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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『クリスマス人形のねがい』 絵:バーバラ・クーニー

2018-12-20 11:50:10 | 日記
『クリスマス人形のねがい』 岩波書店
作:ルーマー・ゴッデン 絵:バーバラ・クーニー 訳:掛川恭子

「作家別」カテゴリー「バーバラ・クーニー」に追加しました


XMAS本シリーズ

これぞクリスマスのための1冊
物語の最後に「もし・・・」を繰り返し、
すべてフシギな力でつながっているクリスマスの奇跡

少女と奥さんの心の中にぽっかり開いた穴が
聖なる夜の出来事で、その後ずっと傷が痛むことはなかったという
ハッピーエンディングで胸があふれる

一方、人形たちをいつも脅えさせるフクロウ人形もまた
ずっと売れずに寂しかったろうに、最後はゴミ箱行きって
欧米の勧善懲悪は容赦ないなと感じた

売れ残った人形たちの件は、どことなく映画『ラブ&ピース』を思い起こさせる


クーニーの絵は物語にピッタリ
素朴で、温かくて、手のぬくもりが伝わるタッチは
どう生み出されるのかいつも気になる


1950年代の話だけれども、ツリーを飾って
プレゼントを買って、ご馳走を食べてって
今の日本と変わらない

教会には行かないけれども、日本人は年末にお寺や神社に行くし
教会の鐘は除夜の鐘とも通じる
「Happy new year!」「明けましておめでとう」と言い合うのも同じ

遠く離れて、異なる文化圏なのに
みんな年の瀬にはバタバタして、
家族が集まって過ごすことが幸せというのは同じなんだな



【内容抜粋メモ】

これは、願い事のお話です




お人形の名前はホリー(ヒイラギ)
着ているものがクリスマスカラーですから
ガラスの目は開けたり閉じたりできるし、小つぶの歯は真珠のようです
ホリーは昨日箱から出されたばかり


クリスマスイヴの朝
ブロッサムさんのおもちゃの店では、オモチャたちが囁きあっています
「どんなことがあっても、今日中に買ってもらわなくちゃ」




おもちゃの店のウインドウは明るく輝いて、
汽車、ヨット、動物のぬいぐるみもいっぱいいます

ガラスの棚には赤ちゃん人形、水兵さん人形、、、
どれもきれいですが、まだ売れていません


おもちゃたちは、
「クリスマスには、小さな男の子か女の子をもらえる」と考えます

店に修理に連れてこられる壊れたおもちゃから聞いて
“ウチ”というのがどういうものか知っています

「お部屋はステキなものでいっぱい
 こどもたちの手が優しく触ってくれるのよ」

「ぼく、もみくちゃにされてみたい」小さなゾウが言いました

「なにが優しくだ!」

大きなおもちゃのフクロウが言いました
名前はアブラカダブラと言います
それは大きくて、威張っていて、店を自分のものと思っています

「買い物は、今日が最後だ 明日は店が閉まってしまう」

お人形たち全員に震えが走りました

ゾウのダブダブは鞍に「売約済み」の札がついているから
あとは包んでもらうだけです

「君たちもみんな、クリスマスプレゼントのくつしたの中に入れてもらえるよ」

「おぉー!」みんなうっとりした声をあげました


ブロッサムさんと店番のピーターが入ってきました 「今日は忙しいぞ」






ある大きな町の外れにセント・アグネスという大きな家があり
30人の男の子と女の子が暮らしていました

子どもたちは親切な家に3日間預けられるのだと
世話をしているミス・シェパードが言いました
1人、また1人、迎えの人が来て、汽車に乗せられていきます

アイビー(ツタ)は6歳になる小さな女の子
どこのおばさまもおじさまもアイビーをクリスマスに招いてはいくれませんでした

「かまわないもん」

アイビーは胸の奥がからっぽになった気がして、そこがチクチク痛みました
そしたら、すかさずなにか言わなくてはなりません
そうでないと泣いてしまうからです

最後まで残っていたバーナバスという男の子がタクシーを待ちながら言いました

「料理番もいなくなるし、ミス・シェパードも妹のところに行っちゃうんだから」

「あたし、おばあちゃんのとこへ行くんだもん」

「オレたちにはそんなものいないんだ」

「でも、あたしにはいるんだもん アップルトンに」

どうしてそんな町の名前を考えついたのは分かりません

ミス・シェパード
「あなたには幼子の家に行ってもらわなくちゃいけないわ
 私の妹がインフルエンザにかかったので看病に行かなくてならないの」

「あたし、赤ちゃんじゃないよ」

ミス・シェパードはアイビーを駅に連れて行き、汽車に乗せました
幼子の家の住所を書いた紙切れをアイビーのオーバーにピンで留めましたが
ミス・シェパードが行ってしまうと、それを引きちぎって窓の外へ捨ててしまいました


汽車に乗り、サンドイッチはすぐに食べてしまい
プレゼントを開けると、今年こそお人形をもらえると楽しみにしていましたが
出てきたのは筆箱でした

「おばあちゃんがきっとお人形をくれるもん」

くちびるをぎゅっと噛み締めて、声に出して言いました

前に座った女性が
「まあそうなの アップルトンならあと2つか3つめですよ」と言い
本当にそういう町があるんだと思いました

汽車の中で眠くなり、みんなが降りる音で目が覚めるとそこはアップルトンです
小さな田舎の町は気持ちがよく、きれいに見えました


町の広場には市がたっていて
クリスマス商品を売る店が並んでいます




七面鳥、オレンジ、りんご、陶器、風船、栗を焼いている店もあります
誰もが買ったり、売ったり、笑ったりしていました


おもちゃの店では、15歳のピーターはこれまでにないほどクタクタになるまで働いています

アブラカダブラが「不愉快きわまりない奴め、店中のおもちゃを売りつくす気だ」と言うと
店の前を通ったクルマのライトがその緑色の目に当たって光った途端
ピーターはハシゴから床に落ちました


