メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ダイバーシティ@週刊まるわかりニュース

2020-10-29 12:29:23 | テレビ・動画配信
「ダイバーシティー」
直訳すると多様性
大きくは性別、国籍、人種、宗教、性的指向などの違いを受け入れること



アカデミー賞
100年近くの歴史がありますが
作品賞に2024年から新たな選考基準を適用すると発表された

作品賞を受賞するには、この中から少なくとも2つを満たしている必要がある







アメリカ在住の映画評論家・町山さん:
遅いけれどもやっとその時が来たか!という感じ
アカデミー賞はものすごく保守的で古臭い
差別的なところだという評判が立ってしまった

白人主義が支配していたアカデミー賞が
やっと世間並みのダイバーシティになろうとしているということです


2016年のアカデミー賞で演技部門の候補が2年連続で全員白人だった
「多様性はどこに?」と地元の新聞も疑問を投げかけた






俳優のウィル・スミスさん、映画監督のスパイク・リーさんなどが
こうした状況に反発し、授賞式のボイコットを表明しました






アカデミー賞の選考を行うアカデミー協会は
かねてから会員が白人や男性に偏っていると批判されていました






町山さん:
なぜ白人男性ばかりになったかというと
アカデミー協会に入るためには
会員になっている人の推薦を受けないと入れなかった


少しずつその悪い評判を直さなければならないので
アカデミー協会側から世界中の女性、 LGBT
マイノリティ、外国人
の人たちに「会員になりませんか?」と招待した

そういう人たちを会員に入れたので
だんだんアカデミー賞が変わっている

『パラサイト』が作品賞をとったのは
外国人を会員にいっぱい入れたから


こうした中で先月打ち出されたのが作品賞の新しい選考基準
今後作られる映画の内容などは変わっていくのでしょうか?

町山さん:
アカデミー賞の作品賞の条件だけなので
ハリウッド全体には大きな影響はないと思います

実はより多くの人が見る娯楽作品では
すでにダイバーシティ(多様性)が進んでいる

『ワイルド・スピード』というシリーズがあるんですけれども
全人種、黒人、ラティーノ、アジア人、女性が協力して戦うというシリーズで大当たりしている
それはお客さんがダイバース(多様)だから




(何と戦っている話なんだろう そんなに惹かれないなあ



町山さんは、今回の新たな基準が
映画に関わる会社側にも
ダイバーシティを求めていることに注目しています

町山さん:
映画制作だけではなく
広報、マーケティングの責任者を
女性、 LGBT 、マイノリティの人にしろ
と言っている

こうした条件は、監督や俳優がずっと求めてきたこと
なかなかそれが実現しなかったが、やっと動き出した
これはかなりすごいことだと思います

全世界が変わってきているグローバリゼーションの中で
ハリウッドが生き残るためには変わらざるを得ない

映画はお客さんあってのものですから
だからこそお客様を神様と思う誠実な作品が求められているとも言えます




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