Sim's blog

電子工作はじめてみました

デジタル・デザイン・テクノロジ付録基板の部品情報

2009-04-05 12:06:17 | FPGA
デジタル・デザイン・テクノロジ創刊号の付録はLattice FPGAボードの続きになります。

4/10に創刊号が出るデジタル・デザイン・テクノロジですが、Lattice XP2を載せた付録基板がついてきます。


(葵)ちゃんのブログにて、マルツから部品セットが発売されることが紹介されています(記事)。また、先行して、回路図も公開されています(『ディジタル・デザイン・テクノロジ』創刊号付属FPGA基板 回路図公開)。ただし、ログインしないと見れません。せっかくなのでCQ出版のメルマガ用アカウントを取るのもいいかもしれません。(葵)ちゃんの情報も元はメルマガからだそうです。

特殊そうな部品は「SPIフラッシュ・メモリ(M25P20)」と3.3V動作の水晶発振器です。LatticeXP2はフラッシュ搭載のはずなので、SPIフラッシュを何に使うのか不思議です。回路図の方ではAT25F2048Nという型番になっています。AT25F2048Nは幅が広いタイプなので、もしかするとランドにうまく載らないかもしれません。

LatticeXP2のハンドブックを見るとCFG0とCFG1の2ピンを制御することで、内部フラッシュから起動するか、外部フラッシュから起動するかが選べるようです。回路図では、ハンダジャンパで選べるようになっています。とりあえず、なくても困らなそうです。フラッシュだと書き換え回数の寿命があるので外部フラッシュも使えるようになっているといったあたりでしょうか。

回路図では28.636MHzの水晶発振器がついています。28.636MHzということは、何か映像関係の例題でもあるんでしょうか。3.3V用の発振器はラジオデパートのサンエレクトロさんが色々扱っています。秋月にも33MHzの水晶発振器があります(通販コード P-01512)。マルツでは表面実装用の10MHz、20MHz、28.636MHzの取扱いを始めるようです。
表面実装でない缶タイプはマルツにあります(型番でNOHを検索すると出てきます)。缶タイプだと、ソケットだけ実装して付けはずしできていいかもしれません。でも水晶発振器用の4ピンのソケットってあるのかな?

一つ気になるのは5Vから3.3Vを作るのにLM317Tを使っていることです。LM317TってLDOじゃないので、出力より3V以上高い入力を入れないといけなかったと思うんですが、大丈夫なんでしょうか。

FPGAのJTAG信号は、そのままコネクタに出ているだけなので、書き込みにはJTAGプログラマが必要です。shirouさんがダウンロードケーブルの情報について書かれています(記事)。なひたふさんがLattice用のJTAG書き込み器の開発をされています。

いよいよ1週間後(4/10)です。

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8 コメント

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LM317でも大丈夫 (まさちく)
2009-04-05 12:43:38
>一つ気になるのは5Vから3.3Vを作るのにLM317Tを使っていることです。
>LM317TってLDOじゃないので、出力より3V以上高い入力を入れないといけなかったと思うんですが、
>大丈夫なんでしょうか。
LM317は,ドロップアウト電圧が出力電流に依存しますから,200mA程度しか使わないFPGAボードだと2Vも必要ないんです.

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Unknown (marsee)
2009-04-05 14:24:53
マルツからオプション部品のセット(PK-DDT01)と付属FPGA基板と組み合わせて利用するFPGAトレーニング用の学習ベース・ボード「MFPGA-BASE」が発売されるそうです。
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re:LM317でも大丈夫 (Sim)
2009-04-05 15:46:46
こんにちは、まさちくさん
あまり流さないときは、2Vでも平気なんですね。ありがとうございます。勉強になりました。
前のFPGA基板もそうでしたが、FPGAって100mAや200mAは当たり前みたいな感じで、結構いっぱい流れるんですね。
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re:Unknown (Sim)
2009-04-05 15:55:16
こんにちは、marseeさん
学習ボードもでるんですね。まだマルツには載っていないようでした。
FPGAで検索すると、CycloneIIIのスタータキットの扱いがあるんですね。知りませんでした。I/Oが不思議な形のコネクタです。そうでなかったら、すごく欲しいのにと思いました。
DDTにはDVDも付録としてつくみたいですね。ツールをダウンロードしなくてすむので便利そうです。最近のISEとかQuartusは大きすぎて、ダウンロードするのも一苦労です。
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Re: LM317でも大丈夫 (のりたん)
2009-04-05 21:15:20
LM317Tは、適度に出力電流を流してやらないとレギュレーションが悪くなるので、とある工作ではわざわざLEDをつないで20mAほどムダな電流を流してやりました。本当の負荷では20mAも使わないのに。

レギュレータの選定を間違えました。
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Unknown (ノンノ)
2009-04-09 11:48:10
アルテラのシリーズではコンフィグに
EPCエミュレータとして「EPC1+AT17C256」が使えるようですが、
「Lattice」の場合はAT25FXXが使えるようです。
この素子は何が違うのでしょうか?
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re:Unknown (Sim)
2009-04-09 22:45:39
こんにちは、ノンノさん
ちゃんとしたお答えができるか分かりませんが、一応こんなことだと思います。
まず、FPGAに回路を書き込む方法は複数あります。書き込む方法の選択はFPGAの4つくらいのピンのプルアップ、ダウンの組み合わせで決まります。たいていのFPGAボードはディップスイッチやジャンパーで設定できるようになっています。そのうちの一つにSPIフラッシュから書き込むという方法です。Latticeのは普通のSPIフラッシュから直接書き込みできるみたいですが、アルテラはアルテラ専用の特別なフラッシュでないといけないようです(たぶん、それがEPCですよね?)、EPCエミュレータはEPCのピン配置や機能を同等にする基板のようです。
ざっくり、汎用フラッシュと専用ROMは値段が全然違います(汎用フラッシュの方が安い)。ただ、最近は昔と違って汎用フラッシュが使えるFPGAも増えてきているみたいです(未確認)。
LatticeXP2について言えば、内蔵フラッシュがあるので、外付けのは不要ともいえます。このあたりの話はたぶん明日発売予定のDDTに書かれているのでしょうから、勉強してみたいと思います。

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re:LM317でも大丈夫 (Sim)
2009-04-09 22:47:18
こんにちは、のりたんさん
使いこなすのに、色々ノウハウがいるんですね。使わないのに流さないといけないのはエコじゃないですね
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