お人形というのは、誰かが遊んでくれないうちは
本当にお人形になったとは言えません

ホリーは言いました
「誰かに脚や腕を動かしたり、目を開けたり閉じたりしてもらいたい お願い!」


ジョーンズさんという、おもちゃの店の少し先に住んでいる
おまわりさんの奥さんが店の前を通りかかり、ホリーを見て
「きれいだこと!」と足をとめました

奥さんには子どもがいませんでしたが
長い間感じたことのないなにかが胸の奥でむずむずしはじめました


家に帰りご主人に言いました

「今年はクリスマスツリーを飾りましょう」

「なにをバカなことを言ってるんだ」

奥さんは、市に戻り、ツリーと飾りモール、赤いキャンドルも買いました

「こんなもの、誰が見るって言うんだね」

「クリスマスには子どもがつきものよね、アルバート
 どこかで小さな女の子が見つからないかしら」

「おまえ、今日はどうしちゃったんだ」

「おもちゃがなくちゃダメなんだわ
 小さなお人形を買うと言ったら馬鹿馬鹿しいかしら?」

「今夜は一晩中働かなくちゃならない 仲間が2人とも病気になったんだ
 明日の朝、戻ってくるよ 美味しい朝ご飯を用意しておいておくれ」


アイビーは焼き栗を1袋買い、ミルクたっぷりのお茶も買い
まるごとのリンゴを棒にさしてシロップをまぶしたのを買って食べました

セント・アグネスには電報配達の少年が、幼子の家からの電報を配達に来ました
「アイビーガコナイ ソチラデツレテイッタノデスネ クリスマスオメデトウ」
何度もベルを鳴らしても出ないので、ポストに紙を入れて帰ってしまいました



おもちゃの店では閉店の時間になりました

「閉まっちまったぞ! ホー! ホー!」アブラカダブラが言いました

ピーターはブロッサムさんから店のカギを初めて渡されました

「今日はよく働いてくれた 好きなおもちゃを1つ持っておいき」

「おもちゃだって! 僕をなにも分からないチビだとでも?」

ピーターはドアにカギをかけ、走りだすと
ポケットの穴からカギが雪の中に落ちましたが音はしません
その上に雪が積もり、カギは見えなくなりました


市は終わり、店は取り壊され、アイビーはお金を使い果たしました
歩きすぎて、寒さに身震いし、街灯が消え
広場はやけにがらんと見えました

アイビーは胸の奥がからっぽになってチクチク痛みましたが
「さあ、これから、おばあちゃんを探すんだ」と出かけました

窓を覗くと、ある家では、子どもたちがテーブルを囲みごちそうを食べています
もう1軒では子どもたちはプレゼントを包んでいます

「あたしが探しているのは、ツリーが立っていて、子どものいない家だからね」




「わたしはいつだって売れるわ 結婚式は1年中あるもの」花嫁人形が言いました

けれども、ホリーはクリスマス人形です

「お蔵ってわけだ 真っ暗いとこに閉じ込められて埃まみれで転がっている わしも一緒にな」
とアブラカダブラが言いました

ホリーは消えてなくなりたいと思いました


アイビーは疲れてきました
通りの向こうからおまわりさんが来ました
実はそれはジョーンズさんでした

「あのおまわりさんに、どこかの施設へ放り込まれちゃうかもしれない」

アイビーは店の間の路地に隠れました

「おかしいな なにか緑色のものが見えた気がしたが」


路地の突き当たりに小屋があり、アイビーが飛び込むと
そこはパン屋さんのもので、1日中クリスマスのパンを焼き続けていたので
じきにアイビーの震えは止まり、体が温まると
あっという間に粉袋の上で眠ってしまいました


お月さまがのぼると、お人形は光に照らされてずっとステキに見えました
突然、街中の鐘が鳴り始め、ホリーはワクワクしてきました

町や村の教会の鐘がいっせいに鳴り、12時になるとクリスマスです
通りを行く人の数がどんどん増えていきました

突然、値札のピンに刺されたようなチクっとした痛みが走り
「ねがいごとをなさい ねがいごとをなさい」と繰り返されます
「でも、お店は閉まってしまったわ」


アイビーは鐘の音で目が覚めました
まだそこにいたい気がしましたが、チクっとした痛みがして
外に出ることにしました




アイビーはおもちゃの店に近づき、まっすぐホリーを見つめました
「あたしのクリスマス人形だ!」アイビーは言いました
「わたしのクリスマスの女の子!」ホリーは言いました

ホリーもアイビーもそろって願い事をしたのです
「おねがいですから・・・」

願い事には強い力が秘められています
アイビーのかかとの下で音がして、カギを拾いあげました

教会から人が出てきて、アイビーはカギをポケットにしまうと
急いで小屋に駆け戻り、やがてまた粉袋の上で眠ってしまいました


クリスマスの朝
ジョーンズさんの奥さんは、とても早く起きて、掃除をし
テーブルクロスの上にお客様用の上等なお皿やカップを並べ
朝ごはんの用意をして、ツリーのキャンドルに火をつけて、ご主人の帰りを待ちました




