メランコリア

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ドラマ10『コントレール~罪と恋~#1~#5』(全8話)

2016-06-13 13:38:05 | ドラマ
ドラマ10『コントレール~罪と恋~』(全8話)
脚本:大石静 音楽:♪泣きたいよ/鈴木雅之
出演:石田ゆり子、井浦新、原田泰造、桜庭ななみ、堀内敬子、野際陽子 ほか


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センセーショナルなストーリーで有名な大石静さん脚本で、
井浦新さん主演の恋愛もの、お似合いなダークな役てことで待ってました!

連ドラは、いちいち毎週待つのがたるくて、全話放送されてから、観たい時に一気に観るほうが好きなので、
早く観たいのをガマンして、やっと観れました~!
というか、予告を目にするたび、楽しみすぎて、観ちゃうのがもったいないくらい



あらすじ(ネタバレ注意

1話 夫を殺した男(ひと)
2008年12月。カレー専門店で働く青木文(アヤ)。

賑わう広場で、突然、無差別殺人が起こる。
ナイフを振り回して、周囲の人々を刺しまくる男を取り押さえるアツシ(アヤの夫)。

彼を助けようとした弁護士のオサベは、もみ合ううちに腕を切られ、
もみ合ううち、逆にアツシの首を切って死に至しめてしまう。
アツシが撮って、アヤに写メを送った“ひこうき雲”を眺めるオサベ。

 

 

遺体確認に付き添う刑事・佐々岡滋。


オサベ「あの人は僕が殺したんです」

弁護人は、犯人も、周囲の目撃者も正当防衛だと認めているとうながすが、自分の罪を責めるオサベ。

「オサベの父は、警視総監と同期で、最高裁の判事。
 刑事事件にはならないし、凶悪犯最大の功労者だ」と上司が言う。

廊下で、互いを知らずにすれ違うオサベとアヤ。


6年後。
アヤは「コントレール」という名の店を、海の近くの物寂しい道路沿いで一人でひっそり営業している。



佐々岡「昨日、犯人に死刑が執行されました」

トラック運転手となったオサベもニュースで聞く。

 
ガソリンスタンドにシャワーがあるんだ/驚

店を手伝うアヤの友人・田淵さゆみ/息子・友樹
 
(子どもがいるとなると、さらに困難な恋愛になりそうだ・・・

アツシの母・青木英恵

「友くんはやっぱりアツシの生まれ変わりだわ」「アツシさえ生きていてくれたら」が口ぐせ

佐々岡は今でもアヤを心配して連絡を取っている。
友樹は父を知らず、佐々岡になついている。


トンネル事故があり、事件以来、電話の音が恐怖となったことを思い出す。
オサベも迂回する。ひこうき雲を見てPTSD発作を起こし、アヤの店の前に突っ込む。



アヤが水を取りに行った間にオサベは消える。

事故により店は久々に大繁盛。

「祭りはすぐ終わる。幸せは長く続かないように。ひこうき雲がすぐに消えてしまうように。
 あの人、悪い人には見えなかった。寂しそうだったけど、キレイな横顔だった」


夜に来たオサベにソワソワするアヤ。彼は耳は聞こえているが喋れないと知る。



弁償代の代わりにカレーをごちそうする。

「ずっと黙っていると走り出したくならない?
 人生で起きたことはすべて宙ぶらりん。どうしていいか分からない」

定番の忘れ物(筆談用の手帳)w

オサベの勤め先は、多田羅運送。そこで寝泊りしている。
オサベのメモを読み始めるアヤ。そこに“ひこうき雲~”と書いて消されているのを見る。



オサベ(走り出したくなるか。ならないな)

店に来るオサベに手帳を返して、ひこうき雲という名前の店なのだと話すと、オサベは急に逃げ去る。

その日以来、オサベは店に来なくなる。

佐々岡「青木さん、好きな人できました? 感じが変わったから。なんでも話してください。いつも青木さんの味方ですから」

(あなたじゃない、私が欲しいのは)

(あの店の名前はひこうき雲。二度と近づくなという意味だ)
店の隣りを走っても通り過ぎるオサベ。


義母が訪ねてくる。「再婚するなら、私は邪魔しないからね」
佐々岡との噂を聞いて、誤解している。

「あの子が生きていたら、こんな思いしなくて済んだのに」

「どうして、どうしてって、何万回も思ったんです! でも、どうにもならないんです!
 あっちゃんが生きてたって幸せになったかどうかなんて分かりません!」
(何年過ぎようが、愛する者を失った喪失感、悲しみはなくならない

