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大河ドラマ『西郷どん』 第46回、47回

2018-12-22 14:04:24 | ドラマ
大河ドラマ『西郷どん』


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全部で50回かと思ったら、あと2回だった!驚 早いなあ


オープニング映像


第46回「西南戦争」

西郷は生徒1万3000人!とともに東京を目指す
寒い中、まだ歩いて行くの?
まだ熊本まで鉄道はなかったのか 戦争に行くのに鉄道もないか

大久保にも西郷が兵をあげたとしらせが届くが理由が分からない
三条と岩倉に西郷討伐の詔をもらうよう頼む


<明治10年2月18日 熊本城の手前「川尻」>

熊本城、城下が炎に包まれるのを見る

2日後 深夜 夜襲 急に銃で撃ってきた
犯人を捕らえると、国家に弓引く賊軍だと言われる
政府に尋問する名目は崩れ、戦わずして熊本を通ることが叶わなくなった

血気盛んな生徒らは西郷に問う
西郷:もはや進むべき道はただ1つ 道を阻むなら押し通る

これは暴徒化した生徒らの代弁では?

「西南戦争」に突入
福岡のほうから8000人の政府軍が高瀬に結集している



半次郎:ここはおいたちに任せてくれ と発つ

菊次郎は初陣に震える




【東京 内務省】

戦争の報告が来る 各地の不平士族たちが西郷のもとに駆けつけている
政府軍は刀を持ったこともない農兵(自分たちが先頭に立てば?

川路:ただちに警視庁抜刀隊を編成し戦地へ向かいます

まだ刀って侍の時代のまんま 西郷はこれを終わらせたかったか?
かつての仲間、兄弟同士が殺し合った

“雨は降る降る 人馬は濡れる 越すに越されぬ田原坂”







一進一退の十数日が過ぎる
政府軍の銃、大砲に押され、西郷軍は劣勢 田原坂も突破された


【東京 西郷従道邸】

従道:おいが早う兄さを止めなければ おいも兄さのもとで共に戦いたか
必死に止める妻:私は旦那さまにまで賊軍になってほしくなか

死体の弾を拾っているところを狙われる菊次郎をかばって叔父が撃たれる
ここで脚を負傷したのか

そこに西郷が来るが息子の前を静かに通り過ぎる
遺体がむしろに大勢寝かされているのを見て泣く


【鹿児島 磯御殿】

勅旨・柳原前光:西郷に降伏・恭順するよう働きかけてくれ

島津久光:
先に視察団を送ったのは政府のほうであったとか 視察ですか? 刺殺ですか?
答えられないのが答えですか 改心すべきは政府のほうでは?
わしは時世にとり残された芋侍だが、道理の通らぬことは断じてできもはん

西郷軍は北上を断念し「人吉」へと逃れる
菊次郎:ここでおいを父上の手で殺してくれ!
刀を取り上げ、背負う西郷


【京 木戸孝允】



死の病で「西郷くん、ええ加減にせんか!」と言って亡くなる


大山網良は西郷に加担したと東京に投獄された
大山:お前と直接話したいだけじゃ 友じゃったろうが!



大久保:
西郷は大罪人 西郷が生きているかぎり日本はおさまらん
日本で最後の戦にする おいが政府じゃ

大山:ほいじゃ、おはんとも別れかの 先にいって、有馬と待っちょるで

一礼して去る大久保


西郷の家にも警官が来る
警官:皆さんを保護します すぐ同行願います
糸:敵の世話にはなりもはん



敬礼して去る警官

雪篷:政府軍を追い返すとは西郷家は恐ろしか
腰が抜ける糸

ヒサタケが武器を集めるために戻る
ヒ:ゴヘイが死んだ 立派な最後じゃった(琴の息子か
菊次郎も撃たれたと聞き、糸は連れてってくれと頼む


【延岡 野戦病院】



前線を離れ、治療を受けている菊次郎
右脚は切り取られている(治療でもなんでもない 野蛮な時代だ・・・

3万人いた西郷軍は3500人まで減る
西郷は戦を止めることは出来ても、戦うことには長けてなかったのでは?
延岡に近い「俵野」まで追い詰められる




【俵野 西郷軍本陣】

あ、わんこが入り口で出迎えてくれてる!

