鮎にはわずかに鵜のくちばしによる傷がついていて、これがまた鵜飼の獲物の価値を高める印とのことです。鮎たちは高級料亭へ直行とのことでした。 「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」 船着場の近くに芭蕉の句碑がありました。
鵜飼イベントのある意味主役を演じた鵜たちはこの夜の仕事が済んでホット一息ついているのでしょうか。船べりにとまって同僚と何か鳴きかわしているようです。喉から吐き戻された小魚のうち雑魚は彼らの今夜のお食事になります。
鵜飼の漁が終わりました。鵜舟を観覧船の横の浅瀬に停めて、活躍した一羽一羽の鵜たちを船べりに引き上げて最後の仕舞いを観客に見せてくれました。鵜は鮎だけでなくたくさんのいわゆる雑魚(ざこ)を飲み込むと聞きました。