パン焼き窯は夜の間に冷えて、アイビーは寒くて目が覚めました
「今すぐ、おばあちゃんを見つけに行こう」

通りは寒いこと!
クリスマス人形を見れば楽しくなるかもしれないと思いましたが
反対の方角に歩き出してしまいました でもそれが良かったのです
100mも行かないうちにジョーンズさんの家の前に立っていたからです




「あたしをあっためてくれる暖炉だ」

テーブルの上にはパン、バター、はちみつ、ミルクが並んでいます
「あたしの朝ごはんだ」

奥さんを見て「あたしのおばあちゃん」とつぶやきました


「もう戻ってくるもんか 今日はクリスマスなんだ もらいたてのおもちゃで遊んでるよ」

アブラカダブラがバカにしました

ホリーの願いの力のほうが強かったにちがいありません
アイビーが玄関のノッカーに手を伸ばすとヒイラギの先が指をさし
「まず、あたしのお人形をもらってこなくちゃ」


「おはよう」アイビーはホリーに声をかけました

重い足音が近づいて、それはジョーンズさんとピーターです

「ポケットに穴が開いているのを忘れていたんです どうしよう どうしよう
 ブロッサムさんはオレを信用してくれたのに、もう2度と信用してもらえないよ」


今にも泣きそうな顔を見て、男の子が泣くの?
アイビーは知らなかったと思いました

「拾ったのはあたしよ だから泣かないでちょうだい」

ピーターの顔から涙が消えて、いつものニコニコ顔が戻りました

「そうか、緑色のものはやっぱり存在してたんだ」とジョーンズさんはアイビーに気がつきました
「どうやら迷子になったらしいね」

ジョーンズさんの声がそれは優しかったので、アイビーは胸の奥があんまりからっぽになり
くちびるが震えて閉じられませんでした

「あたし、迷子じゃないの おばあちゃんに会いに行くとこなの」

「そうかい そのおばあちゃんは、どこに住んでるんだい 連れてっておくれ」


アイビーはジョーンズさんの家まで連れて行きました




「ここが、あたしのおばあちゃんのうち
 本当よ 朝ごはんを作って、あたしを待ってるの
 窓から見てごらんなさい あたしのクリスマスツリーが立ってるでしょ」

「ノックなんかしないでいい お入り」


ピーターが店を開けるとどのおもちゃも自分の場所にいました
「あの女の子のお蔭だ」

なぜかピーターは、アイビーをジョーンズさんの娘だと思いこんでいました
「あの2人にどうお礼できるだろう?」

昨日、ブロッサムさんが好きなおもちゃを1つくれると言ったことを思い出しました
「そうだ! あの子にお人形をあげよう どんなお人形が好きかしら?」

花嫁人形をとろうとすると値札のピンかなにかにチクリとやられました
赤ちゃん人形は、安全ピンが外れていたのか「痛っ!」と手を引っ込めました
「もう頭にきた 誰の仕業だ」

その時なぜかアブラカダブラの目が光り、ピーターにホリーが見えました
「そうだ、きまってる! クリスマス人形さ」

ピーターに言わせると、アブラカダブラが倒れかかり
悲鳴を上げてはたき落とし、「消えてなくなれ!」と蹴飛ばすと
落ちた先はゴミ入れの中でした




ピーターはジョーンズさんの玄関ドアが少し開いていたので
ツリーの下にホリーを立たせて戻りました


ジョーンズさんは「クリスマスおめでとう」と奥さんにキスしました
小さな金のブローチをプレゼントして、胸にとめると
「なんてきれい!」と言いましたが、やっぱりまだ悲しそうな声でした

「クリスマスのプレゼントがもう1つあるんだよ」

声をあげて笑ってからアイビーを連れてきました
アイビーを見た奥さんは笑いませんでした

一瞬立ち尽くし、床にひざまずき、アイビーの肩に手をおきました
「ああ、アルバート!」




奥さんの目に涙が頬をつたって流れ落ちました
アイビーは涙をぬぐい、胸の奥のからっぽな気持ちは消えて
その後、2度と戻りませんでした

「あたしのクリスマスツリーを見ていい?」

「私ときたら、どうして、どうして、あの小さなお人形を買っておかなかったのかしら」

ツリーのそばに来ると、ご主人へのプレゼントと並んで、ホリーが立っていたのです
「なんでまた、どうして!」


ジョーンズ夫妻は、アイビーを自分たちの子どもにすることにしました
奥さんは、おばあちゃんと呼ばれるには少し早すぎましたが




アイビーとホリーは時々おもちゃ屋さんに行き
ピーターとブロッサムさんにもよく会います

「もし君がカギを拾ってくれなかったら・・・」ピーターはよくアイビーに言います

「もしあたしがホリーを見に戻らなかったら・・・」アイビーは言います

「もしオレがジョーンズさんのうちに行かなかったら・・・」ピーターが言います

「もしジョーンズさんの奥さんがクリスマスツリーを買わなかったら・・・」

「もし私が願い事をしなかったら、どうなっていたかしら」ホリーは言います




【訳者あとがき】

今作の原題は「THE STORY OF HOLLY & IVY」
ホリーとアイビーはとても有名な賛美歌♪The Holly and the Ivy
からとられたもので、キリスト教国の人なら誰でも知っています

クリスマスソング特集

ゴッデンが1958年に子どものために書いた物語に
1985年、クーニーが新たに挿絵をそえて大判絵本にしました

ゴッデンは、1907年イギリス生
幼少期の大半を父の任地のインドで過ごし
ロンドンでバレエの訓練を受け、カルカッタに戻り
バレエ学校を経営するかたわら小説を書き始めました

