Sim's blog

電子工作はじめてみました

Spartan-3A Starter Kit 気づいたことのメモ

2007-04-03 01:26:29 | FPGA
- user's guide (ug330.pdf)が微妙にアップデートされている。以前のものにはオーディオの説明はなかった。一応表紙にはpreliminaryとなっている。バージョンはV1.1で日付は2007/2/15。

- Spartan-3E Starter Kitになくて、最初公開された写真では謎だった2つのコネクターはJ2がDifferential Recceive HeaderでJ15がDifferential Transmit Headerということらしい。それぞれ34pin (2x17)で、そのうちの12本が信号線で残りの22本がGNDと3.3Vになっている。6組のdifferentialとしても使えるが12本のsingle endとしても使えるらしい。

- 6pinの拡張ヘッダは3組から2組に減った。3EのときのJ4(オス)がなくなっている。ただし、基板上にパターンはあって、穴にはんだが埋めてある。もしかすると、自分で増設できるかも。

- ISE 8.2で、コンフィグしようとすると、xc3s700aのBSDLファイルがないと怒られた。しかたないのでダウンロードして、ISEをインストールしてあるフォルダーに適当にほうりこんだら、動くようになった。ただし、8.2IPアップデート3はあてていない状態の話。いずれにしろ、ISE 9.1をインストールしろということか・・・。

- SUSPENDスイッチというのがついた。いまいち何かよく分かっていないが、動作中にスイッチをSUSPEND側にすると、動作が停止して、RUNに戻すと続きから実行してくれる。ただし、powerスイッチを切るとあたりまえだが状態は消える。
※※フラッシュに書き込み中にSUSPENDしないようにとマニュアルには書いてある※※

- LCDは、以前は4pin接続だったが、8pin接続になっている。

- マスターシリアルモードのジャンパー設定(xcf04sからの起動)
J46 CE PROMとGNDをショート (DONEとCE PROMでもいい)
J26 M0 ショート,M1 ショート,M2 ショート
J16 PROG_B オープン

- オーディオ端子はステレオ対応。1bitのみでD/Aなし。PWMで出力?

- 元の価格は$199で今は$225。対応するマルツ価格は税込みで25000円と29400円。

- 外国用のコンセント変換アダプタがはいっていた。

- JTAGチェーンは3個から2個に減っている。以前はCPLDも見えていたが、見えなくなっている。基板上にはXC2C256というのが載っているので、一応CPLDはいるみたいだ。

4/8 追記 3EはCPLDは2個載っていました。3Aになって1個減ったことになります。

Spartan-3A Starter Kitがきた(4)

2007-04-03 01:02:29 | FPGA
XilinxのページはちょこちょこURLが変わるので探すのがたいへんだから、Spartan-3A Starter Kitの機能をXilinxの購入ページからコピペしておく。

サポートするデバイス
# Spartan-3A

主要機能
# ザイリンクス デバイス: Spartan-3A (XC3S700A-FG484) と プラットフォーム フラッシュ (XCF04S-VOG20C)
# クロック: オンボードの 50 MHz クリスタル オシレータ ユーザー クロック用オプション スロット
# メモリ: 4 Mbit プラットフォーム フラッシュ PROM 、 32Mx16 DDR2 SDRAM 、 32 Mbit パラレル フラッシュ、 2-16 Mbit SPI フラッシュ デバイス
# アナログ インターフェイス デバイス: 4 チャネルの D/A コンバータ、 2 チャネルの A/D コンバータ、信号用増幅器
# コネクタとインターフェイス: イーサネット 10/100 PHY 、 JTAG USB ダウンロード ポート、 9 ピン RS-232 シリアル ポート x 2 、 PS/2 キーボード/マウス ポート、 4,096 色の15 ピン VGA コネクタ ケーブル、 FX2 100 ピン x 1 と 6 ピン拡張コネクタ x 2 、 標準ヘッダ ピンに利用可能なユーザー I/O x 20 、 PWM オーディオ用ステレオ ミニジャック、ロータリ/プッシュ ボタン機能スイッチ、独立した LED 出力 x 8 、スライダ スイッチ x 4 、 プッシュ ボタン スイッチ x 4
# ディスプレイ : 16 キャラクタ - 2 ライン LCD

