Sim's blog

電子工作はじめてみました

ESECに行ってきました

2009-05-14 06:20:10 | その他
第12回組み込みシステム開発技術展(ESEC)に行ってきました。たしか去年も行ったような気がするんですが、ブログには何も書いていませんでした。一昨年のはありました。

今年は・・・、ザイリンクスがいないー、アルテラもいないー、TIもAtmelもFreeScale、Cypressもいないー><。テクトロもレクロイもアジレントもいないー。
というわけで、行く前に確認してけばよかったー、と後悔がひとしきり・・・。

今年よく見かけたのはAtom搭載ボードとタッチパネルです。
入り口に撮影禁止と大きく書いてあったので写真は撮っていません。

マイコン関連です。
- ルネサスRXシリーズのカタログが置いてありました。
- SILICON LABのC8051関連の展示がありました。EZRadioという無線通信関係みたいでした。
- ディジインターナショナルさんでZigBeeの開発キット1万円格安販売をしていました。思わず買おうと思ったら、既に売り切れでした。
- Sunhayatoのブースがありました。USB電池ボックスの実物を見てきました。
- Atmelはいませんでしたが、ミスポさんのところにAVR32のボードが置いてありました。現在のラインナップであるUC3AシリーズとUC3Bシリーズに続いてUC3Cシリーズ、UC3Dシリーズ、UC3Lシリーズが出るそうです。Atmelのページにもまだ載っていない(?)情報みたいです。
- 東芝のARMがありました。去年の秋頃からARMチップの製造販売を始めたそうです。サードパーティの評価基板がいくつも並んでいました。

FPGA関連です。
- Xilinxはいなかったのですが、沖情報システムのブースでSpartan 6の評価ボードを展示していました。まだ、エンジニアリングサンプルも出ていないような状況らしく世界最初と言っていました。パッケージになっていなくて、蓋付きのソケットの中に入っていました。ボードはSpartan 6 starter kitといった感じでした。Spartan 6はDDR3のメモリコントローラを積んでいるそうです。
- Alteraはいなかったのですが、CycloneIIIのボードはいくつも見ました。Xilinxより多かった気がします。
- Applistarさんで、ASICのプロトタイピング用のFPGAボードを展示していました。Virtex 5やStratix 3を惜しげもなく並べた贅沢な基板です。聞いてみるとASIC換算で100Mゲート相当の回路規模を実装できるそうです。
- XilinxもAlteraもいなかったのですが、なんとLatticeだけはいました。
富士エレクトロニクスさんのlatticexp2基板を見てきました。ホームページでは、2009年1月リリース予定となっていますが、とっくの昔にできあがっていたようです。
ホームページからコピーしてきた基板画像です。

もらってきたパンフレットから仕様を抜粋します。
ボード名称 LatticeXP2 Training Board ~比叡~
・FPGA LatticeXP2-17 QFP208pin
・SRAM 4Mbit
・ADC/DAC 16bitステレオコーディック
・I/O スイッチ3 LED16
・拡張I/O 60
・電源 DC5V 2.1mmDCジャック
・基板サイズ 70mm×110mm
(抜粋ここまで)
価格は19800円(税込み20790円)だそうです。オンボードで32.768MHzのクロックが搭載されています。
このボードの素敵な所は、ボード上にCPLDでダウンロードケーブルの機能が実装されているので、USBをつなぐだけでプログラミングできることです。また、搭載されているLatticeXP2も17なので、回路がいっぱい入ります。ダウンロードケーブルを買うだけで2~3万円くらいするので、このボードだけで済むのは安くつきます。汎用のI/Oが60本というのもポイント高いです。それも普通の2.54mmピッチです。
その場で販売していたら、すかさず衝動買いしていたはずです。基本は代理店を通してのB2Bの販売みたいですが、個人向けの販売も考えている最中とのことでした。会場にいた富士エレクトロニクスの方には、マルツだとか、個人向けのチャンネルを開いて欲しいとお願いしました。

とりあえず、やたら広いので疲れました。