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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『青い麦』

2008-06-23 23:06:26 | 映画
『青い麦』~LE BLE EN HERBE(1953)
監督:クロード・オータン・ララ 原作:ガブリエル=シドニー・コレット
出演:エドウィジュ・フィエール、ニコール・ベルジェ、ピエール・ミシェル・ベック ほか

ああ、これがトランティニャン主演だったら、以前観た『激しい季節』みたく
サイコーに刺激的で耽美な作品に仕上がっただろうに。
たしかに、この主演のコも整ってるけど、16歳って設定にしては幼すぎる感じ。

story
避暑地でいつもの夏を過ごす家族。16歳のフィルと15歳のヴァンカは幼なじみながら微妙な関係。
ヴァンカはフィルに夢中で、別の女の子と話そうものなら嫉妬で我を忘れるほど。
海岸で道を聞かれたきっかけで知り合った夫人の大人の魅力に惹かれるまま屋敷を訪れ、
フィルは毎晩のように部屋を抜け出して通うようになる。
少年に「愛しているか」と聞かれ、彼の将来を思い急に遠ざける夫人。
夫人との関係を知って傷ついたヴァンカは、夜更けにフィルと麦わらで一夜を過ごす。

フランスには宿題もないのかな??1ヶ月近く海辺の別荘を借りて過ごすなんてうらやま。
いとこ同士って設定だと思って観てたから、ちょっと血が近すぎないか心配してしまった。
親たちも若い2人の関係や、息子の夜遊びに気づいてながら寛大すぎる気も

豪華な暮らしをしつつも孤独な夫人が少年とのひと夏の遊びに本気になりかけながらも
身を引いたのに、出発前には思わずメッセンジャーを少年宅に送ってしまう心理も切ない。
でも、『激しい季節』の時のセクシーな女優と比べたら、往年のハリウッド女優みたいな
古い顔立ちのキャスティングがこれまた微妙で残念。。
ヴァンカ役のコはとっても可愛い。これほど一途に想ってくれるコも今どき見かけないくらい。


『愛する者よ、列車に乗れ』

2008-06-22 15:05:01 | 映画
『愛する者よ、列車に乗れ』~Ceux qui m'aiment prendront le train(1998)フランス
監督:パトリス・シェロー
出演ジャン=ルイ・トランティニヤン、シャルル・ベルリング、ヴァンサン・ペレーズ、パスカル・グレゴリー、シルヴァン・ジャック、
ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ブリュノ・トデスキーニ、ロシュディ・ゼム、ドミニク・ブラン、デルフィーヌ・シルツほか

「私を愛する者はリモージュ行きの列車に乗りなさい」

story
バイセクシュアルの画家ジャン=バティストが亡くなり、彼の遺言に従ってパリ・オーステルリッツ駅からヨーロッパ最大の墓地のあるリモージュ行きの列車に乗り込んだ人々。
ジャンの元恋人やそのパートナー、甥とその妻(ドラッグ中毒者で妊娠中)、
遺産をすべて譲られた少女とその母親、父親は棺を車で運ぶ途中事故ってしまう。
同性愛、エイズ、性転換、さまざまな人間関係が複雑に絡み合って、葬儀を終えてもなお、
ジャンの双子の弟リュシアン(元靴職人)の家で愛憎がぶつかりあう一夜を過ごす。

癒されそうな映画で選んできたわりに、今のところすべて苦悩に満ちた作品ばかり/苦笑
やたらと問題を抱えて憎みあう男女が一緒の列車に乗り合わせて喋る、喋る!
なにも事情を知らない観客はただケンカを見守るしかないのだけれども、
走る列車と、棺を運んで並走するクルマで展開される設定、スタイリッシュな映像に惹きこまれる。

なんといっても、またトランティニヤン出演作に出逢えたのが嬉しい!
老いてもなお、この存在感と演技力は圧倒的。双子でも対照的な兄弟を演じ分けている。
カリスマを感じさせる孤高の画家と、靴に興味がないのに事業としては軌道に乗せた平凡な弟。

ヴァレリア・ブルーニ=テデスキは以前観た『ふたりの5つの分かれ路』でも印象深い。
延々とつづくお墓の映像もすごい。町の人口よりも墓に眠る人の数のほうが多いというこの墓場は実在の場所だろうか?