もっともよく知られているのは、インドの関わりから生まれ
ベストセラーになり、映画化もされた『黒水仙』でしょう

やがて、子ども向けのお話も書くようになり
第1作の『人形の家』など、人形や動物を主人公にした話をいくつも書いています
賞をとった『ディダコイ』ほか、1998年に亡くなるまでに数多くの作品を書きました

特徴はストーリーテリングの上手さにあります
簡潔な言葉で語り、子どもがこれまで受け継いできた言葉をより豊かにするために
貢献するのが作家の役目だと言っています

挿絵を描いたクーニーは、観る人の心を温かく包み込む画風が
ゴッデンの物語の優しさ、ウイット、芯の強さをよく表現しています

心から強く願えば奇跡は起こる
求めれば願いは通じるというメッセージ

人の結びつきが希薄になり、悲しい出来事が世界を覆う今こそ
この愛のメッセージは私たちの心をあたためてくれるでしょう

2001年



ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』 (2018 全10話) 1~5話

2018-12-20 11:49:10 | ドラマ
ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018 全10話) 1~5話
脚本:大石静、泉澤陽子
主題歌:♪オールドファッション/back number


出演:
戸田恵梨香 北澤尚 婦人科医師
草刈民代 北澤薫 母 婦人科医師

ムロツヨシ 間宮真司 引越し屋のバイト
『砂にまみれたアンジェリカ』著者

富澤たけし 木村明男 引越し屋
杉野遥亮 小川翔太 引越し屋

松岡昌宏 井原侑市 アルツハイマー病の権威
夏樹陽子 井原千賀子 母
橋爪淳 井原誠一郎 開業医

永野宗典 山ちゃん(居酒屋店長)
岸明日香 ちはる(居酒屋店員)

木南晴夏 水野明美 出版社社員
小池徹平 松尾公平 保育所職員 アルツハイマー病
ほか


ムロさんがラヴストーリーの主役?!
相手は大好きな『SPEC』シリーズの戸田ちゃん?!
脚本は、『セカンドバージン』『コントレール~罪と恋~』などの大石静さん!?

普段は恋愛ドラマ、映画は観ないけど、予録してみた
その間、インスタではムロさんと戸田ちゃんが仲良く
ストーリーズのライヴ配信を流したりして面白かった





【内容抜粋メモ】

1話 あなたを忘れない! 10年間の愛の物語…これは、神様がくれた最後の恋
(なんだか最初から最終回みたいなタイトルだな

<2013.5>

「彼女はあの頃からなにかに追われるようにいつも急いで走っていた」




レディースクリニック「KITA」の医師・北澤尚

ウェディングドレスを試着するナオ
ウェディングドレスデザイナーの井原千賀子は、婚約者の井原侑市の母
(夏樹陽子さんかあ! 若い! 『借王(シャッキング)』シリーズ思い出す








ユウイチは、アメリカ・ワシントン中央医科大学
アルツハイマー病トランスレーショナル研究室にいる

「彼女は1ヵ月後、6月の花嫁になるはずだった」


<2013.2>



ユウイチとナオは見合い
美術館で「この絵に似てる」とナを褒める
デートでも医療の専門的な話になる

ユ:
切ったり貼ったりが苦手でこれは向いてないなと思って精神科を選びました(同意
アルツハイマー病はすべての人にとって今そこにある危機ですから

僕を気に入らなかったらすぐ断ってください
もうすぐ40になるので引き延ばされると困るんです
母親になる知性があり、健康な子どもが産める人と早めに結婚したいので

ナオ:私たち似てるなと思ってw


<2013.4>

ナオはユの研究室を訪れる
血液検査の結果を見せ合ってからベッドインして正式に婚約


(ものすごいドライだな


<2013.5>(もう死へのカウントダウンが始まっているような展開



ナオの母・薫も同僚 姉かと思った 若い!
患者・黒田あや:ホルモン補充療法っていつやめるか難しいですよね?

(これは「あさイチ」つながりのキャスティング?
 貼るタイプのホルモン剤なんてのがあるのか 高そうなクリニック


家の引越し準備
スマホでテレビ電話って今っぽい
こんなにクリアに見えるんだ 便利というか面倒臭いというか
ユ:ナオが思っているより、僕はずっと幸せだよ




引越し屋で来たのが間宮真司(ムロさん)と木村明男(富澤たけし)
思いきり「アート引越センター」て書いてあるのはスポンサーだから?驚
お金払うと荷解きまでしてくれるのね




シンジは『砂にまみれたアンジェリカ』という本を見つけて何か思うことがある
みんなは帰るのに部屋で黒酢はちみつを飲んで寛いでるシ
「飲み食いは外でしろ」と怒られる

『砂にまみれたアンジェリカ』はシが書いた! なんちゃら賞も受賞
「文壇に躍り出た21歳」て、この写真は・・・?
キムラ:もう恋は始まっている 運命は意外とさり気ないものなのよ






「彼女の急ぎ足の人生にこうして僕は出会ってしまった」


OP映像もついコメディに見えてしまうのは私だけですか?w






ナオの家に頼んだ覚えのない黒酢が届く 怖い・・・これはホラー?

