全行程の半分くらいのあたりの工事現場は、ケーブルカーの終点とのこと。ジェットコースター・トラックの代わりにゴンドラに乗って高度を稼ごうとの思惑です。ところが、ガイドさん曰く、「利用するのは外国の観光客ぐらいでしょう」。
しばらく走ると曲がりくねった急坂を帽子が飛びそうになるほどのトップスピードで走り始めました。でこぼこのコンクリート舗装を疾走するトラックの荷台で満タンの水のペットボトルが床をゴロゴロ転がり回りますが、目の前のバーから手を放すことができません。
隣のトラックはすし詰め状態です。ガラ空きのこちらに向ける目が少し気になりましたが、委細構わず出発です。
座席は７列、シートベルトはありますが、特に着用するようにとの注意はありません、安全確保は自己責任ということですね。なぜか地元の人と兵隊さんが一人ずつ便乗しました。
ツアーの私たちはガイドを含め一行６人専用のトラックをチャーターです。後方から乗り込み前の席に行くには天井につかまって席の上を渡り歩きます。２０Ｃｍくらいの固い椅子に腰をかけ目の前のバーを握りしめ、足を踏ん張ります。