ビョークやドアーズなどなど、シーンごとに使われる様々な音楽にも注目。

Soundtracks


『愛の風景』

2008-06-21 17:58:22 | 映画
『愛の風景』~BEST INTENTION(1992)
スウェーデン/デンマーク/フランス/イギリス/ドイツ/イタリア/ノルウェー/フィンランド/アイスランド
監督:ビレ・アウグスト
出演:サミュエル・フレイレル、ペルニラ・アウグスト、マックス・フォン・シドー、ギタ・ナーウ、M・マルム ほか

近所のレンタル屋さんは店内商品DVD化をすすめてて、ビデオテープは1本1週間レンタルで100円と激安v
ひさびさじっくり映画でも観て週末に充電すべく、癒されそうなものを数本選んでみた。
脚本のベルイマンが自分の両親について書いて、『ペレ』の監督が撮りカンヌで受賞した作品なんだ。
自分の親の物語りを客観的に描くのは難しいだろうに。

飾り気のない語り口で、異常に暗い色調、男女が出逢ってロマンスで浮かれるだけじゃなく、
結婚後の試練を乗り越えてゆく姿をじっくり描いている。

story
貧しく、幼児期に大変な苦労を強いられた神学生のヘンリクは、上流階級の学友の家に招かれて
妹のアンナと出逢い、一目で惹かれあうも、恋心だけじゃ済まされない将来のことを思うと迷う二人。
案の定、アンナの両親は「2人はまったく似合わない。アンナが不幸になる」と引き離そうとする。
肺結核でスイスに療養中2年間の手紙も母親によって燃やされ、退院後のイタリア旅行中に父が急逝。
母親は手紙のことを告白し詫びる。ヘンリクは婚約者と別れて、アンナと結婚。
神父として任命されたのは、厳しい寒さの僻地。工場長が村を仕切っていて、労働者は搾取されている。
彼は宗教に理解がないためヘンリクとの間に確執が生じる。
夫婦の教会活動と医療行為が女王の耳に入って、病院付きの教会に赴任を命じられるが
ヘンリクが断ったため、夫婦間に溝ができ、「これ以上ここで子どもは育てられない」と
アンナは実家に戻る決心をする。

ヨーロッパ総動員みたいな製作国の数。
妻の実家の自然豊かな避暑地と、夫の勤務地である厳しい寒さが続く僻地の村の対比が凄い。
それぞれの母親が自分の息子や娘可愛さに嫉妬や邪魔をしたり、夫婦もまたお互いを深く愛しながらも
意見の対立からケンカをするたび間違いを認めて理解し合う。
そんな、善い部分と悪い部分が常に混在している人間的な展開がじぃ~んとくる。

アンナ役はとりたてて美人ではないが素朴で気の強そうな感じが本作にハマる。
優しいがゆえに苦労の連続で、人生に影を落としているヘンリク役のサミュエル・フレイレルもステキ。
父親役は何を演じても素晴らしい名優マックス・フォン・シドー。
全編に流れる静かな音楽もいい。

2008-06-20 23:55:55 | 日記
金曜日。業務を終えて、入力チームに「1週間休んで復帰する案で落ち着くみたいなので、
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします」とゆって会社を出た。
「ゆっくり休んでね」と温かいお言葉。ケイトも「絶対帰ってきてね」てゆってくれてた。

整骨院。時間はあるけど、金に余裕がないため2000円コース。ローラー+電流。
先生が別の患者さんに針灸が効くって話をしてた。
日本人のカラダはもともと繊細なつくりなので、効果が現れやすいとか、ヘタな鍼師ほど鍼の数が多いとか
「自分は日本でもっとも有名な針灸の先生3人のうちの1人からマンツーマンで教わった」らしい。へえ!

