Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

パール博士の嘆息

2007-03-20 | 媚米
 昭和27年、サンフランシスコ講和条約の発効後、田中正明氏の「日本無罪論」の出版に合わせて来日したパール博士は、記者団の、日本独立の印象についての質問に、こう答えたそうです。

 「日本は独立したといっているが、これは独立でもなんでもない。」

 「しいて独立という言葉を使いたければ、半独立といったらいい。」

 「独立国家には四つの条件が具備されればならぬ。
  ①国家の基本法である憲法は自分たちの手で書く。
  ②自分の国土(領土)は自分たちが守る
  ③国家の祭祀・信仰は何人からも干渉を受けない。
  ④子弟に対する教育も同様に、他国からの干渉を排除して、自分たちの意志に基づく」・・・。

 パール博士がもし今の日本を見たらなんと思うでしょうか。「あれから半世紀も経つのに、未だに日本は惰眠から目覚めようとしないのか。何という無気力な国だ」と思われても仕方がないのでは・・・。

 ①憲法については・・・アメリカからの押し付け憲法を改定することも出来ず、②防衛については・・・自国の領土を自力で防衛することも出来ず、③祭祀については・・・靖国参拝を中韓に干渉され、④教育については・・・教科書の記述を中韓に干渉されている、そんな日本は、パール博士の判断を仰ぐまでもなく独立国とは言えません。

 それどころか今や、年次改革要望書によって、日本社会の有り様まで変えさせようとするアメリカに、唯々諾々と従い続ける日本。「従軍慰安婦の強制連行」という有りもしない罪をアメリカ等の周辺国に指弾されても抗弁できない日本。独立国になるどころか、ますます周辺国に対する隷属度が高まっている日本のこの姿に、さぞかしパール博士も嘆息することでしょう。




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2 コメント

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おっしゃる通りです (鮎川龍人)
2007-03-21 10:34:51
本当に深刻な問題です
しかもマスコミはこの手の論評を絶対に出さない

そもそも独立国の国土に、その国の軍隊よりも大きな他国の軍事力が存在することなど在り得ないわけです

尖閣諸島はともかく、竹島や千島の例を見ても、在日米軍が日本の国益の為に動くことは無いわけです(その為にこそ、憲法九条は機能している)

同盟と言っても、対等の政治的同盟ではなく、不平等な経済主体の同盟に過ぎない

そして国内の反日勢力の存在

ブッシュが靖国参拝を希望した時に、小泉首相とともに公式参拝していれば、今の現実は無かった

全く嘆かわしい限りです
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Re:おっしゃる通りです (上田真司)
2007-03-22 01:02:36
ようこそ、鮎川龍人さん。

>本当に深刻な問題です
>しかもマスコミはこの手の論評を絶対に出さない

マスコミは、国民に「奴隷の平和」に安住せよと説いているような気がします。

>そもそも独立国の国土に、その国の軍隊よりも大きな他国の軍事力が存在することなど在り得ないわけです

グアムあたりに退いて欲しいものです。

>尖閣諸島はともかく、竹島や千島の例を見ても、在日米軍が日本の国益の為に動くことは無いわけです(その為にこそ、憲法九条は機能している)

この種の揉め事に対して、在日米軍が睨みを利かしてくれれば、少しは存在価値を感じるんですけどね。

>同盟と言っても、対等の政治的同盟ではなく、不平等な経済主体の同盟に過ぎない

最近の安保は、むしろ、日本の封じ込めと言うか、フタの役割をしているような気もします。

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