しるぼの独り言。。

三重県四日市市でしがないパソコンインストラクターしてます。コメントはブックマークの足跡帳にどうぞ(*^-^*)

その都度終わる内容に。。

2007年03月09日 | パソコンインストラクター
年配の初心者の方のサークルのパソコン講座の講師を担当させてもらってます。
毎月1回、3時間の講座です。Word、Excel、ホームページビルダーの講座で、内容や進め方は私に任せてもらってます。

こういう講座は、毎回出席できる人ばかりではありません。
若い人、パソコンに慣れた人だけの講座なら、1回くらい講座を休んでも、その方は自分で補習するなどして、なんとかついていけるでしょう。
特に年配のパソコンに不慣れな方の集まりですから、1ヶ月前のことすら半分は忘れてるのに、1回休んでしまうと殆ど忘れてます(^_^;)
講座で取り扱う課題が連続したものだと、1回休んだだけでもう解らなくてやる気をなくし、次から「もういいいや」ってなって来られなくなってしまいます。

ですので、講座の課題はできるだけ短くというか簡単にして、その都度終われるものにしています。
それで、1回休んでも、内容に無理なく入っていけるようにしています。
前回の復習・説明もしつつ、新しい内容に進んでいく、講座の課題などは時間内に終わる、前回から参加の人には新しい内容、前回休まれた人向けに復習確認の部分も入れるというふうにしています。

講座によっては、その内容に関しては初参加、という人もおられます。
そうすると、その方は前回の内容は聞いてないわけですから、必要な部分はもう一度説明し直す必要があります。
かと言って前回出席された方は、前に聞いてる内容ですから、同じことをそっくりそのまま繰り返すわけにもいきません。時間もありますし。
で、どうしてもその初参加の人の質問や操作の説明もしないといけないですから、講座の時間が取られることがあります。しないわけにもいかないし、時間をかけすぎても、他の人を待たすことになり、白けさせてしまいます。

全ての人がついていけるようにと配慮しすぎると逆に、毎回参加のある程度操作できる人を待たせたり解り切った同じ内容をくどくど説明して退屈させたり迷惑かけるし、かといって操作に不慣れな人で前回欠席された方に、休んだのはあなたの都合だからといって、基本的操作や前回の内容の必要基礎部分を説明しないとついていけません。

要はバランスの問題なんですよね。全ての人ができるようにするのが理想ですが、現実は無理なので、その講座でのターゲットを決めて(初級者、中級者、上級者レベルなのかなど)進めて行くのが一番いいような気がします。

八方美人で全員できるようにしようとすれば、あちらを立てればこちらが経たず、角を矯めて牛を殺すで、細かいことに気にしすぎて全体を駄目にしてしまっては意味がない。
ジレンマですが、全ての人を満足させることは無理ってことですよね(^_^;)

角(つの)を矯(た)めて[=直して]牛を殺す
少しばかりの欠点を直そうとして、却(かえ)って全体を駄目にする。枝葉の事に関わって、肝心な本体を損(そこ)なうこと。
類:●葉を欠いて根を断つ
出典:玄中記(げんちゅうき) 博物誌。中国六朝時代。東晋の郭璞(かくはく)。

「あちらを立てればこちらが立たず」
“It must be either one thing or the other.”〈一方かもう一方かのいずれかでなければならない〉

八方美人
a person who is affable to everybody / everybody's friend.
・ 彼は八方美人だ
He tries to please everybody.
・ 政府の外交政策は八方美人的だ
The government's diplomatic policy is to try to be every nation's friend.