1998年出版の本で少し古いのですが紹介します.原題は蘭領東インド収容所症候群というので,蘭印すなわち今のインドネシアから日本軍に追い払われて本国へ帰った連中の話です.彼らは東洋人が白人にたてつくだけでも犯罪だと考えているようです.著者は当時12歳だったそうですが,その経験を客観的に著述しています.植民地から逐われた白人の考え方を知ることが出来る好著です.現在も根底にはこの様な考え方があるのだと思います.日本人の歴史観に対する干渉などその好例でしょう.仏印(ベトナム,カンボディア,ラオス)も蘭印も日本の敗戦後のこのこと帰ってきて植民地を再経営しようと企て独立戦争が起きて失敗しました.シンガポールを山下奉文将軍に逐われた英国はフィリッピンで捕まえBC級戦犯として真っ先に処刑しました.正しい歴史観を言うなら,アジア,アフリカ,アメリカに侵略したのはすべて悪として真っ先に懺悔して貰う必要があります.
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