患者からのケーキがクリニックに届き、忘れているナオ
そっか、もう病のはじまりなのか

マンションの天井から雨漏りがしている
シがダンボール回収に来て、寝室を見てもらい
上の階に行き、元栓を締める
責任逃れしようとする奥さんに乱暴な物言い

ナオ:大好きな小説が濡れた 初版本には価値がある 私、暗記してるんですよ
シ:脳みそ腐りますよ

ピカレスクでエロチックだと言われて意外に思うシ
お礼に金を渡して断られると、「ご馳走させてください」とクルマに乗る

ナ:来月、結婚して、あのマンションで暮らすんです
シ:ヒトはなぜ結婚するんですかね

ナ:
リスクの少ない出産を考えると年齢的にそろそろかなと思って
でも、よく考えたら結婚しなくても子どもは生めますよね

シ:医者の子は医者になる 相当儲かるんだな


居酒屋で小説の話をするナオ



ナ:マミヤさん、最近書いてないんですよねえ
シ:生きてないのでは? 息してるだけとか

ナ:勘ではすごくステキだと思う 男なのになんであんなに女の気持ちが分かるのかな
シ:想像して書くんです 大人になって情熱がなくなったけど

店長と店員の2人にセリフをつけるシに爆笑するナオ
帰り際にスマホを教え合い、名前がシンジだと分かる

(ああいう赤外線?みたいなのやったことない
 これは絶対に黄金原聡子さんにバレたらヤバいな


安アパート「月光荘」に帰るシ
早速、ナオからLINEが来る
(スタンプってこう使うのかあ 「既読」が面倒だ

また強引にゴハンに誘っても「結婚するんでしょ」と来ないシ
店を出ると、外にいる

小説の一節を暗唱するナオ シが書いたと言うと大喜びする 目がキラキラ!


夜のベンチで話し込む
松代神社に捨てられていたのが名前の由来になった
小説のヒロインがポパイに出て来るオリーブみたいだと言うと
ナ:私みたいなタイプ?


朝4時の朝焼けを見て、6時から引越し屋に行かなきゃと去るシ
青春ドラマみたい

同僚とランチしてシに会った話をする
ナ:運命の出会い 自分でもどうしていいか分かんない
同僚:早く試して結論出したほうがいい(友だちもドライだな


引越し屋の外にナオがいる
キムラ:あれはお前を待ってるんだろうな?




またゴハンに誘うナオ

ナ:快速特急降りたい 連れてって! 私たちも出ない?

シの部屋に来るナオ
シ:快速特急ほんとに降りられるの? 砂漠歩けるの?
ムロさんのキスシーン初見! ここでギリだよね、ムロさん的にもw




ひと晩過ごす2人

ナ:
クリニック終わったら帰って来るね 私、結婚止める
快速特急降りて、砂漠を歩くことにしたの カギ貸して(なんか泣ける
もう合鍵を作る


母:人の出会いには順番がある 礼節もある 犬や猫じゃないんだから!

ユに電話して

ナ:
婚約解消してください 好きな人が出来た
理性を超えた本能が私に命じるんです

ユ:
結婚まで1ヶ月 それまでに別れれば、目をつぶるよ とにかく会って話そう


そのまま走って月光荘へ
合鍵を作ったことを忘れて待つ

施設のおやつはせんべいとかばかりだったからアップルパイは初めて食べるシ
シ:今日は帰ったほうがいい お互いこれじゃダメだと思う
ナ:でも、明日また来ていいでしょ

出ましたムロさんのメガネ姿



途中から道が分からなくなるナオ
走り出して自転車とぶつかり救急車へ

こんなに拘束された状態で目が覚めるなら、治るまで麻酔かけといて欲しい/切願×∞(パニ障




MRIにかけられ、「打撲で問題はない」と帰される
(この時点で見過ごされるのがダメだよね、せっかく高額なMRIでも

黒酢を見て目的を思い出してそのまま走る
帰国したユとすれ違うが気づかない

同僚から急患のMRIを見せられ、
「MCI(軽度認知障害)」じゃないかと直感する
患者がナオだと気づく




シは古いパソコンを出して書き出す

「彼女はあの頃からなにかに追われるようにいつも急いで走っていた
 人は誰しも残りの持ち時間に追われている
 そして死に向かって走っている
 だからといって、普段は意識しないもの でも彼女は違った
 生まれた時から持ち時間を知っているかのごとく全力で走っていた」




2話 どんな君でも一緒にいたい! 最後にくれた愛の告白

「交通事故に遭っちゃった」とシに話す

病院でユと会うナオ 会う約束を忘れていた

ユ:
最近、物忘れがある?
何度も同じモノを買ったりとか 一度検査を受けてくれないか
もの忘れ外来と脳の血流 今はまだアルツハイマー病の前段階「MCI」の疑い
軽度のうちに対処すれば進行を防ぐことが出来るかもしれない

ナ:検査は受けます 婚約解消は進めてください


カオルがシのもとに来てシを責める

カオル:
あの子のフィアンセはこれからの医学界を引っ張る存在
あなたとはどう見ても不釣合い 結婚は一時の情熱で決めるものじゃない

シ:
オレは結婚なんて望んだことはない
娘さんに誘われたから寝ました それだけです
あんたが説得しなきゃいけないのは娘さんのほうです

お金を渡して、引越ししてくれと頭を下げるカオル
封筒にはものすごい札が入ってる


テスト
最初に「梅、犬、自動車」3つの言葉を覚えさせる
100から7を引いていく 数字を逆から言う 4ケタを逆から言う
その後に最初の3つの言葉を聞くと思い出せないナ
(免許証の認知症検査と同じだね


