1964年初版 1989年 第22刷 大蔵宏之/訳 中山正美/カバー・イラスト・挿画
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください
【内容抜粋メモ】
登場人物
ジュディ 医師ボルトンの娘 探偵好きな少女 ピーターの秘書
ピーター・ドブス ジュディの幼馴染で婚約者 弁護士
ホレース 兄 ヘラルド毎日新聞の記者
ゾラー博士
ロッシイ ジュディに似た少女 ロザンナ
レオナード 元聖歌隊員 リンダ
ジョン叔父 戦死 レオナードと婚約していた
ブラッキイ
トレント ワシントン連邦警察のGメン
レッド 下男
ルーシー・スミード 若くして亡くなった叔母
●ハンドバッグ
祖母の葬儀にかけつけるジュディとピーター
途中で花を買おうとサム・タッカーの店に立ち寄ると
ジュディにそっくりな少女がいたと話す
元聖歌隊員だったレオナードが葬儀で歌う予定
レオナードとデパートでバッグを買おうと選んでいると
見知らぬ男が黒いバッグを手渡して逃げ去る
中には「情報を持っているから、次の火曜日、講演会の後で500ドルを持って来い」
という脅迫状が入っていて、ブラッキイとサインがある
葬儀の前にピーターはワシントンの連邦警察に電話して事情を話す
●フシギな病気
レオナードはなぜか急に歌えなくなる
医師でジュディの父ボルトンは、しばらく家に泊めてあげることにして
ジュディは今度の事件を一緒に解くことで気を紛らわそうとする
兄ホレースに近日中に近辺で行われる講演会を調べてもらう
●Gメン
Gメンのダビイッド・トレントがピーターの事務所に来て
脅迫状を見て、好奇心と恐怖心につけこみ金をゆする手口だと話す
ブラッキイは偽名かもしれない
ジュディは自分に似た少女に宛てた手紙ではないかと推理するが信じない
●遺言状探し
祖母の家に行き、遺言状を探すが、代わりにトランプのカードが入っている
下男レッドはなぜか自分が使っていた寝室に寝ている
古い天井の漆喰が剥がれ落ちた
箱を開けると「刺繍をリンダにあげてくれ」などとメモがあるが
ジュディの名前はない
法律では、生きている唯一の親族であるジュディの母が遺産を受け継ぐ
レッドは昨晩、友だちとカードで遊び、ケンカをして殴られたと告白
その友は、最近知り合ったばかりのブラッキイとパットンと聞いて驚く
ブラッキイが遺言状を盗んだのではないか?
●思い出のかけ布団
祖母はこれまでの家族、親族の服などの生地を使って布団をつくり
思い出を書いたメモを貼っていた
ルーシー・スミード叔母のドレスも出て来る
サーカスで働いていた男と駆け落ちして結婚し、20歳で亡くなった
そのかけ布団はジュディの母に遺されて
結局、ジュディには何も書かれていなかった
はめ板の下に何枚か紙が落ちているのを見つける
ファミリーツリーで、ルーシーの娘の誕生通知 アンナと読める
祖母も親族もルーシーに娘がいたことは誰も知らなかった
ジュディはまだ見ぬいとこに会いたいと願う
もしいるなら、遺産を分配する権利がある
●まだ見ぬいとこ
花屋の主人にジュディにそっくりな少女のことを聞くと家族づれで
弟、妹が一緒で、父親が運転していたようだと話す
ジュディは、親友のロイ、ロレーヌ、アーサーらに協力してもらい
ホレースが集めた講演会に参加してもらうことにする
アーサーは事件が片付いたら、合同結婚式を挙げようと提案する
ジュディはリンダとともに催眠術の講演に行くことにする
父も知るゾラー博士は有名だから、催眠でリンダの歌声が戻るかもしれないと勧められる
●尾行
2人の乗った列車で見知らぬ男2人に尾けられていることに気づく
レストランに入ると、ジュディによく似た女子学生が入ってきて
アンナと声をかけるとゾラー博士の娘ロッシイで
花屋で間違われたのも彼女
母エディス・テリーは1年前に亡くなり
ヘレン、マージ、テリーというきょうだいがいる
ジュディはハンドバッグの話をして、ブラッキイの名前を出すととても驚く
母を時々訪ねてきて脅していた
●暗示
2人は帽子屋に入り、顔半分が隠れるベールの帽子をかぶって入れ替わる計画を立てる
ゾラー博士:
暗示力は善のためにも悪のためにも力がある
朝起きて、今日は疲れて、どこもかしこも痛いと考えたら、その日はそうなるが
素晴らしい1日になると考えると、そうなる
催眠は自分でかかりたいと思わなければかからない
私を見つめてください 握った手が離れなくなります
