Sim's blog

電子工作はじめてみました

AVRでISPしてみた

2008-07-18 01:18:59 | AVR
AVRではISP(In System Program?)というプログラム(実行ファイルを書き込む)方法があります。電源電圧をどうするのかとか、分かっていなかったので試してみました。PICは書き込むときは5Vで動作させなければいけないみたいです。

STK500では、VTARGETというジャンパーがあって、STK500から電源を供給するときはショート、STK500から供給しないでターゲットボードの電源を使うときはオープンにするみたいです。世の中一般のSTK500以外のプログラマも同じかどうかは分かりません。

VTARGETをオープンにして、ターゲット基板の電源がはいっているときは、自動でターゲットの電圧を読み取っています。

VTARGETをショートして、STK500から電源を供給するときの電圧はAVR Studioの中から設定します。ターゲット基板にも電源があるときに、VTARGETをショートする(STK500から電源を供給する)のはやめた方がよさそうです。最悪お亡くなりになる危険性があると思います。

ISPのコネクタは三角印のさいているところが1pinです。

試してみた様子です。

電源はUSBの5Vを秋月の「FT232RL USBシリアル変換モジュール」で3.3Vに変換してもらっています(通販コードK-01977)。通信もこれで行っています。AVRも秋月で買ってきたATMEGA88です(通販コードI-02268)。外にクロックをつけず内部発振で動作させています。最高速は8MHzです。LEDチカチカとシリアルポートを動かしてみました。

今回はターゲット基板に電源があるのでVTARGETのジャンパーは取り外しています。

プログラマからの接続の様子です。


マニュアルに載っているピン配置は基板側のものなので、コネクタ側から見ると左右逆というか裏返しになっているので注意が必要です。

ケーブルの赤い線のついているところが2pinだったりするのが多少罠です。

共立エレショップで「AVRWRT用ブレッドボードISPケーブル/QII6SQI」というのを売っていて、便利そうです(写真ページへのリンク)。

たぶん、そんなに間違ってないつもりですが、もしかして思いっきり間違いかもしれません。とりあえずはまったのは、ピンの向きと、電源をいれないままプログラムしようとしていたことの2つです。初心者がどのような勘違いをするかとか、どんな間違いをしやすいのか、について参考になればいいかと思います(笑)。

AVRを抜き差ししないでいいのはとても便利です。STK500側から電源を供給するのは、間違ってターゲット基板を壊してしまう危険性があるので、あまり使わない方がいいと思いました。その意味では、安全策としてVTARGETのジャンパーは普段からはずしておく方がよさそうです。