枝に雪を張り付けた木々の間から厳しい西穂高岳の岩稜が目と鼻の先に聳えているのが見えました。
雪の回廊を少し進むと小さな小屋があります。この時期でなければ後１時間程で西穂高山荘に行ける場所ですが、今日はここまでとしました。これ以降は、今年から小屋にある登山届を出して登ることが義務付けられたようです。
昨夜木の枝に降り積もった雪が解け始めたのですが、朝方の気温がぐっと下がって氷柱になりました。風があれば吹き払われてしまったはずですがこの日は無風でした。シラビソの枝に積もった雪は打ち払われることなく少しずつ解けてきます。
雪の回廊をたどって行く先は西穂高岳ですが、さすがに今回はそこまでは行けません。新雪を踏みしめる時、足元で鳴るキュッツ、キュッツという音を楽しみながら散歩しました。
ロープウエイ終点に到着直後に雪の回廊に出てみました。せっかくの新雪の風景をまじかに見たいと思ったのです。雪をかぶった木々の向こうに笠ヶ岳が聳えています。左下から二階建てのロープウエイが上がって来ます。見えるでしょうか。