わたしにも効くかと訊ねたら、腱鞘炎には一時的に痛みがとれるけど、かえって壊す可能性がある(残念
内臓系にいいのかな?右手親指付近は大腸とつながってるって聞いてまた納得。胃腸弱いからなぁ。
わたしはやはり首の骨からきてるから定期的な骨の歪みの矯正が必要とのことだった。
利き手でなんでもやったり、バッグを片方の肩にばかりかけたり、脚を同じ方向で組んでいるクセは
1度や2度の矯正では治らず、生活してるうちにまた元に戻ってしまうんだって。


その帰り、OさんからTELがあって、「先方の人事から1週間休むなんて話は聞いてないってゆわれました」
え゛ええええ~???!!!
現場と上司の話し合いで決めた案じゃなかったの?社員さんが総務に呼ばれて休む件を報告したらわかったってゆってたらしいし。
一体全体どぅーなっているのか!???
いろんな利害関係と交渉不足のために、なにかがどこかでズレている。
とりあえず月曜にもう一度確認して、「必要であればわたしと0さんと人事で火曜あたりに一度直接話し合う時間を設けさせる」といっていた。

1年に1回、2回あるかわからないことですが、ひさびさにキレて声を荒げてしまいました。。
しかも、いろいろ考え事をしていて電車に乗ってからメガネを整骨院に忘れたことに気づき取りに戻ったし


まとめると人事の要点は1.労災は申請するな、2.治療費は自腹で払え、3.業務量を落とすな、4.完治するまで無給で休め ってことだよね(また、診断書くれみたいなこともゆってた凹
1から3までは解決済みなのだから、うやむやにして結局辞めさせる気なのか?
それならそうと最初からそうゆってくれたほうがまだ納得できる。
でも、人事は人事で「どーなってるんだ?」て怒ってるみたいだし、どこでズレているのか・・・???

こうなったら自分で説明したほうがよほどマシな気もするけど、結果は変わらないなら意味がない。
火曜のことを考えてよく眠れなかった。


photo:
実家の庭の花シリーズ。これはたいつりそう(鯛釣草)だっけ。


1週間

2008-06-19 23:55:55 | 日記
現場仲間が動き回ってる上司をやっと捕まえて、じっくり話し合ってくれたらしい。
で、とりあえず1週間休む線でこの一件はまとまるみたい(すでに他人事
労災の建て前の期間なのか?取り下げたのに?それにしても対応もなにもかもアバウトすぎるが。

最初言われてた期間の1ヶ月で休んだらどこ行こう、何しようといろいろ想像を膨らませていたから、
急に出された1週間の条件に、ワケがわからず言われたことが頭に入ってこない。
なんだか最初に話が戻った気もするし
1週間後はわたしも建て前上「もう大丈夫です!」ってゆったほうがいいのか?
包帯してちゃダメですか?そんな細かいことばかり気になる。
バカ正直もあだになるな。臨機応変なウソも方便だってわかってるけど。
いつも迷った時のアンケート法で周りに聞いたら「会社に戻る」票が断然高かったから、
わたしも1週間後には戻ってみる予定。

ランチアワーに課税課に電話して、都民税を11ヶ月の分納にしてもらった。
12ヶ月だと延滞金がかかるらしい 分納のほうが負担が軽いからね
こないだフォークを頼んだ兄さんが気を利かせて「スプーンかフォークお持ちしますか?」と聞いてくれた。
困っている時は、自分からちゃんと発信すれば、周りのこんな親切な心配りがもらえるんやなあ。

ところで、派遣先は、これまでも随分と労働者ともめたことがあるらしい。
人がどんどん入っても半分は短期で消えていく状況からもその会社の質がうかがえるけどね。
一方、募集条件と全く合わないスタッフを送り込まれるケースも多かったみたい。
画像撮影と手のあいた時は入力などって条件で募集しても、「撮影はさせないでください」ってあとから派遣元がゆってきたり、ウィンドウズを触ったことがない人が来たのにはちょっと驚いた!


ところで、ほうぼうからブログ更新で手首を悪化させないか心配の声をいただいてます
最近は、左手でケータイ使って主な文章を入力しておいて、家で手直しする際も左の親指変換。
そもそも手首を傷めたのは業務上のマウスの酷使じゃないかって気がしてるんだけど、
家ではマウスは使ってない。

記憶力のないわたしは、あとでゆったゆわないになった時のための記録としても重要だけど、
それよりなにより書くことが好きなのは自分の生来で、精神浄化のためにもどうしても必要不可欠なので。
ノートにペンで書くよりは手への負担が少ないし。
そんなこんなで、これからも日記はつけてゆくのでお楽しみください