事件当日、所持品の中に手紙を見つけ、イニシャルがK.Sのブレスレットがあったことを義母に伝える。



あっちゃんには女がいたんです。それを渡すために、あの日、品川に行ったんです!
 忘れたいの、そういうこと全部忘れて、先に進みたいのに!」

家を飛び出し、泣き叫びながら海辺に行くアヤ。そこにオサベがいる。
「どうして来てくれなかったの? “明日、また来て”ってゆったのに! キスして」



2話 密会
ケータイの連絡先を交換するアヤ。

「結婚してます? してないの? 私も。一度もないの? モテそうなのに」
(私もウソついてる5歳の子どもがいるのに)
(あの人は私の希望なの? すぐ消えてしまうひこうき雲なの?)

メールには45歳と書いて、42歳とウソをつこうか迷う。

(今年、僕はいくつなんだ? なぜ、あの人影があの人だと分かったんだろう?
 まるで灯りを求める虫のように、あの人に向かっていった
 僕は何が欲しいんだ。みんな捨てたはずなのに、また欲しくなったのか?
 あの人も同じなのか?)


父・長部義斗と話したことを思い出す。


リョウジ「犯人は5人しか殺していません。6人目に関しては冤罪です」
父「お前は(法を)おさめてる人間だぞ。法律家としてこの国を守る使命がある。それをまっとうしなさい」

オサベは法廷で突然、声が出なくなり、「失声症」と診断される。

医師「失語症とは違うので、ストレスを取り除き、発声の訓練をすれば治ります」

アヤ「42にしとけばよかったかな~」(この辺が女心だね


弟ヨウヘイと、その婚約者ユイ(弁護士)がリョウジを訪ねて来る。
ユイはリョウジの婚約者だったが、2人にお祝いを言う。



弟「オサベの家は、オヤジと2代続けて裁判官だ。オレも検事からいずれ最高裁に行きたいと思ってる」

“おしあわせに”とメモを書くリョウジ。

弟「喋んないって、そっちはいいかもしれないけど、こっちはたまらないな! 幸せって何だよ、バカにすんな!」


メールの返事がやっと届き「僕の年は39です」
「今、一人ですか?」と聞かれ、子どもがいることを告白する。
「隠すつもりはなかったんですけど、きらいにならないで」

「ならないよ」と思わず口に出て、驚くオサベ。すぐまた出そうとしても出ない。


「明日10時半頃に行きます」

メールに夢中になる母親を心配そうに見つめる友樹。
翌朝、ケータイが見つからない。
義母がボロボロに壊れたケータイを見つける。
思わず、息子を叩いて、義母とも仲たがい。

サユミ:
あの時、子どもは産まないほうがいいと思ったけど、言い出せなかったんだよね
苦労するの目に見えてたからさ

アヤ「でも子どもまでなくしてしまったら、何もかも失くしてしまうと思ったの」
本当は中絶のための書類を前に悩んでいた。

「もしかして友樹、ヤキモチ焼いてるんじゃない? お母さんの男の影に」


義母は佐々岡に会いに行く。
「息子が浮気してたっていうのは本当なんでしょうか?」

遺品の調書を調べるがイニシャルまでは分からない。
浮気のことで傷ついて、自分や孫にあたり、息子を叩いたと泣きつく。

「嫁が不安定なのは足りてないからだと思うんです。
 孫には父親、嫁にも夫が必要だと思うんです。
 あなた、結婚してくれませんか? ウチで4人で暮らしましょう

義母が今夜は友樹を預かるという。

(息子に拒絶されながら、ホッとしている自分がいた。母親という諦めを、私は今、捨てている


本気でオシャレ&お化粧するアヤ。ちょっと年下っぽい服にして着がえる気持ちもなんだか分かるなぁ


満面笑顔でトラックに走るアヤ。

光に向かって走る虫のように、私はあの人に向かって走っている。
 私は生きている。何も望まない。だから時々、私に希望を与えて)



「アヤさん」と声を出すオサベ。



3話 忍び寄る過去
「毎週、金曜、あの道を通ります」
「コワイ。あんまり幸せで」

オサベ(これでいいのか? これでいい)

アヤとオサベに笑顔が戻る。
佐々岡はその様子を見て、運送屋の名前をメモって調べる。


昼のデート(こういう時、友だちの協力は有り難いねえ


「最初に声が出なくなったのはいつ? 何があったの?
 今じゃなくていいから、いつか聞かせて。リョウジさんのこともっと知りたいから」

「それは、僕も同じです」

「私、昔はすごいデブだったの。大人になったら悲しい事がいっぱいあって、痩せちゃったけど」


大人同士のもどかしいキスシーンてのもイイね


どんどんキレイになるアヤ。

佐々岡:
友樹くんと東京に来ませんか? 自分の子のような気がするんです。
犯人の刑が執行されても、心の傷は一生消えないかもしれません
でも、青木さんの気持ち、たぶん、他の人よりは一緒に抱えていけると思うんです