思い出を噛み締めるように歩き、母に結果を話す

ナ:
MCIと診断されても10年仕事を続けている人もいる
でも何もしないと、5年で40%がアルツハイマー病になる

(医師は何でも数字で考えるからな

ユが今研究しているクスリは効く人と効かない人がいる
だからだんだんママの顔も分からなくなる
記憶が欠落する これは患者の利益に反する


「結婚前に分かって良かった」と喜ぶユの両親
ユ:自分の研究対象を選ぶなんて宿命を感じるな

ユ:週末、入院出来ないかな? まとめて検査したほうがいい
ナオ:先生にはほんとに感謝しています 式はこちらでキャンセルしておきます


シからゴハンを誘い、カオルに会った話をする

シ:
100万くれた これで消えてくれって 結局もらっちゃった
でも、ナオさんとずっと一緒にいたいって思って
たとえ砂漠を歩くことになっても

ナ:私やっぱり予定通り結婚しようと思う 気まぐれなのよ
シ:なにか言えない理由があるんだね

母にもシと別れたと言い、部屋で一人泣く


脳波検査、スペクト検査、無呼吸検査、アミロイドPET検査

(全部、絵的にムリっぽいのに無呼吸検査って何?!
 名前だけで死にそうなのに、鼻から管とか本当に勘弁←パニ障
 とにかく検査を簡単にしておくれ 遠くから1回だけスキャンするとか








ユ:
連合野に一部停止してる機能がある やはりポジティブでした MCI
将来、アルツハイマー病になる可能性は高い
確実な治療法はないが、適度な運動、バランスのよい食事、睡眠の確保
生活習慣を見直すことで回復することもある

(やっぱりなんだかんだゆってそれなのよ クスリとかじゃなく
 病院に何年も通ってる時点で、治ってないってことだもの
 ナオは医師だから否定してるけど

ユ:このまま僕が担当を続けてもいいですし、セカンドオピニオンが必要なら協力します

ナ:日本なら井原先生が第一人者ですから

ユ:医師としての能力は保たれている 仕事を続けたほうが予防にもつながる


マンションを引き払うナ すれ違いで来るシ
水漏れの時の奥さんから井原は結婚をやめたと聞く

シと飲んだ居酒屋にいるナオ シにLINEをとろうとして周りが歪む
ナ:助けてシンジ! どこにいるか分からない 観覧車が見える
シ:すぐ行くから!

橋の上を歩くナオ 呼んでも気づかない
ナ:私、病気なの そのうちアルツハイマーになるの

部屋に連れてくるシ

ナ:
助けて欲しいと思った時、シの顔しか浮かばなかった
ウソついて別れた 病状が進めば、シのことも分からなくなるかもしれない

シ:
ナオが病気で喜んでる オレには親もいない 金も希望もない
だからナオががんでもエイズでも歯周病でも水虫でもナオと一緒にいたい
ここキスするところじゃないの?(w





笑いは素晴らしい特効薬v



3話 ひどい女でも好きなんだ! 貯金12万の俺にできる事
そのまま朝になる 戸棚には何もない 家賃は6万




ナ:
15万くらいの所に引越さない?
ここにはウォシュレットもないし、お風呂はカビてるし
シと暮らせるうちに楽しく過ごしたいの
貯金も5000万あるから大丈夫


クリニックに初めて来て驚くシ
なにもかも承知の上だと聞くと母はここに引っ越せと言う
母:住環境が激変したらよくないでしょ 近くにマンション探しましょう

主治医が井原と聞いて驚くシ
母:あなたもそこは割り切ってくださいね

アルツハイマーは精神科なの?
井原を初めて見るシ




真剣な話なのにOP見るたび笑っちゃうのはなぜ

医療行為をやめると言うナオ
母:受付やる?
ナ:まだ公表したくないから、ほかにないか考えてみる


シが通帳見ると貯金は12万
(引越し屋さん、バイトの時給を上げてやってください/願

シ:
これから助っ人は全部オレが引き受けるんでどんどん言ってね!
女が戻ってきまして 贅沢なんで

キムラ:
シフトどんどん入れるから血尿出るまで働きな(労災的に大丈夫、このセリフ?w


部屋をキレイにするシ

ナ:
ピッカピカ! でも狭い!
代官山の家賃20万のマンションを見に行かない?
最近、小説書いてるでしょ
シには才能がある 印税が入るまで私が面倒みるから


ユには母親がもう3人も見合い話をもってくる モデルのような写真映り
ユ:1日で3人に会えないかな?




ナ:何か質問して 私の記憶がちゃんとしてるか確かめたい

好きな小説の名前、母の旧姓、シが捨てられた神社の名前

ナ:
この3つが言えなくなったら別れよう
私の頭にカギかけて 記憶の砂がこぼれ落ちないようにして
(それであのOPなのか じゃあ余計笑っちゃダメだな


受付を手伝うナオだが、やはり患者を覚えていられず、同僚にも話す

ナ:患者にもいつか言わなきゃいけないけど、当分は体調不良にしといて

同僚:
子どもを抱えて行き場がない私を雇ってくれて感謝してる
だから今度はナオの役に立てるよう頑張る
ユはどう思ってるの? 人ってそんなに割り切れるもの?


「ファミレスとかで小説を書く」とパソ持って外に出るシだが
ほんとはギリまでシフトを入れてる 1日3軒目
仲間から働き過ぎだと言われる

シ:コレが贅沢なもんで


(「コレがこれ(妊娠)なもんで」のもじり?


マンションを内見する約束を忘れてるナオ
スマホの予定を見て気づく

部屋に戻るとカギがかけっぱなし 笑顔を作って部屋に入る
ナ:早くしないと時間がどんどん過ぎてっちゃう
指で顔を押すと変顔で叫ぶのに笑う


井原のもとに来るシ

シ:
ナの病気のことで伺いたい
ナオさんと一緒に生きていこうと思っています
この頃物忘れがいろいろあるので、どんな治療してるのか知ろうと思って

ユ:ご家族でなければ教えられません 正式に結婚されたらどうです?