博士の暗示にかかり、ジュディ、リンダも壇上に上がる
「あなたは眠ります」と言われて
これからブラッキイに会わなければならないジュディは目が覚める
博士:
被術者が怖れている時はしばしばそうなります
席に戻りなさい あなたは何も怖れていません
何ものも、あなたを怖れさせることができないのです
リンダが被術者となり、16歳の時に初めて歌ったことを思い出し、ついに歌い出す
博士:自分で気づかずにいる恐怖を取り除いたので、なおったのです
●誘拐
ジュディはロッシイのフリをしたまま、ブラッキイのクルマに乗せられる
500ドルも持っていないと言うと、自宅の父の金庫から盗めと言われる
ジュディはさっき博士に言われた言葉を何度も繰り返すと勇気が出てくる
“何ものも、私を怖れさせることはできない”
ブラッキイは家政婦を縛って押し入れに閉じこめる
ジュディは催眠術で目が見えなくなった、金庫の番号も忘れたとウソをつき
博士に電話して、危険を伝える
銀行が開いたら、そこから金をおろすとウソを言って
クルマを衝突させて止めると、警官がブラッキイを逮捕する
●再会
家で介抱され、博士から娘の命を救ってくれたと感謝される
尾行していたのはGメンらで、途中でジュディを見失ってしまった
ジュディはロッシイの部屋から宝物のピンクッションを持ってきた
ロッシイの母のウェディングドレスで作ったと聞いて
祖母の作ったかけ布団にルーシーのウェディングとメモがついた生地と比べると同じもの
博士に聞くと、ルーシーと結婚し、ロッシイが生まれた
妻が亡くなり、乳母だったエディスと再婚したが
娘同様可愛がってくれて、真実を話さないと約束した
ブラッキイは普段からたくさんの秘密を集めて脅迫していて
エディスもそのうちの1人
ようやく遺言状が家族の前で開封され、ジュディは祖母の家が遺された
ピーターと結婚したら、大好きだった家に住めると思うと涙する
その他の土地はホレース、レッドに遺された
母はかけ布団をロッシイに贈る
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【注意】
トリックもオチもネタバレがあります
極上のミステリーなので、ぜひ読んで犯人当てをしてみてください
【内容抜粋メモ】
登場人物
ジュディ 医師ボルトンの娘 探偵好きな少女 ピーターの秘書
ピーター・ドブス ジュディの幼馴染で婚約者 弁護士
ホレース 兄 ヘラルド毎日新聞の記者
ゾラー博士
ロッシイ ジュディに似た少女 ロザンナ
レオナード 元聖歌隊員 リンダ
ジョン叔父 戦死 レオナードと婚約していた
ブラッキイ
トレント ワシントン連邦警察のGメン
レッド 下男
ルーシー・スミード 若くして亡くなった叔母
●ハンドバッグ
祖母の葬儀にかけつけるジュディとピーター
途中で花を買おうとサム・タッカーの店に立ち寄ると
ジュディにそっくりな少女がいたと話す
元聖歌隊員だったレオナードが葬儀で歌う予定
レオナードとデパートでバッグを買おうと選んでいると
見知らぬ男が黒いバッグを手渡して逃げ去る
中には「情報を持っているから、次の火曜日、講演会の後で500ドルを持って来い」
という脅迫状が入っていて、ブラッキイとサインがある
葬儀の前にピーターはワシントンの連邦警察に電話して事情を話す
●フシギな病気
レオナードはなぜか急に歌えなくなる
医師でジュディの父ボルトンは、しばらく家に泊めてあげることにして
ジュディは今度の事件を一緒に解くことで気を紛らわそうとする
兄ホレースに近日中に近辺で行われる講演会を調べてもらう
●Gメン
Gメンのダビイッド・トレントがピーターの事務所に来て
脅迫状を見て、好奇心と恐怖心につけこみ金をゆする手口だと話す
ブラッキイは偽名かもしれない
ジュディは自分に似た少女に宛てた手紙ではないかと推理するが信じない
●遺言状探し
祖母の家に行き、遺言状を探すが、代わりにトランプのカードが入っている
下男レッドはなぜか自分が使っていた寝室に寝ている
古い天井の漆喰が剥がれ落ちた
箱を開けると「刺繍をリンダにあげてくれ」などとメモがあるが
ジュディの名前はない
法律では、生きている唯一の親族であるジュディの母が遺産を受け継ぐ
レッドは昨晩、友だちとカードで遊び、ケンカをして殴られたと告白
その友は、最近知り合ったばかりのブラッキイとパットンと聞いて驚く
ブラッキイが遺言状を盗んだのではないか?
