「拉致進展」明確化を 対北朝鮮支援の条件
2007年4月8日 02時01分
中国の武大偉外務次官と、米首席代表のヒル国務次官補が日本側にそれぞれ「拉致問題の進展」の定義を明確化するよう要請していたことが7日、分かった・・・。
日本政府は、かねてより「拉致問題の進展なしに支援はない」という原則を主張していましたが、これに対して、米中両国が、「拉致問題がどうなれば 対北朝鮮エネルギー支援を行うのか」と日本に聞いてきたというわけです。
武氏は3月、日本政府関係者に「北朝鮮に対し、拉致問題の再調査に踏み切らせることができれば進展ではないか」との考えを伝達したそうですが、中国としては、「再調査」を「拉致問題の進展」と定義せよと日本に言いたいようです。
以前、前首相が再訪朝した際、「再調査」を北朝鮮が約束しましたが、その結果が、偽遺骨だったわけで、「再調査」などといったところで、その当時の状況に戻るだけの話です。それの何処が、「進展」でしょうか。
日本政府が、「再調査=拉致問題の進展」という定義をすれば、北朝鮮が形ばかりの再調査をする事によって、これ以上、エネルギー支援を拒む理由が無くなってしまうわけで、日本政府は下手な言質を与えないようにして貰いたいものです。
人攫い犯罪国家に対しては、彼らが人攫いの実態を全て明らかにして、全ての被害者を日本に帰国させるまでは、何の支援も与えるべきではありません。
この記事では、中国のみならずアメリカまで、エネルギー支援をさせるべく、日本の背中を押しているという事です。これが本当なら、アメリカのやっていることは、同盟国のやるべき事ではありませんし、人権大国のやるべき事でもありません。
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2007年4月8日 02時01分
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で議長を務める中国の武大偉外務次官と、米首席代表のヒル国務次官補が日本側にそれぞれ「拉致問題の進展」の定義を明確化するよう要請していたことが7日、分かった。日本は対北朝鮮エネルギー支援への参加条件として「進展」を求めているが、武氏は北朝鮮による拉致問題再調査実施を「進展」と受け止めることも提案していた。複数の協議関係筋が明らかにした。 日本は、拉致問題の全面解決を求める立場から「進展」の明示をあえて避けている。しかし米中が明確化を求めたことで、日本の重視する拉致問題が6カ国協議全体の障害になることを両国が強く懸念している実態が浮き彫りになった。 武氏は3月、日本政府関係者に「北朝鮮に対し、拉致問題の再調査に踏み切らせることができれば進展ではないか」との考えを伝達。同時に、日本が日朝国交正常化後に北朝鮮に対し実施する経済支援の規模などを具体的に示すことで日朝間の対話を促進すべきだと提案したという。 (共同) |
中国の武大偉外務次官と、米首席代表のヒル国務次官補が日本側にそれぞれ「拉致問題の進展」の定義を明確化するよう要請していたことが7日、分かった・・・。
日本政府は、かねてより「拉致問題の進展なしに支援はない」という原則を主張していましたが、これに対して、米中両国が、「拉致問題がどうなれば 対北朝鮮エネルギー支援を行うのか」と日本に聞いてきたというわけです。
武氏は3月、日本政府関係者に「北朝鮮に対し、拉致問題の再調査に踏み切らせることができれば進展ではないか」との考えを伝達したそうですが、中国としては、「再調査」を「拉致問題の進展」と定義せよと日本に言いたいようです。
以前、前首相が再訪朝した際、「再調査」を北朝鮮が約束しましたが、その結果が、偽遺骨だったわけで、「再調査」などといったところで、その当時の状況に戻るだけの話です。それの何処が、「進展」でしょうか。
日本政府が、「再調査=拉致問題の進展」という定義をすれば、北朝鮮が形ばかりの再調査をする事によって、これ以上、エネルギー支援を拒む理由が無くなってしまうわけで、日本政府は下手な言質を与えないようにして貰いたいものです。
人攫い犯罪国家に対しては、彼らが人攫いの実態を全て明らかにして、全ての被害者を日本に帰国させるまでは、何の支援も与えるべきではありません。
この記事では、中国のみならずアメリカまで、エネルギー支援をさせるべく、日本の背中を押しているという事です。これが本当なら、アメリカのやっていることは、同盟国のやるべき事ではありませんし、人権大国のやるべき事でもありません。
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