実行してきたのが,日教組であり,高教組である.マッカーサーのワクチンとして働いていてじわっと効果を上げてきている.その結果,国に誇りを持たない人間を沢山育てた.第二次大戦も大きい目で見れば,ドイツなんか白人同士の覇権争いで世界史的にはどうと言うことはない.日本の戦争はその意図は自らも帝国主義支配者たらんとした訳であるが,白人の植民地主義を崩壊させた世界史的意義は大きい.その象徴としてシンガポールを攻め落とした山下奉文をBC級戦犯として真っ先に処刑した.歴史は乃木希典,東郷平八郎,山下奉文,ホーチンミン,マンデラと流れたのである.国家としてまとまりを欠くと究極的に内戦状態と言うようになってくる.その果ては滅亡か独裁の復活である.エントロピーを下げる努力が必要である.

Populism

2006-09-21 19:30:57 | 
また君が代を強制してはイケナイというようなPopulismな判決が出たといってテレビが喜んで放送しています.医師が自分の能力に会わない患者も拒否できないように,教育は自分の信条を押しつけてはいけません.教育の現場では日本国に反対するような教育は許されないはずです.日本国が嫌なら他の国に移民するとか,少なくとも日本国の教員になるべきではありません.君が代が必ずしもよい歌だとは思いませんが,第二の国歌と言われるような歌を作れなかった連中がごそごそ言うべきではありません.それともサクラサクラでも歌えと言うのでしょうか.愛国行進曲の一番なんか悪くないですよ.軍艦マーチだって守るから入っていますから,先守防衛の歌です.身に余る侵略をした女真族の真似をしようというのでしょうか.チャイナの属国になる路を歩めと言うのでしょうか.そう言う意味ではユダヤ教というのはすごいと思います.反戦,平和を守ると言うことと国を誇りに思うことは矛盾しないテーマだと言うことが分からないのでしょうか.

タイのクーデター Coup d'Etat

2006-09-21 09:45:33 | アジア
タイの王室は時々重要な役割を果たされるようです.我々の方は1945年8月15日以来殆どご厄介になっていないのは民主主義が成熟しているのか,官主主義が徹底しているのか,どちらでしょう.

白馬ーあずさ24号

2006-09-19 00:44:51 | 上信越
南小谷のあずさ24号後ろ姿,終着点らしく手前の線路は赤くなっている.往路長野新幹線からバス,帰路大糸線,篠ノ井線,中央本線のあずさ24号.帰路は4時間14分と結構遠い,のぞみなら広島の時間だ.往路の方が楽な感じがした.鉄道はやはりスピードを上げないと勝てない感じがする.若けりゃくるまだな.それにしても往路のおばさんの団体のうるさかったこと,蜂の巣壊して雀の学校.日本でもクワイエットカーが必要になりますね.

西欧の植民地喪失と日本

2006-09-17 00:17:32 | アジア
1998年出版の本で少し古いのですが紹介します.原題は蘭領東インド収容所症候群というので,蘭印すなわち今のインドネシアから日本軍に追い払われて本国へ帰った連中の話です.彼らは東洋人が白人にたてつくだけでも犯罪だと考えているようです.著者は当時12歳だったそうですが,その経験を客観的に著述しています.植民地から逐われた白人の考え方を知ることが出来る好著です.現在も根底にはこの様な考え方があるのだと思います.日本人の歴史観に対する干渉などその好例でしょう.仏印(ベトナム,カンボディア,ラオス)も蘭印も日本の敗戦後のこのこと帰ってきて植民地を再経営しようと企て独立戦争が起きて失敗しました.シンガポールを山下奉文将軍に逐われた英国はフィリッピンで捕まえBC級戦犯として真っ先に処刑しました.正しい歴史観を言うなら,アジア,アフリカ,アメリカに侵略したのはすべて悪として真っ先に懺悔して貰う必要があります.

遊就館

2006-09-16 00:11:15 | 東京,関東
遊就館の展示が不適切だとアメリカの誰だかが言ったとテレビで報道していた.エノラゲイの展示が不適切だと日本人が言っても向こうのテレビのニュースでは言わないだろう.勝てば官軍,負ければ賊軍,靖国神社が頑(かたく)ななのも何処かの戦争のように宗教の悪い面であるとは思うけど,すぐ反対の提灯持ち的報道姿勢も困ったものだ.
戦争が犯罪になったのは第二次大戦後のことであるが,勿論負ける戦争を仕掛けた連中は国民に大きな迷惑をかけているのだから,結果的には当時の言葉で言えば非国民であることは間違いない.
遊就館の入ったところに泰緬鉄道で活躍したC5631が展示されています.零戦も展示されているけど,昔片翼が取れて帰還した飛行機が飾ってあったのは遊就館でしょうか,それとも東郷神社だったかな.

図説占領下の東京

2006-09-15 00:32:26 | 東京,関東
占領下の東京という本が出ています.1945年から1952年まで東京が占領されていたことを知らない人が多くなっています.銀座松屋が東京PXという進駐軍専用の店になっていたり,伊勢丹も3階から上が占領されていました.東京宝塚劇場,神宮球場,今の国立競技場,慶応義塾大学日吉地区,それから勿論第一生命ビル(進駐軍総司令部)など目に付く場所の他,一般住宅も多数接収されていました.この本の著者も若いので余り実感のある書き方ではありませんが,よく網羅して記述されています.戦争に負けると言うことはこういう事です.一方日本は実質的にはアメリカに負けただけで,それまでイギリス,フランス,オランダなどの植民地とシナ大陸などアジアの多くの場所を占領していたことも思い出さねばなりません.ちなみにシナは秦が語源で少しずつ発音は違っても英仏独西伊葡など各国語で使われている国際語です.スカンディナビアやギリシャはキナです.日本だけ差別されることには反対です.露だけは地理的関係か契丹を語源とする呼び方です.カナでシナかチャイナと書く方が良いと思っています.

連合軍専用列車の時代

2006-09-14 10:30:43 | 東京,関東
2000年5月発行,これも貴重な当時を思い起こさせる記録です.主な駅には一番目立つところにRTO(Railroad Transportation Office だったと思う)の看板が出ていて,駅長室などが占領されていました.こちらは」ベニヤで貼った窓に10㎝角ぐらいの明かり取りが付いているような列車でしたが,あちらはスチームの湯気をモウモウとたてて半袖シャツで乗っていました.この本はまだジュンク堂の書棚で売っていました.

横軽復活

2006-09-13 01:15:17 | 上信越
9月12日の東京新聞,横軽が観光鉄道として復活するとか.あさまの車両を使うとかディーゼル機関車を用意しているとか書いてあるけど,大丈夫かな.電車なら箱根登山のような軽いのがよいでしょう.ディーゼル機関車でも重い車両はきつい.全部電装をはずすのかな.架線も残っているし,詳細が分からない.

阿片の中国史

2006-09-10 09:10:26 | アジア
1年前に発行された本であるが,極めて詳しく中国が阿片に侵されて行った状況が書かれている.父の国中国に対する最後の侵略者が母の国日本であったことが残念と記されている.多くの人に読んで貰いたいと思う.