スカパラPerfect Future Tour@NHKホール

2008-06-18 23:55:55 | 音楽&ライブ
NHKホールの2階4列目は近いっ! NHKホールにおいては、人生最高の近さです/嬉
お隣りは母娘で一緒に来てて、世代を超えて楽しめるスカっていいよねえ!
で、ライブ中はたびたびぶつかっちゃってゴメンナサイ/滝汗
セトリが同じなだけに、驚きはないけど、そのぶんより音とリズムに入り込めて、
また手のこと忘れて踊ってしまいました/謝

このツアーではメンバーのトークもたっぷり楽しめた。
そして、やっぱり一番の楽しみはガモさんのパフォーマンスと、谷中っちのエロバリサク曲v
G「一番スーツのサイズにうるさいのに、ツアー中にすっかり袖が縮んでしまいました。これも勲章ってことで!
紅白でオザケンのバックで出たり、レコード大賞では小林旭さんのバックで出た貴重な思い出話まで飛び出した。
ガモさんのステキさをF氏も絶賛
俯瞰から見るとドアラ的な動きがやや落ち着いて見えたのは気のせい?w

その他、
加藤「最終日みたいな盛り上がりだねえ!」
欣ちゃんのファンの声援を細かく拾いながらの熱いトークもさることながら、
メンバの話に最大限ウケるリアクションぶりも面白すぎる!爆

ヒヤムがサンプラーをいじってたことに今更気づいた(遅っ
アンコールでは・・・ジャケを脱いでいません。。何があったんだろう。。
太さが戻った話を小耳にはさんだのでしょうか?
「最初から盛り上がってくれてありがとう」みたいな話をしてた。

2階からだとステージと観客との一体感が丸々見えて、これも気持ちがいい!
お隣りのお母さんもかなり楽しんでいたご様子。よかったよかった。

明日の最終日はただいま休養中の社員のコに譲ってしまったけど、楽しんでくれたかなあ?

その晩、欣ちゃんの夢を見た!w
欣ちゃんがスタジオで女性アーティストとレコーディングしていて、わたしは横で邪魔しないように出来上がりを待ってる
欣ちゃんが曲の合間にやたらわんこの鳴き声を挟もうとして、女性アーティストはとうとうご立腹/爆
わたしは眠りこんでしまって、気づいたら欣ちゃんに抱きかかえられてて「わんこは好き?」て聞かれて、「わたしは好きだよ」って答えました。
そんなドキドキな夢(意味不明

クビがのびた

2008-06-17 21:49:08 | 日記
現場のコをランチに誘った。昨日は内輪で話したことを上司から怒られたらしい。申し訳ない
その後の進展を話したら、やっぱり「短期のスタッフがきたらさらに混乱するから困る!
紹介がきても断り続ければ、上司の考えはいつもアバウトだから、のびのびにできる可能性があるよ」
って、そこまでやってくれる優しさに感謝いっぱい
前のリーダーとも以前からわたしを「なんとか辞めさせないで、なるべく長くいて欲しい人だって話してたんだ」と褒められた/嬉
それでまたムリして頑張ってしまう性格なんだよね/苦笑

帰りにコーディネーターのOさんと会って、「紹介して断られるなら、紹介したスタッフも可哀相なので、こちらも期間をずらして月末までくらい調整してみます。その間に奇跡的に治ればいいですしね!」
なんだか、すごい連携プレー状態w
まあ、長いことかけて壊したものが、そんなにすぐ治らないとは思うけど、なんだOさんいい人じゃん。
ま、カラダのことを思えば、休むべきだけどね。
とりあえず、スポットが入るまでいることにした。いつまでかまだ全然分からないけど、どっちに転んでもいい気持ち。

ランチでテンパって話していたせいで、メガネを落として思い切り踏んでしまい、レンズが外れた!
近くのゾフに修理をお願いしたら、「フレームの難しい場所が曲がってしまっているので、
万一折れてしまった場合は御了承ください」
うぅ・・・なにせ今月はお祭り期間なので、次から次からやってくるんだ。
帰りに寄ったら素晴らしく直してくれて、これ以上の出費を抑えられました(ほっ


整骨院に行って、先生に昨日の医者の手首の骨の話をして治療法に変わりないか確認しようと思ったら、
先生に「それならなぜ両方撮って比較しないのか疑問に思わなかった?生まれつき大きいなんて見たわけじゃないし。そもそも、背の高い人は骨も大きい。湿布も点数稼ぎでしかない。それでなくても血行の悪いお年寄りの膝や腰に貼って、余計治癒を遅らせて長引かせてる。湿布を剥がす時、皮膚が持ち上がる。それでせっかく治ってきた細胞がたくさん壊れる」て言われてまた納得。

