メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」

2010-09-30 23:55:55 | 演劇・オペラ
図書館で借りたCDコーナー。オペラ熱が続いてます。

モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」全曲 3幕
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団 指揮:カール・ベーム

フィガロとスザンナの結婚式の日。伯爵はスザンナに言い寄り、ものにしようとする。
夫の心が離れたのを悲しむ伯爵夫人は、スザンナらとある作戦をたてる。
女性のように美しい小姓ケルビーノは女好きが元で伯爵に睨まれており、
スザンナの部屋にいたのを発見されて兵隊行きを命じられる。
彼は伯爵夫人の部屋にも来て、スザンナらに女装させられているところに伯爵が現れひと騒動となる。
ケルビーノは窓から逃げ、フィガロが身代わりとなる。
夫人はスザンナと衣装を取り替えて、伯爵と松の木の下での逢引を思いつく。
知らないフィガロは「女は信用できない」と嘆くが誤解が晴れて2人は仲直り。
一方、夫人と知らずに口説こうとしていた伯爵も事情がやっと分かって反省する。
フィガロに金を貸していたことを理由に結婚を迫るおばさんマルチェリーナとバジーリオが、
実は両親だった!なんて妙なドタバタもあって、なかなか複雑。

男女のコメディの裏には、貴族社会が崩壊しようとしていた時代に、
金持ちの言いなりになって妻や恋人を遊び道具にされていた昔と違って、
市民が地主に対してモノ申すというシリアスな事情もある。

ケルビーノが歌うカンツォーナ♪恋とはどんなものだかご存知のあなたがた は聴いたことがある。


モーツァルト歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲 2幕
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ プラハ・チェコ合唱団/ウラハ国立歌劇場管弦楽団 指揮:カール・ベーム

好色な若い貴族ドン・ジョヴァンニはあらゆる国の、あらゆる階層の、あらゆる年齢層の女性と遊びまくってはトラブルを撒き散らしている。
召使いのレポレロは命令に従って段取りをつけたり、後始末をしたりしているが、もういい加減辞めたいと思っている。
ドンナ・アンナを襲って失敗し、怒った父親の騎士長を決闘で殺してしまうドン・ジョヴァンニ。
アンナは許婚ドン・オッターヴィオに復讐を誓わせる。

まったく懲りないドン・ジョヴァンニは、村の娘ツェルリーナに狙いをつけ、婚約者マゼットはハラハラしどおし。
以前捨てられたドンナ・エルヴィラは、「甘い言葉に騙されるな」と忠告して歩く。
みなを騙すため、ジョヴァンニは、レポレロと衣装を替え、エルヴィラの召使いを口説く間、レポレロにエルヴィラの相手をさせる。
それがバレて命からがらレポレロは逃れる。
墓場から騎士長の声が聞こえジョヴァンニを戒めるが、墓石を夕食に招待するジョヴァンニ。
墓石は夕食に現れ、今度はジョヴァンニがあの世での夕食に招待され業火に焼かれるという結末。

ラスト近くに同じモーツァルト作曲の「フィガロの結婚」からアリア♪もう飛ぶまいぞ、この蝶々 が入る。
「ドン・ジョヴァンニ」って題名は聞いたことあるけど、ピンとくる曲はなかったな



アダージョ=音楽で、速度標語の一。緩やかに、の意。アダジオ。

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