●思い出のかけ布団
祖母はこれまでの家族、親族の服などの生地を使って布団をつくり
思い出を書いたメモを貼っていた
ルーシー・スミード叔母のドレスも出て来る
サーカスで働いていた男と駆け落ちして結婚し、20歳で亡くなった
そのかけ布団はジュディの母に遺されて
結局、ジュディには何も書かれていなかった
はめ板の下に何枚か紙が落ちているのを見つける
ファミリーツリーで、ルーシーの娘の誕生通知 アンナと読める
祖母も親族もルーシーに娘がいたことは誰も知らなかった
ジュディはまだ見ぬいとこに会いたいと願う
もしいるなら、遺産を分配する権利がある
●まだ見ぬいとこ
花屋の主人にジュディにそっくりな少女のことを聞くと家族づれで
弟、妹が一緒で、父親が運転していたようだと話す
ジュディは、親友のロイ、ロレーヌ、アーサーらに協力してもらい
ホレースが集めた講演会に参加してもらうことにする
アーサーは事件が片付いたら、合同結婚式を挙げようと提案する
ジュディはリンダとともに催眠術の講演に行くことにする
父も知るゾラー博士は有名だから、催眠でリンダの歌声が戻るかもしれないと勧められる
●尾行
2人の乗った列車で見知らぬ男2人に尾けられていることに気づく
レストランに入ると、ジュディによく似た女子学生が入ってきて
アンナと声をかけるとゾラー博士の娘ロッシイで
花屋で間違われたのも彼女
母エディス・テリーは1年前に亡くなり
ヘレン、マージ、テリーというきょうだいがいる
ジュディはハンドバッグの話をして、ブラッキイの名前を出すととても驚く
母を時々訪ねてきて脅していた
●暗示
2人は帽子屋に入り、顔半分が隠れるベールの帽子をかぶって入れ替わる計画を立てる
ゾラー博士:
暗示力は善のためにも悪のためにも力がある
朝起きて、今日は疲れて、どこもかしこも痛いと考えたら、その日はそうなるが
素晴らしい1日になると考えると、そうなる
催眠は自分でかかりたいと思わなければかからない
私を見つめてください 握った手が離れなくなります
博士の暗示にかかり、ジュディ、リンダも壇上に上がる
「あなたは眠ります」と言われて
これからブラッキイに会わなければならないジュディは目が覚める
博士:
被術者が怖れている時はしばしばそうなります
席に戻りなさい あなたは何も怖れていません
何ものも、あなたを怖れさせることができないのです
リンダが被術者となり、16歳の時に初めて歌ったことを思い出し、ついに歌い出す
博士:自分で気づかずにいる恐怖を取り除いたので、なおったのです
●誘拐
ジュディはロッシイのフリをしたまま、ブラッキイのクルマに乗せられる
500ドルも持っていないと言うと、自宅の父の金庫から盗めと言われる
ジュディはさっき博士に言われた言葉を何度も繰り返すと勇気が出てくる
“何ものも、私を怖れさせることはできない”
ブラッキイは家政婦を縛って押し入れに閉じこめる
ジュディは催眠術で目が見えなくなった、金庫の番号も忘れたとウソをつき
博士に電話して、危険を伝える
銀行が開いたら、そこから金をおろすとウソを言って
クルマを衝突させて止めると、警官がブラッキイを逮捕する
●再会
家で介抱され、博士から娘の命を救ってくれたと感謝される
尾行していたのはGメンらで、途中でジュディを見失ってしまった
ジュディはロッシイの部屋から宝物のピンクッションを持ってきた
ロッシイの母のウェディングドレスで作ったと聞いて
祖母の作ったかけ布団にルーシーのウェディングとメモがついた生地と比べると同じもの
博士に聞くと、ルーシーと結婚し、ロッシイが生まれた
妻が亡くなり、乳母だったエディスと再婚したが
娘同様可愛がってくれて、真実を話さないと約束した
ブラッキイは普段からたくさんの秘密を集めて脅迫していて
エディスもそのうちの1人
ようやく遺言状が家族の前で開封され、ジュディは祖母の家が遺された
ピーターと結婚したら、大好きだった家に住めると思うと涙する
その他の土地はホレース、レッドに遺された
母はかけ布団をロッシイに贈る