「大学の知識だけの診療はそんなもの。自分も大学医師の講義を受けてるけど、質問にも答えられない。レントゲン撮ってみたかったら、いいところ紹介したのに!」
「撮ったほうがいいですか?」
「いや、おんなじ()事故なら違うけど、使って痛めたなら温めて、血流よくして、固定する。あと治すのは自分の力だから」なるほど。
友だちからもらったホットピローは温めるのにいいって。逆に目の疲れに冷やしたりするのは神経をさらに壊すからNG。
ほんとはお風呂にゆったりつかれば細胞も入れ替わるんだけど、シャワーだけしかないなら週一度銭湯に行くだけでもかなりいいんだって!

会社をクビになりそうだって話もしたら、「そうゆう人がたくさんいる。人間も使い捨てみたいになってるんだよ。一方で、政治家は共済年金とか確実にもらえる。患者さんの中には俳優さんもいて、腰痛があっても事務所には言わない。仕事が減らされちゃうから」
なんか親身になってくれてる感じが伝わってきて涙ぐみそうになった。

しかも、先生が同郷だと分かり(近いし)、互いに同郷好きなもんだから、治療前も治療中もすっかり田舎のことで話し込んでしまったw
どこで結婚式を挙げて、放送局のアナウンサーに司会してもらった話まで聞いたしw

30分(2000円)コースで今日は、エアー(空気圧)+脚と背中のブルブル+レーザーやって、固定する湿布をもらった(これはペースト状の中に成分が入ってて張り付かず乾けば固定にもなる。1日2回くらいでいい。

なにせわたしは気が早いものだから、今朝モーレツに机の中と外を片付けて、いつでも出れる態勢でいたけど、まだここは忍耐か。



レントゲン

2008-06-16 21:14:27 | 日記
午前中、別の整形外科に行ってみた。
レントゲン撮ってもらって、自己判断じゃなくちゃんと診断してもらおうと思って、近所の整形を
ネットで探して、評判も知らないから勘で行ってみたら、町のお医者さん的なかほりのところだった。
医者が寝坊でもしたのか、診療開始の9時をだいぶ回ってから開始。
幅広くやってるから待合室には、高血圧のお年寄りから風邪をひいた子どもを連れたお母さんまで。

やっと順番が回ってきて、痛みを話して、医者が押しながら「ここ痛いですか?」て聞くけど、
なぜだかわからないけど、その時はどこを押されてもまったく痛みが分からない・・・先生は天才的なヒーラーですか???
2人して???な状態で「痛みの場所が特定されないと治療法もたてられない」なんて言われて
さらにプレッシャー。腱鞘炎だと握る動作も痛いらしいが、わたしは反る側だけだから、自分でもネットでの体験談読んでいてフシギだったんだけど
とにかくレントゲンを撮ってもらうことにした/苦笑

レントゲン2枚で2000円。看護婦さんに聞いたら「腱鞘炎なら注射、バネ指なら手術が有効」むぅ~ん。。
結果、手の関節部分の骨が少し人より大きいから、それが使いすぎで神経を圧迫して痛む可能性もありとのこと。
治療法としては、貼り治療か痛み止め飲み薬。痛み止め飲むほどじゃないし、胃腸を荒らすから断った。
「動かさない方向で、包帯巻いたり、サポーターしてるだけでも思い出すことが自己治癒につながる」って同じことだったな。
大体治る目安は、3週間から6週間。肩や背中の痛みも手首をかばっての自然な流れ。
で、やっぱり「頑張りすぎないこと」苦笑
痛み止めの湿布を大量にもらった。背中に貼ってもいいらしい。

温めるといい。てことは、もらったミニピローが活躍する?!
市販されてるいわゆる「冷感湿布」は表面にメントールが塗ってあるだけで、「温感湿布」は表面にトウガラシが塗ってあるだけだから、文字通り「そんな感じ」が欲しい時にはいいが、本当に温めるなら意味ないんだって。
「蒸しタオル」は冷たくなると逆に冷やすから注意。

