Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

自民党・山崎氏「核実験やって良かった」

2007-09-20 | 拉致・北朝鮮問題
 自民党・山崎氏「核実験やって良かった」<9/18 23:32>

 自民党・山崎前副総裁は、18日午後に行われた講演で、去年、北朝鮮が行った核実験を「北朝鮮の実態を知る上で良かった」と発言した。

 山崎氏は講演で、次の内閣で北朝鮮の核問題などを解決したいと強調した上で、「10月に(北朝鮮は)核実験をやった。あれはやらせて良かった。(北朝鮮が)核兵器を持っているのか持っていないのか、憶測が乱れ飛んだ。それがはっきりした。そういう意味で良かった」と、去年の核実験は、北朝鮮の技術力を知る上で良かったと述べた。しかし、核実験を肯定したと受け取られかねないだけに、波紋を広げそうだ。
 

 「10月に北朝鮮は核実験をやった。あれはやらせて良かった。北朝鮮が核兵器を持っていることがはっきりしたことがよかった」と、山崎前副総裁。

 いったい、どう良かったのか凡人には分かりませんが、まあ、確かに北朝鮮にとっては良かったのでしょう。あれを契機にアメリカと仲良くなれたんですから。(山崎氏の評価の基準は「北朝鮮にとって」なのでしょう。)

 いわゆる親米保守は、「北朝鮮が瀬戸際政策をやればやるほど、国際的に孤立する。そのうち、アメリカから軍事制裁されるから、暴れるだけ暴れればいいのだ」と論じていましたが、現実は大違い。北朝鮮が核保有国になったとたん、アメリカの方から妥協を始めたのです。アメリカの真意がどの辺にあるのかは分かりませんが、核を持たない国には厳しく、核を持つ国には優しい「強きをたすけ、弱きをくじく」外交だ、ともとれます。

 それにしても、「アメリカの正義」というのはどこにあるんでしょうね。同盟国であるとされる日本には、「従軍慰安婦非難決議」を突き付け、テロ国家・悪の枢軸とまで言っていた北朝鮮に対しては、「泥棒に追い銭」↓ですからね。

米、北朝鮮に2500万ドルの重油支援を検討…ロイター
特集北朝鮮の核実験


 【ワシントン=坂元隆】ロイター通信は12日、米政府が北朝鮮に対して2500万ドル(約28億5000万円)相当の重油支援を検討していると報じた。

 支援検討を議会に通知する政府文書を入手したとしている。支援の時期や条件は明らかでないが、来週にも開かれる北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議本会合で、北朝鮮に対し一層の核放棄に向けた措置の実施を促すのが狙いとみられる。

 ロイター通信が入手した文書によると、北朝鮮による核施設の無能力化と核計画の申告に向けた進展が見られており、米国によるエネルギー支援を開始する「十分な正当性」があると米政府は判断したという。
(2007年9月13日12時52分 読売新聞)


 もしかしたら、アメリカの仮想敵国は、日本なのかも知れませんよ。(笑)

 ところで、福田康夫氏が、「拉致問題を解決するのだ」と言ってましたけど、どうせ、山崎氏と呼応した北朝鮮に都合の良い解決策でしかないのでは・・・と思われます。福田氏の今後の動向に注意しましょう。


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