メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

草間彌生@アートシーン

2022-01-21 13:59:25 | アート&イベント一覧
草間彌生
92歳を超えても精力的に活動を続けている









視界が水玉で覆われる幻覚や
花が話しかけてくる幻聴に悩まされた幼い頃
その光景を絵に描くことで恐怖に耐えたといいます

強迫観念から逃れるために
積み重ね反復し増殖させて行った模様






4年前にオープンした草間の個人美術館で
展覧会が開催されています

草間彌生美術館(2017.12.14)
















ニューヨークのスタジオにて(1961年頃)
当時の芸術界ではカラフルな抽象表現が主流
その中で草間のモノクロ作品は大きな衝撃を与えました





モノクロームは白黒ではなく
本来は単色という意味で
草間さんは白黒以外に黄色、青
さまざまなモノクロームの世界に挑戦している








近年取り組んでいるシリーズに
カラフルなモノクロームを見ることができる

「わが永遠の魂シリーズ」





草間さんはドットを描いているわけではない
周りを囲む黒い部分を描いて
塗り残しで水玉模様があらわれてくる(そうなんだ!驚

勢いよく描いた点とは違ったニュアンス 少しいびつに
それが単調なはずの繰り返しの画面にある
ふくよかな複雑さを生み出している

内なる恐怖から逃れようと始まった創作
草間は去年描いた作品にこんなタイトルを付けた











館内にはかつて見た幻覚から着想した
花に埋め尽くされた部屋のインスタレーションもある







クリスチャン・マークレー
音楽と美術の間で活躍する






リサイクルされたレコード




ターンテーブル奏者として活躍していたマークレー
これは様々なレコード盤を切り貼りして作りました

大量生産品であるレコード
それを予測不可能な音で構成される
ユニークな1枚に生まれ変わらせました
(どんな音になるんだろう?




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