整体も受けてるって話をしたら、「電流は筋肉を収縮させて、血行を促す理学療法だから考え方としては整体のほうが合ってるが、温めるだけなら自分でもできる(まぁそうだ)経済的なことを考えて続けるもよし」
さらに混乱してきた
医者のゆう「治療ってゆうのは、あくまでも自己治癒を助けるための補助でしかない」
て考え方には賛成だけど、はたしてそれだけで1ヶ月で治るのか不安だしね。


クビ

2008-06-16 21:13:55 | 日記
午後出社したら、いきなり現場仲間のコが「1ヶ月休むってホントっ?!」てゆうので、え゛・・・?!わたしはゆってませんよ???
金曜にコーディネータのO氏から夜中電話があって、月曜にかけ直せばいいかって思ってたけど、
なんだか雲行きが怪しい。
上司からわたしが休んで治療に専念したいから、代わりの人を入れてくれって話があったみたいにゆわれたらしい。
早速、O氏にTELしたら外出中。???なまま一日チェックなどして就業後かけ直したら、
「現場から仕事の進行状況に支障があるから、1ヶ月休んで完治したら戻ってきて欲しいとの話があった」
もちろん、その間は無給です。

「現場仲間からは、”別の作業をして欲しい。むしろ新人を入れても研修する余裕がないからかえって迷惑だ”って聞いてますけど」とわたしもさすがに応戦。
O氏は混乱して「ズレがあるようなので、また問い合わせてみます

その後、またかかってきて「この話はなかったことにして、今まで通りにお願いします」
・・・あれ?急に手のひらかえしたように解決ですか?

そして、自宅に戻る頃ふたたびTEL。今度は「再度確認したら、”さきほどゆったことに言葉が足りなかったみたいですが、やはり完治するまで休んでいただきたい”とのことでした」
あれ?またふりだしですか?
選択項目として挙げられたのは、
その1:スポット(代わりの人)が入るまでの間いる。見つかるまでは、たとえば1週間ごとの更新。
その2:もう水曜から休んでもらう。

選択ってゆうより、どっちも同じことですよね。どうしますか?て聞かれても、選択の余地なし。
これはもう天からのお達しで「カラダを自愛して休みなさい」ってことなんだな。
流れに抵抗しても仕方ないし、そこまでカラダを痛めてまでしがみつくところでもない。頭もカラダもすでに休みたい方向にきてるし。
それにしても、「1週間ごとに更新可能な方なんているんですか?」と聞いたら、
「1週間ごとに別な方を紹介するようになるでしょうね」だって。
1週間ごとに仕事を教えるんだろうか?上司と現場の温度差はよく聞くけど、こんな変な話ないよね。
一応、明日は出社して、現場ともも一度話しあって、O氏にも会う予定。

今までカラダ壊して自分から退社することはあっても、クビは人生初体験。
そんなかほりがしてた先週の月曜の時点から覚悟はしてたけど、実際言われると妙な感覚。
こんどから、どっか痛くなっても会社側に言わないほうがいいってことかな。
派遣先は、健康推進を売りにしてる最大手通販だけど、そこで働く社員やスタッフの健康には無関心らしい。
1ヶ月休養に入っている社員のコも、わたしが入った時すでに「ここは健康を扱ってるけど、
働いてる人はみんな不健康きわまりないですから」てゆってた意味がやっと分かった。

近所にもドラッグストア系の店がボコボコできるけど、ヤセもしないグッズをヤセる!と売ったり、
健康に何も影響しないサプリを健康にいい!と売ったり、成分が似たりよったりの化粧品を
美肌になります!って売ったりしてる。
大量生産&大量消費の商品と同じように、人間も使えるだけ使って、使えなくなったら捨てればいいやってことかな。


て、ゆってても、それほど自分の状況には悲観してない。
一度の人生、波乱万丈いろいろ変化があったほうがむしろ楽しい気がするのは、わたしの性分か?w


『シッコ』~SiCKO(2007)

2008-06-15 20:30:39 | 映画
『シッコ』~SiCKO(2007)
監督・脚本・出演者:マイケル・ムーア

会社で保険のことをケイトに話したら「シッコみたい」とゆったので、まだ観てなかったから観てみた。
『ボーリング・フォー・コロンバイン』では銃社会を糾弾、『華氏911』では9.11事件の裏事情を追及したマイケル・ムーア監督が今度ターゲットにしたのは医療制度。

保険も治療費も払えない男性がザックリ切った脚を自分で針で縫っているショッキングな映像から始まって、職場の事故で指を切断した男性が中指より薬指のほうが医療費が安い設定だったために
薬指だけを選ばざるを得なかったとか。
保険料を払っていれば助けてくれるかと思えば、いろんな難癖つけて保険がおりないシステム。
保険会社で働く人たちの告発がつづく。保険会社から「適切な治療を受ける認可が下りなかったため」に助かる命が亡くなったりも。
なぜ、治療するのに認可が必要なのか?なぜ、病院を自由に選べないのか?

