メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(2003.9~ part3)

2014-02-14 13:24:34 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『オルゴール』(1989)
監督:黒土三男 出演:長渕剛、仙道敦子、哀川翔 ほか
グル魂がやたらVシネ俳優をフィーチャーしてるおかげ?で知り得た翔さん。
「いいとも」にも出て、なんかカッチョい~~~~と気になって借りてみたw
翔さんの出てるシーンだけ面白かった。同じ双子座だしv
意外に軟派なキャラなのね。高い声が特徴。

好きな女優、仙道&永島さん(『湯殿山麓呪い村』つながり)の共演もあるし。
「仁義」シリーズの硬派なヤクザ映画から、ニューウェーブとしてチンピラ映画ができたのか?

長渕色が濃いせいか、兄妹2人っきり&結婚間近&別れた女房と子どもetc...
ベタベタな設定。大事そうに抱えたタイトルのオルゴールからは持ち歌が流れ・・・

長~~~~い親子の再会シーン。それも道のド真ん中。おいおい、轢かれるよ君たち
子分役の翔さんのほうがよっぽど風格あって強そうだ
しかも粉をすする長渕さんの演技が素に見えるほどリアルで笑えない。蹴り方も慣れた感じ・・・

さてさて今作でブレイクしたらしい翔さんの他作品も気になるところ。乞うご期待v

(そっか、もとはといえばグル魂からなのか!


『ネオチンピラ 鉄砲玉ぴゅ~』(1990)
監督:高橋伴明 出演:哀川翔、青山知可子、峰岸徹、宍戸錠、山田辰夫、力也、大杉漣 ほか
ドラマ「とんぼ」と前回観た「オルゴール」、そして今作が大ヒットして俳優として注目されて以降、
“哀川ブランドに外れなし”とVシネ帝王伝説に。出演作が13年目にして100本達成!
今作では結構からみシーンも大胆にあるし、トンボ返りで一世風靡セピア時代の片鱗も披露。
挿入歌まで書いてるみたいで多才さが光る。

原作者が安部譲二さんだけに、アクションヤクザ映画かと思いきや、若いチンピラが殺しを命令されて
“男”になるまでを描いてて、肝心な結末がない。
「いくぜ・・・」て決めた背中で終わってて、チンピラ、ヤクザ、殺し屋を美化したままでいのかい?
と勧善懲悪ものに慣れた客は思ってしまう

「初犯なら10年臭いメシだ」ってゆーけど、今はもっと待遇いいかも?
「出たら通帳に金が待ってる」やり方は昔と変わらないみたい。

まだまだファッションとか映画自体が'80をひきずってる。
ピンクの口紅、パーマ、白いフレアスカート、カラフルなシャツetc...
ポケベル、公衆電話、ベンツの中の電話がカッチョいいって時代。


『借王 シャッキング』(1997)
監督:和泉聖治 出演:哀川翔、志賀勝、夏樹陽子 ほか
1991年バブル崩壊。億単位の借金を抱えた他人同士が詐欺で返済していく。
悪事も悪事で取り返すナニワのあくどい底力。っつーか転んでもタダじゃ起きないバイタリティ~!
今作ではマネーゲームに溺れて15億もの借金を抱えた中堅エリートサラリーマンの銀行員(妻子持ち)を演じる翔さんもハマる。
大阪のオバチャンも参る男臭さと色気を漂わせて、クールかつ人間味もあるダークヒーローって感じ。

3人は最初の約束通り、金を山分けしたら赤の他人に戻る―――はずが、
まだまだ返済が足りないらしく好評シリーズ化してるw

夜逃げといっても今は昼間が多いらしく、山奥より都会に紛れ込むのが一番らしい。
不景気が続く中、他人事じゃない人がたくさんいるんだろう。
それを逆手にエンタテイメントにしちゃってるところが大阪っぽい


『ピンポン』(2002)

監督:曽利文彦 脚本:宮藤官九郎 出演:窪塚洋介、ARATA ほか
『GO』以上に泣けて感動するスポ根王道、なぜか私は『エースをねらえ!』がダブった。
世界一を目指す極めた世界は、共通点が多いのかも。クドカンに男の友情を描かせたらピカイチ。
マンガの元ネタは知らないけど、それぞれキャラのハッキリした役にハマってるこれ以上ないキャストで、
ピンポンってゆー地味なスポーツを題材に、ここまで面白いエンタテイメント映画が出来ちゃうんだから。
ネタの尽きたハリウッドよ、邦画を観ればよろしい。

トランス系のアップテンポな挿入歌がマッチしてる 特訓は積んでもボール(客まで)CGってゆう裏話もある。
川に飛び込むシーンで警官役に『マンハッタン~』土井垣さん役の俳優もチラリw

(この頃はまだ部長の名前は覚えてないらしい


『借王2 シャッキング』(1997)
監督:和泉聖治、香月秀之 出演:哀川翔、志賀勝、夏樹陽子 ほか
一発当てても2となるとコケるシリーズが多い中、
原作と脚本の面白さでどんどん引きこまれてゆくこのマネーゲーム。
もちろん、ハマり役のキャストもイイ。ついつい続編が観たくなる。
今回、残額表示はなかったけど、3まではいかないだろうとの謙遜か?
ハメる3人が、逆にハメられそうになる展開が楽しい。

今作では翔さんもお得意?のヤクザに扮するシーンあり。
黒縁メガネの銀行マン、監察官と、いろいろコスプレ?七変化するのも見所。
翔さんと夏樹さんの間になにやらイイ雰囲気が漂ってないともいえないし
でも今どきマンション住まいで、親子3人床に布団を敷いて寝るウチも珍しくないかい?w
次長家の夫婦関係もなんだか他人行儀っぽいし・・・もしや、昇進狙いの結婚か?