農民らが食べ物を分けに来る
農民:世直しに戦ってくれて有り難いことです

西郷:おはんらとはここでお別れじゃ と犬の綱を放すとすぐ走っていく
戦場で急に放されても、生きていける?




熊吉と菊次郎が戻る




西郷:
よう戦った だがここまでだ この時をもって解散する
行く所、行く所が戦場になる もう東京へは行けん 皆分かってるだろうが
生きたかもんは、降伏して生きろ 死にたい者は死にやんせ
みんな自分の欲するところに従ってくれ

夜、軍服を燃やす西郷

ヒサタカと糸が来て、菊次郎と再会して泣く

糸:そげな体でまだ戦う気ですか?
西郷:おはんはここに残れ
菊次郎:自分の欲するところに従えと言いました 父上といっしょに死にます

みんな死ぬと言い始めて「ならん!」と怒る西郷

西郷:
おはんらの頭には新しかことが詰まっちょる
投降し、生きて、これからの日本を作れ これは命令じゃ
菊次郎 母上らのこと頼んだぞ




西郷:
糸、菊次郎のこと頼んだぞ 西軍がそこまで迫ってる これが最後じゃ
おはんには苦労ばっかりかけてしもた

糸:
旦那さんが西郷隆盛でなかったらどんなによかったか
ただのお人だったら、どんなによかったか



【熊本県熊本市 熊本城 田原坂 三の坂】








1日に32万発もの銃弾が飛び交ったとも言われる
抜刀隊により17日間の戦いが終わる

延寿寺
野戦病院の1つ延寿寺には850人あまりの兵士が埋葬された






宮崎県延岡市
追い詰められた西郷はこの地で解散布告令を出す








西郷は菊次郎をこの地に残し、600人あまりの兵を連れ
「可愛岳(えのたけ)越え」を決行 故郷の鹿児島を目指す




「西郷どんの目線」



演じている鈴木亮平さんの率直な感想、俳優目線から見たドラマの良さが分かり、毎回楽しみに読んでいた

“鹿児島を発ってすぐ「賊軍」とみなされるという、
 一番痛い手を打ってくる所……さすがは一蔵どんです。

 中途半端な情けをかけず、のど元に刀を突きつけるような手段を講じるとは、
 さすが日本のトップにふさわしい男だと誇らしい気持ちがありました。

 ここまで来れば、西郷さんの目的はひとつです。共に立った彼らに、
 侍として最後まで生きさせてあげたいということ。
 納得するまで戦うことで、「最後の侍」として、日本のために使命をまっとうさせてあげたいと思いました。

 第46回の西郷さんにはおそらく主体性はないんです。
 演じながらふと、西郷さんはずっと彼らが言ってほしい言葉をかけているんじゃないかと思いました。”



第47回「敬天愛人」

<明治37年 京都>



西郷の書を壁に掲げる(いいシーンなのに政治屋のニュースがかぶった

「西郷先生はどんな思いでお亡くなりになったのでしょうか?」




菊次郎:
私もずっとそれを考えてきた
新しい時代が大きなうねりで押し寄せてきた時
どうしてもその波に乗り切れない人がいるもの


父は大きな体、熱い心で、ご維新から取り残された侍たちを
抱きしめ、飲み込み、連れ去りました


【明治10年8月17日 延岡】

別れに泣く菊次郎 糸は泣いていない
終焉の地、鹿児島に向かう西郷ら

西郷に従った者の言葉:
1日西郷に接すれば、1日の愛が生じ
3日接すれば、3日の愛が生じる
親愛の情は日々募り、もはや去ることは出来ない
ただただ生死をともにしたいのだ



