いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

雨のにおい

2008年07月13日 | 考える
外出するついでに
たまには歩こうと思い、

駅と駅の間を歩く。
晴れていた空はだんだん曇ってきて、
遠くで雷も鳴っている。

傘を持っていないが、
雨は降るのだろうか・・・

そう思っていると、
突然の大雨が。
夕立だ。

近くのビルのピロティーに駆け込む。
外を見ていると、大粒の雨が地面を叩く。

焼けたアスファルトで蒸発する雨。
小さいころ、外で遊んでいて、
よく嗅いだにおいだ。

夏が来た。
それを臭ったとき、そう思った。

このごろ、外に出る機会もなく、
クーラーの効いた部屋でガラス越しに
外を見ていることが多かった。

子供のころに感じた、風や雨や太陽と
しばらくご無沙汰している自分がいた。

雨はすぐに止み、ビルから出てまた歩き出した。
立ち止まらずに。
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