Spartan-3A Starter Kitがきた(2)

2007-04-03 00:40:20 | FPGA
デモのメイン画面。右側の絵が勝手に拡大、縮小、回転、平行移動している。ロッタリーエンコーダとボタンを使って自分で拡大縮小・・・することもできる。画面サイズは60HzのVGA。

オーディオ端子では、各国の言葉で「Spartan-3A Starter Kitをご購入いただきありがとうございます」みたいなことをしゃべった後、何か音楽が流れている。音量は一応調節できるが、かなり大きいので注意する。かなり音が割れててお世辞にもいい音とは言えない。

ところで、これはなんという曲なんだろう。Spartan Ageって連呼してるだけみたいにも聞こえる(そら耳アワー状態)。

ここから、他のアプリをブートできる。
1. DNA Reader(?)
2. フラクタル
3. RS232Cターミナル
4. パラレルフラッシュプログラマ

絵的におもしろいのは2.のフラクタルなので、次に貼っておく。

Spartan-3A Starter Kitがきた(1)

2007-04-03 00:32:30 | FPGA
マルツに注文していたSpartan-3A Starter Kitがきました。3/31まで25000円の割引き価格で4/1からは29400円になるというので、ついつい買ってしまいました。

大きさはSpartan-3E Starter Kitより、ちょっと大きいくらい。Eの横がAの縦と同じで、Eの縦よりAの横が1cm長い。

左上の方のジャンパーは電源関係なので、触らない方がよさそう。出荷時期によっても変わると思うけど、今回の出荷時設定は
J46 オープン。ジャンパーpin 1個
J26 (M0, M1, M2) オープン。ジャンパーpin 3個
J16 オープン。ジャンパーpin 1個
J1 オープン。ジャンパーpin 0個
という状態でした(ジャンパーpinは計5個)。要は全部オープン。
一応「Start Here」というドキュメントがついてくるけど、あいかわらず役にたたないというか、上記のジャンパー設定をどうすればいいのか分からないし、絵に描いてあるジャンパー設定は間違いあるし・・・。

xilinxのリファレンスデザインのページに「Restoring Out-of-the-Box Designs」というのがあって、出荷時設定に戻す方法が解説してある。ここのpdfを参考にすると動かしかたが分かる。以下でdemoの動かし方を説明する。

Spartan-3A Starter Kitには4つのFlashが載っていて、デモ自体はAtmelのシリアルflashに書き込まれている。一応、出荷時に何が書き込まれているかというと、次のようになっている。
- platform flash xcf04s (4M bit) ボードテスト
- Atmel serial flash AT45DB16D (16M bit) デモ
- ST serial flash M25P16 (16M bit) デモ用の音声(!)
- ST parallel flash M29DW323 (32M bit) グラフィック(デモ用?)

要はAtmel flashから動かせばいい。ジャンパーは次のようにする。
J46 オープン (xcf04sをdisable)
J26 SPIモード (M0 オープン, M1 ショート, M2 ショート)
J16 オープン
J1 縦向きに2個装着 (ちなみに横向きに装着するとSTを選択することになる)

5個のジャンパーのうち4個使う。デモはVGAとRS232C、そしてオーディオポートを使用するので、つなげておく。あとは電源をいれるか、PROG_Bのボタンを押すとデモがスタートする。
※※※デモのオーディオは、かなり音量が大きいので注意※※※

デモ自体はかなりこっている。
- 本体付属のLCDへの表示
- RS232C(115200bps)との入出力
- LEDちかちか
- ロッタリーエンコーダとボタンを使ったメニュー選択、画像スクロール、画像回転(!)
- オーディオから音声出力。
- 4種類の他のアプリのマルチブート。
デモそのものの説明はリファレンスデザインの「Demo Design for the Spartan-3A Starter Kit Board」に説明がある。
複数の画像を貼る方法があいかわらず分かっていないので、デモ画面は続きに貼ります。