野戦病院に警官が来る 信吾もようやく再会
西郷が見つかったとしらせが入る
信吾:おいたちも帰ろう 薩摩へ おいが送ります

道なき道を450kmも歩いた西郷軍
三田井、小林、霧島、、、ようやく14日目に桜島を見る




そこの土を掘る西郷 幼少時にカゴシマと書いた岩がまだある




半次郎:薩摩を奪い返したい
西郷:もうひと暴れしようかい

ここでは銃を撃つ西郷
西郷:ここはおいたちの庭じゃ たやすく負けるわけにはいかんぞ!




反撃もここまで 大砲には敵わない
陸、海の大軍に攻められて山に逃げる西郷軍


【東京 大久保邸】(平和な我が家だな

大久保:お前たちを東京へ呼んでよかった
マス:旦那さまは鹿児島へ行かなくていいのですか? 話して分からないはずがない

大久保:
日本の産業発展は、博覧会の成功にかかっておる おいはその役目を果たすのみ

糸と菊次郎らは実家に帰る
雪篷:立派な薩摩隼人じゃ(男のプライドって・・・

琴:戦を止めてくれ
シンゴ:ムリじゃ これはもう止められん

琴:兄さまで死んだら二度とこの家の敷居はまたがせない!

糸:
いけもはん 命乞いなどしては、西郷家の恥になります
覚悟はできてます シンゴさんも覚悟の上で政府軍になった
胸を張ってください きっと旦那さまもそうおおせられるに違いなか




城山にこもり20日あまり 生き残りは372人
アコーディオンを弾く新八
西郷:もっと賑やかなやつも聴きたかな
新八:お気に召したら ここに投げ銭を

この曲なんだっけ? やっぱり音楽はイイね
立ち上がり拍手する兵士とともに踊る西郷

大久保は書斎の引き出しに袋を見つける
中にはカゴシマと書かれたいつかの布


【本営】


(こんなに囲まれちゃって・・・

「今こそ総攻撃を仕掛けるべき」

山県:
ここにいる者で西郷さんの好意に預からなかった者がおるか
賊に成り下がったと思う者がおると? ことはそうたやすうない

川路:降伏を呼びかけましょう
山県:せめて名誉の死をということか?

大久保から電信 それが西郷に届き、皆に伝える

西郷:
総攻撃の命令を下した 明朝4時
ただし本日夕刻5時までに降伏すれば西郷の命は助ける

甘かとはおはんじゃ オレに情けをかけると自分の首を締める こげな情けは無用

半次郎:先生だけは生きてくれやんせ!
生徒:先生さえいれば、いつかまた誰かが立ち上がることができもす!

(それが西郷の考えに反するって分からないようじゃ、勉強しても意味がないな


【東京 上野】



大久保:
機械、美術、すべて日本が誇るもの 1万4000点
今のところ鹿児島だけ参加してません

外国人:鹿児島では戦争中だとか そんな時にこんなことしてていいのか?
大久保:もうすぐ日本から戦そのものが終わります


西郷:
ここは死なせてくれ
この国から戦をなくすためにおいは死ななきゃならん
そうすれば、士族は別の生き方を見つける
おいの死とともに新しい日本が生まれる

電文を破る西郷

鹿児島から大久保に電信が来る ショックだが演説をしてくれと言われる

大久保:
内国博覧会は私の長年の夢でした
ここにある品は我が国の殖産興業の力を示している
今後10年で西洋諸国と並ぶための品々です
侍によって作られてきた日本は今、大きく変わろうとしている

途中で壇上を降りる

もう死ぬつもりの兵士たち
「桜島を見ながら死ぬのは本懐じゃ!」

新八が外套を着替えないのは、想い人の写真が裏に貼ってあるから




夜 ナリアキラの短刀を出し、「やっせんぼ」と言われたことを思い出す
西郷:ようやく殿の言われた時代が来ますな




<明治10年9月24日4時>

旗を燃やす西郷ら 新八は外套と楽器も燃やす

西郷:おはんらが侍の最後を勤めるんじゃ チェストー! 気張れ~!