ビールのイベントに来るシとナ

「幸せすぎて怖い 涙をこぼす彼女の気持ちは分かるが 気づかないフリをした」


ユは1日に3人と見合い

1人目は「鹿肉を見ると鹿を思い出してしまって・・・」(同感 ノドを通りません/涙
2人目は美術館で「違う女性のこと考えていたでしょう? 私、霊感があるんです」
3人目はすごい声が小さい どうしてもナオを思い出す

ユ:誰でもいいや
母:あなたの子どもを産む人なのよ


病院で倒れた老女 「さらわれてここに来たんです!」
連れていく看護婦に「この人たち悪い人たちなの!」

ナ:
私もさっきみたいな人みたいになるんですよね 息子さんの顔も忘れて
10年かけて右肩下がりにあの人みたいになるなんて耐えられない

すごく楽しいことがあると、逆にすごく悲しくなって、このまま死んでしまいたくなる
病気が進行する前に心が壊れてしまう
(今の医学じゃそうなるよね カウンセリングも大事

余命3ヶ月って言われたほうがよかった
生きてるのがイヤだと思ったら先生殺してくれますか?(それも殺人罪になるよね、日本では
先生には分かりません 指からどんどんこぼれ落ちていく感じ(同じことにならないと分からないよね

ユ:
研究していたクスリが治験に入ります MCIが対象なんです 副作用もない
あなたらしくポジティブでいてください 出会った頃みたいに
不安になったらいつでも携帯鳴らしてください


今日も帰りが遅いというシ(これじゃ会う時間がなくなるじゃん 真逆だよ
40歳の体力をた過信ていた 腹の激痛で救急に運ばれるシ
尿管結石 過労、食生活などが原因(♪STONE/真心bros. かあ 痛そう!

キムラに言われて、指紋認証でスマホからナオに電話して呼ぶ
いつも3倍のシフト入れてると聞く

シ:このままヒモになるのもしっくりこなくて
ナ:6万円のアパートでいい

シ:
オレ、主治医に会いに行ってコンプレックスを刺激されたのもある
どんなナオちゃんだって好きなんだから
(こういうクサイセリフもムロさんならおかしくないのがフシギ

ナ:好き ユウイチさん(あ、名前間違えちゃった これはキツいね





4話 運命の相手

「これが終わりの始まりなのか 名前間違えるなんて序の口だ
 なにもかも病気のせいだ オレは何度も言い聞かせた
 だが、1ヶ月前に出会ったことも病気のせいとも考えられる」

家で風呂のお湯も出しっぱなし、お湯も沸かしっぱなしって危険
こんなに進行が早いもの? 名前を間違えたことに気づくナ

「明日着替え持ってきて」とLINEが来る
紙に書いて玄関に貼る(私もやる いろんなところに書きまくる

もう退院 鎮痛剤をもらい、あとは外来
ナ:もしかして名前間違えた?
とぼけるシ

家にキムラが来る ナオを奥さんと呼ぶ

キムラ:こいつのどこがいいんですか?

ナ:好きと嫌いは自分じゃ選べないんで

シが小説家だと初めて聞くキムラ


ユに病院の理事長の娘をすすめる母
ユ:いい成績がいい医者になるとは限らないからね
(共感力やコミュニケーション能力のほうが大事だと思う


ゴミ箱に捨てたメモを見つけるシ(メモはいいアイデアだと思う

「眠っている時だけは恐怖から解放されているんだろう」


ユの見合い相手が来る 健康診断の結果を名刺代わりに渡す



「先生の結婚がドタキャンになった話は医療界では有名ですから
 私と結婚前提にお付き合いしてください」

ユ:ではお願いします


本当に小説を書き始めるシ 内容は自分たちのこと
タイトルは「脳みそとアップルパイ」




クリニックでプラセンタのことでカオルとモメる患者サキタ
ナオの治療法と違うことが不満
同僚:文句の多い患者で周りに言うかもしれない


また働きたいとキムラに言うシ
キムラ:また小説書けよ アンジェリカってナンジェリカ(w

シ:
この10年書きたいことが浮かばなかったし
ナオちゃんと会ってから書きたいって気持ちがわいてきた
ナのこと書いていいかな? 大恋愛の顛末を書きたい

ナ:シの書きたいことを書いて欲しい

シ:読んだ人がオレたちのことだって分かってもいい?

ナ:いいよ 私だって分かっても こんなこととか


(ほんと役得だったね、ムロさんv


通院に来たナを見かけるサキタ 精神科外来の井原だと分かる

ナ:物忘れが酷いんです
ユ:そんなに突然進行する病気ではない

ナ:シが会いに来たって本当ですか?
ユ:正式にご結婚されたらどうですか?

ナ:死ぬまで背負えなんて言えません
ユ:きっと楽しい時間もあると思いますよ


店でカオルと再会するチカコ 主治医がユだと初耳で怒る
チカコ:よその病院にお移りください!


「脳みそとアップルパイ」のタイトルを気に入るナオ
出だしを読んで「走りたくない ここで止まってたい」






「医師免許を剥奪すべき」などとクリニックの口コミに書かれる
ここまで酷く書き込むかな? まるで2チャン
問い合わせの電話も次々かかる 予約もキャンセルが相次ぐ

厚生労働省からも電話
ナ:あのクリニックはママの命だから


厚生労働省に行くとユもいる
ユ:私が直接診断書を渡したほうがいいと思って




職員:
診断されたのはいつですか? 自覚症状はありましたか?
カオルさんは変調に気づいていましたか?

