メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『日曜劇場「JIN -仁-」完結編』

2011-11-23 17:53:26 | ドラマ
『日曜劇場「JIN -仁-」完結編』

第1シーズンを夢中で観て、第2シーズンも早く観たかったんだけど、レンタル屋でみたらまだ新作。
もし準新作になるまで待てたとしても、半額サービスでも1本150円くらいか?それを何本分?
と考えると、たまたまネットで見つけたGyaoの全話パックが1,575円だったから勢いで購入v
有料動画の購入は今回が初めて。便利な世の中になったものじゃのぅ・・・

もしやTVにつないだら大画面で観れるのでは?と、取説をチラ見しながら古いコードを闇雲につなげてみたりもしたけど、
そんなにカンタンにつながるワケもなく断念・・・
で、たしか先週の土曜の昼過ぎから観始めたら、案の定止まらなくなって、最終回2時間SPを残して一気に観てしまった!
ハラハラしたり、号泣したり。ニューパソも熱くなって、すっかりあんか状態に


佐久間象山先生が生きていたら?!てか、南方仁は象山先生を知らなかったのか
幼い頃に未来に行っていたって設定はちっともフシギじゃなかった。
出演は1話のみだったけど、彼が最期にゆった「人を救え!もしそれが歴史上間違ったことならば神は容赦なく取り消す!」て言葉は後々まで引っ張る。
ネットの中に入っていた10円玉をお守りみたく持っていて、重要な伏線となる。

脳の手術とかグロかった!麻酔もなく帝王切開て・・・あり得ないし/激痛×∞
江戸時代でも動物実験して、「ごめんな」て軽く済ましているところが医者らしい↓↓↓
延命だけじゃない、人の命が輝く手助けとなる医療のあり方も説いていた。
毛を剃った龍馬役の内野聖陽さんは、ユル・ブリナーそっくり/驚
麻生祐未は、朝の連ドラ「カーネーション」でも時代ものの母親役をしているが、
まったく違うタイプを演じ分けていてさすがだなあ!



いったんログオフして、最終回を観ようと日曜だっけ?ログインしようとしたら、パス等すっかり忘れてしまった/滝汗
そんなに複雑な組み合わせでもないのに、あれやこれやと試すこと1時間以上
とうとう諦めて、メールで問い合わせたら、個人情報を聞いてくる返事が来て、そんなやりとりが2日ほど続き、
カード番号も聞かれたから、それはさすがに危険だろうよと思って、自分でネットの履歴などを調べなおしてみたら・・・
ずっとShow Time てサイトから観ていたと勘違いしてたけど、Gyaoだったんだよね。
Gyaoに行ったら、パスも聞かれずすぐつながって最終回もすぐ観れた。。。パソコンて。。。号泣

そんなこんなで最終回。まだ観てない方は読まないでくださいませ。
こないだこれとは別件でブログを書いた「パラレルワールド」がここでも出てきてビックリ/驚
「時をかける少女」などと同様、同じ時系列に同一人物は2人存在できないっちゅうルールをあてはめれば、
似ていても別次元て考えるのがムリないね、たしかに。

あの胎児腫瘍は、龍馬の血液を浴びた際に細胞がとりこまれて影響を受けたとかなんとかで、難しすぎてよう分からんです
でも、原作漫画とは違う結末なんだよね?
ネットで検索してた時に「夢オチ」みたいに書かれていたのをうっかり見てしまって
気にしてたんだけど、そんなこともなく、かなり納得できる結末だった。
途中やたらとカメラがゆらゆらしていたのは、死んだ龍馬が俯瞰で見ているという演出か?

咲は安寿をひきとって育て、その孫?が未来。でもラストに仁が未来を手術しようとしていたから、
そこでまた失敗したら・・・この主人公は輪廻転生のジレンマから逃れられないとんでもない不幸な人みたいじゃないか?滝汗
理詰めだと分からないけど、「この世に生まれた意味とは?」みたいな、みなが考える普遍的なテーマだったのか。
それぞれしがらみはあっても、その時、その場所で、常にベストを尽くして前へ進むしかないだって言いたかったのでは?

久々、寝食を忘れてドキドキし、泣いて感動して、時間やその他一切忘れて没頭した素晴らしい物語だった。

そうそう、進化した日本の医療費はほとんど負担にならない額で、東洋科みたいな名の部門もあった。
もっと先の未来、高次元では、それこそ政治・経済も土台の概念から違ったよりよい世の中になっているのかもしれない。
1つだけたしかなのは、それぞれの時代、場所で、1人1人が「もっとよくありたい」と願って精一杯生きているってことだ。



「では、みなさん、おさらばえ」




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『アラスカたんけん記』星野道夫

2011-11-23 16:54:44 | 
『アラスカたんけん記』星野道夫/文・写真(福音館書店)

本のうしろに「小学中級むき」て書いてあるw
子ども向けの本は、文字が大きくて読み易い。絵や写真がたくさん入っていて楽しい
道夫さんも意識して平易な言葉を選んで、アラスカに住む人々と動物の暮らしと関わり合いについて書いている。
いろんな著書を通して読むと分かるが、どの本にも書かれている言葉があり、
一生を通じて伝えたかったメッセージだったのがわかる。

画家や小説家は、ときに同じテーマについて執拗なほどこだわり、あらゆる視点から掘り下げようとする。
それはワンパターンてゆうのじゃなく、個性であり、ライフワークなんだろうな。

この本を手にとった子どもたちはきっと冒険家や写真家に憧れを抱き、
遠いアラスカの地がどんなところかドキドキして思い描くことだろう

最後に3週間分のキャンプ用具の説明がある。これは1人でかつぐのかな?!
体力と忍耐力もないとできない仕事だ。



『ナヌークの贈りもの』星野道夫/文・写真(小学館)
どこかで聞いたことある名前だけど、映画化はされてないのかな?

