人は縁・花は色

花と旅の風景などの記録を紹介したくて
開設しました。

緩和ケア病棟へ

2018-03-16 16:06:26 | 日記
50年来の親友が昨年から体調崩し入退院を繰り返していました。
入院したときは、携帯でおしゃべりをし、退院してからはまだ運転できたので
家でお洒落しながら雑談をしたりと、友も気を紛らわしていました。
今まで病気一つしたことも無く看護士として、定年になってからは
老人ホームで働き皆さんからも慕われていた友なんです。

最近電話でもう運転できないと知らされ、近いうちに訪問しようと思ってた矢先
今日妹さんに乗せられて来てくれました。

最初に出た言葉が[来週から緩和ケア病棟に入所する事になったの]といいます。
延命治療やめることにしたそうです。色々治療したけど友に合う治療法が無くて
本人も諦めたといってました。職業か゛らか話す言葉もあまりにも淡々としていて
何ていって慰めていいのやら言葉も見つからずに居たら、
妹さんが[姉ちゃん、写真撮りたいから化粧して綺麗にしもらっては?と
言うので本人も[最後かもね]と笑いながら身を任せてくれました。

メークもしてあげたら可愛い人だったので綺麗になりましたよ。
満面の笑みでポーズを作ってくれたので、妹さんも私もシャッター押しました。
私は今度お見舞いに行く時現像して渡そうと思っています。

友の独身時代からおばぁちゃんになるまでの経緯全部知っている私は
本当に慰める言葉が見つからないのです。友は幸せだったのかな~
今は一日でも長く生きて欲しいと願うだけです。

[久しぶりに沢山笑ったよ]と元気よく帰って行った後姿を見て、涙が・・・







コメント (10)
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