『BAD GUY BEACH』(1995)
監督:あいかわ翔 出演:哀川翔、梶原聡、藤原紀香、麻生久美子 ほか
よく頑張ったで賞w 翔さんの長~~~いプロモって感じ。原案も担当したのかな?
ゲーム業界とかの材料の着眼点はイイ感じ。
怪しい店のオーナーは『晴れときどき殺人』に出てた男優だ! 懐かしい~~ってか全然変わってなくない?
藤原紀香も若い頃は顔がパンパン。ってか自作に相手役ヒロインにしてるのは、翔さんのタイプなのか?
怪しい中にもファンタジー色の入ったフシギな作品。


『木更津キャッツアイ/日本シリーズ』(2003)(劇場にて

監督:金子文紀 脚本:宮藤官九郎 出演:岡田准一、櫻井翔、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、哀川翔 ほか
今までに劇場でこんなに本気で笑った映画は初めて(泣笑
人を泣かすより笑わせるほうが難しい。

これを30日で撮り上げたって、低予算でも最高のエンタテイメントを創れるんだ。
さすがクドカン、これでもか、これでもかの笑いのツボ、相変わらず絶妙のテンポとタイミング。
これ以上ないハマり具合なウッチャン(TVコントを彷彿)、2H前後?が永遠に続きそう、いや続いてほしいと思わせる1本。

そして何より、チョイ役と思いきや、しっかり要所要所に絡んでた翔さん
のっけからのつかみが「テキヤ球団」だもんね/爆

ドラマの映画化でコケる(『X-FILES』や『ツインピークス』)作品が多い中、グッズやイベントなどの
スタッフの知恵&努力の成果でもあるが、見事なまでにドラマをつなぎ、
また超える面白さで締めてるところがスゴイ。
また余命が半年延びたことだし、シリーズ化してくれないかな

翔さんに電話して「日本語勉強したいってゆーんすよ」「じゃ、そっち行くよ」
「いや、マジすか? 今どこです?」て見ると、すぐ近くにいる/爆
「今『ゼブラーマン』の撮影なんだ」w ボールに“完全燃焼”って書いてあるやつを渡して
「もう行かなきゃ」てボートに乗って決めポーズのまま去っていく、あくまでカッチョいい翔さん

キャッツのHPでは氣志團と一緒にビデオレターがあって、撮影中のホテルでのコメントが聞けたv
しかも劇場で『ゼブラーマン』の予告編もしっかり観たっ!
意外に?カッチョいいではないか! もうロッピーで前売り売ってたから買わなきゃw

これでまたまた新境地開拓。Vシネを知らない人々にもその勇姿が広がっていくことだろう。
なんだか客もキャッツぽい人選なのが笑えた。
ps.ウッチャンのやりすぎ“やっさいもっさい”がほんとウケる


『白い手』(1990)
監督:神山征二郎 出演:南野陽子、哀川翔、石黒賢 ほか
少年時代の様々な思い出は移ろいゆき、大人になってほとんど思い出せないものばかりになるけれど、
苦しい時、寂しい時、思い出して自分を元気づけてくれるのは、やはり子ども時代の思い出や体験だ。
そんな日々を純朴に描いた爽やかな1作。


『借王3 シャッキング』(1998)
監督:香月秀之 出演:哀川翔、志賀勝、夏樹陽子、萩原流行 ほか
今回は大阪人が金の次に好きな人情絡み。
それぞれがワケありで、ビジネスだといいつつも、いろんな人間関係を巻き込んで、半分人助けになってきてる。
言ってみれば悪徳商売人を騙して、ボロ儲けした汚れた金をせしめるワケだから、現代の悪のヒーローと言えなくもない。
夕陽に映える翔さんの決めポーズにしびれる~~~

ラストはまた3人で夕陽見ながらわざわざ別れと再会の儀式。
水沼の残額不明、怜子はあと2億、安斉はあと12億。まだまだ先は長そうだ
しかも早々4の予告が入ってて、次回は安斉が刺されて大ピーーーンチ!
大ヒットシリーズなのね、これって。


『黄泉がえり』(2008)
監督:塩田明彦 出演:草剛、竹内結子、哀川翔 ほか
翔さんは助演もいろいろあって、ヤクザもの以外に幅広い表情が観れるのが楽しみv
今作では、娘を持つ普通のお父さん。笑わせようとヘンな顔をつくるシーンにポッ

作品自体は淡々とした話。ラストに撮影風景のオマケまでついて、草くんのアイドル映画風味。
今作でRUI役・柴咲コウが歌も上手いって分かった
蘇ってほしいと願ってたヒロインが、実は死んでたってアイデアは『シックス・センス』の受け売りか?

「愛する人と一瞬でも心が通ったことで、その人がいなくなっても前向きに生きていける」
といった言葉で納得した答えを見つける。


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