シロクマは氷の世界の王者であり、昔からナヌークと呼ばれていた。
のちに狩人となる少年はある日、ナヌークから話を聞くという構成。
あらゆる命が、あらゆる命を食べて、その命の犠牲の上になりたっている。
カラダにとりこみ、その命とともに生きていくということ。

「少年よ、消えていく命のために祈るのだ。
 われわれは、みな、大地の一部。
 いつの日か、わたしたちは、氷の世界で出会うだろう。
 そのとき、おまえが命を落としても、わたしが命を落としても、どちらでもよいのだ」

道夫さんの生命に対する考え方、写真と文で世界に伝えたかったことは常に一貫している。
それは、ある特定の命が失われて可哀相という単純な同情ではない。
大自然が開発によって失われてはいけないという単純な道徳でもないところが興味深い。



星野道夫公式サイト


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フィギュアGPS フランス大会

2011-11-23 15:49:35 | フィギュアスケート
フィギュアGPS フランス大会

総合司会はいつもの松岡修造と荒川静香。で、こないだから気になってた面白い解説は佐野稔さんだったw
キス&クライの間に絵を描いてたり、選手が使う曲の着メロ配信したり、演出がエスカレートしてる。
短い時間に男女をOAしてるから、かなりはしょってたし。


<男子ショート>

織田信成
なんかピアノを弾くジャスチャーがあったw トリプルでバランスを崩した。難しそうなステップ。
スピンのバリエーションも年々ハイレヴェルになってゆくなあ。大きなミスもなく調子は良さげ。コーチ変えたんだね。

▼ミハル・ブレジナ(チェコ)
尺八や和太鼓を使った曲。アメリカ大会で初優勝。ちょっとスピンが乱れた。キレのいい動きでスピードもある。爽やかなイケメン。

パトリック・チャン(カナダ)
4×3は転倒。スピンの回転も速い。彼独自の技というか芸というかもう極めているんだよね/拍手


<女子ショート>

エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)14歳
初出場初優勝したカナダ。3×3をキレイにキメて、♪タンゴの情熱的な曲も艶っぽく表現。小柄で恐れを知らない自信に満ちた演技。

▼ビクトリア・ヘルゲソン(スウェーデン)
ハリウッド女優みたいな華やかさ。23歳には見えないなあ/驚 ゆったりとしたアレンジの♪マイ・ファニー・ヴァレンタイン

村上佳菜子
3×3は回転不足か?生真面目さが隅々に現れている。終わってやっとホっとした笑顔。

▼アリッサ・シズニー(アメリカ)
♪ばら色の人生 珍しくジャンプが思うように決まらない。本調子でなくても、穏やかな笑顔がプロだな。スピンの速さがハンパない。

▼カロリーナ・コストナー(イタリア)
ジャンプはほぼ決まってたが、珍しくステップでつまづいた。最後は「やっちまったあ!」て表情。

よく考えたら、ここまで繊細な美を堪能できるスポーツはほかにないよね。
露出度の高い水着姿の女性をこんなに大勢でじっくり見る機会も少ないしね


<男子フリー>

織田信成
♪シェルブールの雨傘のジャズアレンジ。表情が硬い。ジャンプが抜けて、膝痛いのかな?
すっかり集中が切れた演技で転倒ばかり。会場からがんばれの手拍子。嗚呼・・・ひさびさ泣き顔/涙

▼ソウ・ナン(中国)
4回転、4×3のスタート。後半早いステップにジャンプはちょっと疲れが見えたか?

パトリック・チャン(カナダ)
4×3もキレイにきめてため息の出るジャンプ。ステップでバランスを崩した。真っ赤なラテン的な衣装はあんまし
トリプルルッツも崩れた。それでも集中を切らずに1つ1つを丁寧にこなしているのはさすが。
難しいプログラムなだけに「それをこなすのが憎いですよねえ!」てやっぱ解説面白いw
キス&クライでの髪がクシャクシャなのも憎めない。これで優勝。


<女子フリー>

▼ビクトリア・ヘルゲソン(スウェーデン)
クリスマス仕様な両腕にボンボンが付いた衣装。ミュージカル曲を優雅に舞った。

村上佳菜子
後半のジャンプいくつか抜けた。表情ももう少し柔らかく作れたらもっといいのにね。
スピード感ある曲のほうが似合ってるけど、ゆっくりな曲調が課題なのかな。

▼アリッサ・シズニー(アメリカ)
長めの紺色衣装がシック。ジャンプは本調子ではなさそうだけど、技術力と集中力でなんとかまとめた。
佐藤有香コーチ夫妻がココロの支えとなったそう。

▼カロリーナ・コストナー(イタリア)
後半にも安定したジャンプを決めて、すこしスピードアップしたステップ。

エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
素顔は引っ込み思案だとゆってたけど、試合では勝気な自信に満ち溢れてる。
途中から情熱的なラテンリズムに乗って、色気のあるステップ。
一転して静かな曲調に変わり、見ていてもエンタテイメント性があるプログラム。
最後にまたスピードアップ。見ていて気持ちいい演技。素晴らしい14歳!
フランス大会優勝。ファイナル出場決定。

2位コストナー、3位シズニーもともにファイナル出場決定。4位の村上。

週末はロシア大会。羽生の完璧な演技が見たい。


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