ユ:
今は日常生活に全く問題なく、仕事は続けたほうがいいとすすめましたが
北澤さんはその日以来やめたんです
もし自分が患者なら診察されたくないとおっしゃいました
正直頭が下がりました 医師免許審議の問題ではありません

ナ:クリニックの患者さまには話します

職員:審議室に言ってきたのは関係者 審議対象ではないのは理解しました

シは口コミサイトによい評判を書く
「濡れた雑巾みたいな体臭が治りました」ってw

シ:
やっぱりあの先生はナにいなきゃならない人なんだな
心の中で先生を頼りにしていると思う
この前オレのことユって呼んだよ

ナ:私は病気なの 間違えた時に言ってよ!

シ:病気と恋がごっちゃになってるんだよ

泣きながら片付けて出て行くナ
こういう時に絶対ユに会うんだよね




ユ:
どうしても会いたくなって来てしまった
だからってどうしたらいいか分からなくて1時間くらいここにいた
僕にはナオが必要なんだ

ナ:
先生には感謝してます でも私が愛しているのはシなんです
彼の存在が私に生きる力をくれる

シの元に戻って謝る
ナ:病気だからシに夢中になったんじゃない
シ:別れよう

「20年間書きたいことが浮かばなかった
 書きたいと思わせた運命の相手はオレではなかったのだ」



5話 永遠の愛を誓う日…生きてて良かった…私幸せです

シ:病気のせいだって分かってるけど、自信がなくなったんだ

実家に帰り、母にシと別れたことを告げる

月光荘に来るカオル

カ:一体何があったの? あなたの覚悟はその程度?
シ:井原先生はナのこと支えてくれてるんですよね まだ間に合うのでは?
カ:もう金輪際、娘とは関わらないでください!


会社の倉庫のような隠れ家のカギを渡すキムラ
キムラ:オレ、かみさんに追い出された時はここに泊まるんだ

会社まで来るナと会うキムラ

キムラ:
分かる気もするな あんたが何もかも捨ててきたら重い
受け止めきれなくなったのかも
あいつの取り得って優しさと面白さだけだから

ナ:私はそれだけでいいのに

キムラ:
男はそれだけじゃダメなんだって
ほっといてやれよ また縁があれば会えるって


隠れ家で小説を書き始めるシ

「金は言葉みたいに出てこない 大事な時間を無駄遣いしているかもしれないぞ」

(ほんとだよ 面倒臭いプライドのせいで


また居酒屋で待ってるとシにメールする
居酒屋から出てもシはいない

部屋に戻ると自分の荷物がシから送り返されている
シの家に駆けつけるが部屋はもう引っ越した後

「彼女は僕に再び小説を書かせるための女神だったに違いない
 その後の彼女の消息は何も知らない 完」


<2014.4>

3つの質問を自分で動画に録画して答えるナ
ナ:これに答えられなくなったら やるべきことは1つ 自ら死ぬことです


すっかり暗くなってるナ 診察でも何も言わない
シとは上手くいってるとウソをつく

ユ:新薬を試してみませんか?
ナ:人ってなんで生きてるんだろう

うつ傾向が強く自殺しかねないと上司に報告するユ

上司:
たしかに病状が進むとうつ傾向が進む カウンセリングを頼みなさい(今ごろ
治験を拒否するなら 好きにさせてやることだ


母はナに「いつもの花買ってきて」と頼む
書店に寄ると10万部突破した恋愛小説「脳みそとアップルパイ」を見つける
「共に砂漠を歩こうとしてくれたNさんに捧ぐ」




書店ではサイン会をしているシ(ここにゲスさんは来ない?




出版社社員・水野明美はシの本をベタ褒めする(これはメレブの魔法?→『勇者ヨシヒコ』シリーズ




チカコまで知らずにシの小説を買い、面白いとユに言う
チ:そこに出て来る医者がイヤな奴なの

ベンチで最後まで読みきり泣くナ
ユも読み、2人が別れたことを知る


取材を受けるシ

Q:処女作から20年近いブランクがありますが?

シ:
ずっとバイトで食いつないでました この女性と出会うまでは
再会することは一生ないと思います


ユから連絡が来て、居酒屋で会う
あれ? 店員のチハルちゃんはやっぱり赤ちゃん背負ってる
居酒屋によくあるデカいカメって、剥製?

ユ:
医者と彼女が一緒になったと書いてあったが、誤解している
僕と彼女は医師と患者でしかありません

シ:なぜ支えてあげないんですか? それで身を引いたんです
ユ:私は2度フラられたんです

そこにナが来る シが呼んだのか




ナ:もうちょっとで死ぬところだった
シ:オレも小説書いてなかったら死んでたよ

久々笑うナ ラッキーハイッボールも当たる

シ:ナオちゃん、結婚しよう

ナ:
名前間違えちゃうけど、いい?
カギさしっぱなしにしちゃうけど、いい?
黒酢はちみつドリンク何度も注文するけど、いい?
いつかシのこと忘れちゃうけど、いい?


カオルに会う

シ:もう心配させないよう守ります
カ:この先何があってもこのコに悲しい思いをさせないで


結婚式にキムラに牧師を頼むシ






いい巨樹! こんな式ならやってみたい
ほんとうの友だちだけを呼んで
私の大好きなドラマ『素晴らしき日々(The Wonder Years)』の姉の式みたい

キムラ:もし忘れてしまっても、ナを慈しむことを誓いますか? なんか変じゃない?
シ:誓います

ナ:
私はMCIという病気にかかっています
最後は自分が誰かも分からなくなる病気です
でも、今私はとても幸せです
これからいろんなことが起きると思いますがよろしくお願いします

写真撮影で耳元に囁いて爆笑するナ






どこまでセリフか、アドリブか分からないところが面白い


6~10話