店を再開した時、同僚を大勢連れていき、あの日、笑顔を見て、この人が好きだって自覚したんです
県道が開通したら、またお客さんが減ってしまう。考えてみてください

アヤ:でも私好きな人がいるんです

佐々岡:
分かっています。でも自分のほうが守ってあげられると思うんです。ずっと待ってますから
(佐々岡も大人だなあ。事情を話さず、自分の気持ちだけを打ち明けて、相手に決断を委ねるって


すっかり声が戻ったオサベだが、ひこうき雲を見て、また発作が出る。

(浮かれるな、とひこうき雲に言われている気がした)
(あの時と同じだ。この人はなにか重大なことを隠している)

佐々岡は兵藤にアヤに惚れてることを伝える。
「まだ手も握ってません」
「昔から変わってないなw」

そこにトラックが通り、タクシーで追いオサベを見かけ声をかける(職業病だね


「アツシさんの奥さんですか?」と突然、篠崎ケイコが訪ねてくる。イニシャルがK.Sだと気づくアヤ。
調理師学校の合同同窓会で夫と知り合ったという。インドにいたので、亡くなったことを知らなかった。

アヤ(若い・・・)

アヤはブレスレットを渡す。


ルートが変わったため、金曜じゃない日にカレーを食べに来たオサベに
サユミが「アヤ、ダーリンですよー!」と言われ、「ダーリン・・・?」て新さんの反応が可笑しいw



オサベを見て、事件の時、アツシを切った男だと分かり、逃げるように出て行くケイコ。
帰るオサベを呼びとめて、ケイコ「駅まで乗せてってくれませんか?」



4話 禁じられた告白
アヤの夫が亡くなったことをケイコから聞く。
オサベの名前を確認して車を降りる。「人殺し・・・」

サユミもシングルマザー。子どもは一人立ちして、夫は浮気相手の所に入り浸ってる


オサベがケイコから夫とのことを聞いたと話し、動揺するアヤ。
あの人、死んだ夫の愛人なの。いつか聞いて欲しいと思ってたんだ、夫が死んだ時のこと」
「話してください。今、聞きます」だが、社長から電話が入り、そのままとなる。


ケイコは佐々岡に会いに来て、青木と不倫していたと話す。
「青木さんが本当に好きだったのは、私です。
 青木さんを殺したのは、死刑になった犯人じゃない。ほんとはオサベって男なんです!」

「あの事件の目撃者は大勢いましたが、あなたのようなことを言う人は誰もいませんでした」

「当たり前じゃない! あんな恐ろしいこと、まともに見てた人なんていないと思う!」

事件直後に言わなかったのは、ケイコもPTSDで何も思い出せなかったから。

「おかしいでしょ? 青木さんを殺した本当の犯人が今、普通に暮らしているなんて!
 しかも、殺した犯人と奥さんが、今は仲良しだなんて!」

上司に相談すると「奥さんに言っといたほうがいいな。オサベは危険人物だって」


「僕も今度会ったら話したいことがあります」とアヤにメールするオサベ。

(私、どんなことを聞いても驚かない。どんなリョウジさんも好きだから。
 あなたも私の話を聞いても、私を嫌いにならないで)


「昔はひこうき雲好きだったのよ」と夫が死んだ話をする「夫は殺されたの」

事情が初めて分かって発作を起こすオサベ。

「初めて会った時と同じ顔してる。リョウジさんはどこへも行かないで! 好き」

(広い世の中なのに、なぜ、この人に出会ったんだ)


オサベは自分の話ができない。
(ドライヴインがひこうき雲という名前だったと知った時、なぜ引き返せなかったんだ?)

それきり来ないオサベ

(やっぱり夫を殺された女は重いのかな? リョウジさん、今でも私のこと好きよね?)

金曜デートにも来ないため、運送屋に行くアヤ。
「もう自分のことは忘れてくれ」と伝言を社長から伝えられ、長期出張で戻らないと言われる。

佐々岡がいて、オサベを探してと頼むと「オサベは青木さんが愛していい人物ではありません」
(寂しそうな佐々岡の顔がなんともいえないなあ・・・

オサベに会う佐々岡。




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