総攻撃が始まる
なんだか西郷は、ちゃんばらごっこでもしているように楽しそう
やっと死に場所が見えて、ラクになったのか
同じ戦争でも、先陣切ってる西郷 なかなかこんな政治屋はいないね




爆音は実家、島津のもとまで聞こえる

川路は半次郎を見つけて「おいが葬ってやる」と頭を撃ち抜く
なんて辛いシーンだ 戦争なんてもうウンザリ

新八は自ら命を絶つ
シンゴ:東京に戻ります

とうとう銃弾に撃たれる西郷 切腹じゃなかったっけ?

「おやっとさんでございもした」と庭で頭を下げる糸




あ、ツンらが帰ってきた! 偉いねえ




自宅に帰る大久保
「戦が終わった」 崩れおちて「吉之助さん!」と名を叫んで泣く
自分が殺したんじゃん 本当にこんなに情深かったか真相は不明だ


後の菊次郎:
父は天を敬い、人を愛しました 己の身を捨てても
だからこそ多くの人から愛されたんだと思います


相変わらず色男の慶喜のもとにも西郷の死のしらせが届く
慶喜:なんで逃げなかったんだ オレみたいに逃げればよかったんだ 牛男!




町人:
真っ赤な星こそ西郷さんに違いない
あの星に手を合わせるといいことが起きるんだって

勝:とうとう星になっちまったか 先に龍馬とよろしくやっててくれ

この頃、日本に近づいた火星を人々は「西郷星」と名づけて崇め、死を悼んだ

アイカナも星に向かって歌う




菊次郎と熊吉が実家に戻る
菊次郎は歩ける姿を見せる 杖なしで義足で歩く

糸:
父から最後にお預かりした言葉です

“おいが死んだことでおかしいと決して思わんでほしい
 これからの国づくりはおはんらに託されちょ”

西郷の子どもであることを恥じることはありません
旦那さんは星みたいに人に見上げられたりして喜ぶ方ではない
いつも低いところで弱い者に寄り添い、あちこち走り回っちょった
誰よりも心の厚く 太い男でした


<明治11年5月14日>

大久保は馬車に乗っているところを刺殺される
大久保:おいはまだ死ねんど やらねばいかんことがある
涙した死に顔は安らか

西郷が「大久保正助を忘れてきた」と言われたシーンでOPに戻る




一体、新しいニッポンて何だったのか?
外国と張り合って、殺し合い、侵略し、経済で負かすことか
自国の民が苦しむのを放っておくことか

戦場で撃たれた西郷は、のどかな青い空を見て
「もうここらでよか」と言って亡くなるところで「完」




西郷はこの洞窟から新八らとともに進撃
銃弾を受けて、自ら生涯を閉じた




その8ヵ月後、大久保は清水谷で命を落とす




墓は故郷の鹿児島ではなく、都内の青山霊園にある
公共事業に大きな私財を投じ、多くの借金が残ったという






青山霊園には熊吉の墓もある/驚
後に従道に仕えた熊吉は目黒区の西郷邸の庭を整備した(長生きしたんだねえ!








西郷山と言われるこの一帯は、従道が兄・隆盛を迎えるために用意した場所
あれ?聞いたことがある→「西郷山公園」


南洲神社の墓地には西南戦争で戦った2000人以上の仲間とともに
西郷も静かに眠っている(雪篷さんも長生きだねえ










そういえば、第1回はこの銅像が似ていないと糸が叫ぶシーンだったね


「西郷どんの目線」

“ここまで西郷さんとして生きてきましたが、不思議なことに死の恐怖は全くなく、すがすがしい思いでした。
 それは恐らく、「生」をまっとうしたからではないかと思います。
 僕が生ききった「西郷隆盛」の人生、ぜひ最後まで見届けていただきたいです。”









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