そもそもいつからこんな営利目的最優先な保険制度になったのか。
ニクソン元大統領が部下と話した記録が公開され、
「医療費を抑えた者に報奨金を出す。医療を施さないほど儲かる仕組み」と、
政治家が引退してその後、保険会社関連に天下りしていることが明らかに。

イギリスやカナダが医療費をまったくとらない(入院費も!)ってことを知って愕然とした!
薬屋さんでどんな薬をいくら買っても6ポンド。しかも16歳以下と60歳以上はタダだって/驚×3000
フランスでは、病気治療による有給休暇も最低5週間から
理由は「病気治療に期間設定などない。治るまで身体を休ませることが大切」考えてみれば当然だ。
その他、引っ越しやハネムーンでも有給がとれ、出産すれば、育児所は1時間1ドルの安さ。
自宅にすぐ緊急医がやってきたり、週に何回かナニーが洗濯までしにやってくる。
病院でスタッフや患者に「いくら払った?」との質問をして笑い者に。タダが当たり前。
その上、低所得者はかかった交通費が払い戻されるとのこと!


その金は国が払っている。つまりは税金でまかなっている。国保みたいなものか?
でも、税がバカ高くて生活を圧迫しているわけでもない。医師の給料もとてもいい。
自宅は3階建てだし、車が2台。「上を見ればキリがないけど、とても満足している」
カナダに住むマイケルの親戚はアメリカに来る時はたとえ1日でもカナダで保険に入るとのこと。
理由は、アメリカで事故や病気になったら医療費が法外だから。

イギリスの国会議員の話にまた納得。「労働者の借金苦は体制側を利するもの」
「国家の支配には2つの方法がある。恐怖を与えることと、士気を挫くこと。
 教育と健康と自信を持つ国民はコントロールできない。
 世界人口の1%が80%の富を独占している。だが、貧しく、士気を挫かれ、恐怖心があるために、
 国民は命令を聞いて、最善を祈るのが一番安全だと思っているんだ」

そもそも保険会社が高くて立派なビルをボコボコ建てたり、高額な絵を何枚も買って金とって人に見せたりしてること自体おかしな話なんだ。
誰からそのお金をもらっているのか?
わたしも元気に働けるうちはそのうちのいくらかを病気の人のために分けることには賛成。
けれどもその分ける負担が生活を圧迫する金額だったり、本当に必要な人に必要な分だけゆきわたってるかが疑わしいものに高いお金を払い続けるのは理不尽だ。
必要のない薬や治療を単に医療費を稼ぐためだけに増やしたり、延ばしたりってゆうのはよく聞く話。

最後にもっとも信じられなかったのが、医療費を払えない患者が病院スタッフにタクシーに乗せられて
貧民街などに捨てられているという映像。。
そして9.11事件にボランティアで助けに来た人々が呼吸器やショックによる深刻な症状に悩んでいるのに、「公務員ではないから保障しない」といわれ、高い医療費と病気の二重苦の状態にあるということ。
彼らを連れて行ったキューバの病院では外国人ですら名前と生年月日さえ言えば最良の治療を受けられる。

ひと握りの富裕層に回るために生産性を上げるだけの働き方、人間生活にもっとも大切な医療と教育にかかる膨大な金。
健康に恵まれて、労働にも困らなかった時には見えなかった様々な歪みが見えてきた。


「底辺に生きる者への対し方で、どんな社会かを知ることができる」


・・・カナダに住みたくなってきました

NHS(UK国営医療制度)について関連サイト

イギリスの国民医療制度(3)~その問題点
これはこれで、いろいろ問題点が指摘されてるみたいね

■HMO(Health Maintenance Organization)(アメリカの医療保険組織)