本堂前の急な石段は満願なったお遍路さんが越えなければいけない最後の試練です。
西美濃三十三霊場第一番札所である両界山横蔵寺から、信仰の山妙法山（６６７ｍ）の山麓をぐるりと回り込んだ所に谷汲山 華厳寺があります。
湖底に沈んだ徳山村の八つの集落にちなんで命名された「徳之山八徳橋」がまたぐ湖の水量は浜名湖の２倍、面積は信州の諏訪湖に匹敵するとのことです。
湖の北方約１０Ｋｍにうっすらと白いものを覆った信仰の山「能郷白山」の手前の冬枯れの山に日がさしています。紅葉の徳山湖あたりも間も無く冬支度です。
徳山会館に立ち寄り徳山湖低に沈んだ村の記録を見学しました。のどかな谷あいの村を消滅させた時代の流れに、村人の方々の思いはいかがだったのか考えさせられました。
重要文化財の仁王門の二階は鐘楼となっています。色は落ち、ひび割れた木の地肌をさらす柱や壁のむこうの紅葉が鮮やかでした。
