いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

月光

2009年05月31日 | 考える
妻Mと娘Rが妻の実家に帰っている。
1週間の予定だ。

自分は一人ですごすことになる。
昨日の夜家に送って、
起きたら一人だ。

普段はRに顔をぺしぺしされて起きるが、
今日はそんなこともない。
さぞかしさわやかな目覚めかと思っていたら、
朝方悪夢を見てひどい目覚めだった。
夢の中でも会社とRの世話のことが出てきた。

自由な自分の時間を手に入れたが、
それは心の底から「解放された!」という感じではなく、
結果としての解放という感じのものだ。

朝は静かだ。
のろのろと起き出して顔を洗う。
CDをつける「ピアノ全曲数だ」

スピーカーから曲が流れてくる。
「月光」だ。

ふと思う。
闇夜がなければ、月光は見えないのだと。

普段は3人で暮らしているので、
その賑やかさ、他の人がいることに対する感謝、
そういうことに気づかないけれども、
2人がいなくなることにより、それに気づかされた。

人生とは砂漠のようなものだけど、
その時々にオアシスがある。
だからこそ生きていける。

たどる道すべてがオアシスだったなら、
当たり前すぎて感謝もしなくなるのだろう。
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